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ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)向けゲームソフト『SUPER BOMBERMAN R』の感想。オンライン対戦の「ネットでバトル」における遅延とカクカクな動作が残念すぎる。ストーリーモードでは凡ミスを連発。それでも悲しいことにボンバーマンは面白い。ゆえに勿体無い。
(このページでは、株式会社コナミデジタルエンタテインメントを代表とする共同著作者が権利を所有する画像を引用しております。©2017 Konami Digital Entertainment)
ニンテンドースイッチのローンチタイトルの一つ『スーパーボンバーマンR(SUPER BOMBERMAN R)』をプレイしました。
オンライン対戦での遅延とカクつきが非常に残念。ストーリーモードにおける立体的なステージは、操作しているキャラクターを見えづらくしてまうことが多少ありますが、高さの概念はある程度は面白さにつながっています。
ただステージが一面的でないこと、スティックだと操作しづらいこともあり、凡ミスを連発してしまう作りになっています。
けれどもやっぱりボンバーマンは面白いです。それゆえに「もったいない」という行き場のない感情が残りました。『スーパーボンバーマンR』は本当にもったいない作品です。
目次
オンライン対戦の遅延問題が残念すぎる
『スーパーボンバーマンR』はキャラクターを操作して爆弾(ボム)をステージ上に配置し、その爆風によって壁を破壊したり敵を倒したりしていくアクションゲームです。
ストーリーモードでは全50面以上の立体的なステージと個性的なボスが用意されています。バトルモードでは最大8人と対戦できる「みんなでバトル」と、インターネットを利用したオンライン対戦の「ネットでバトル」が可能です。
『スーパーボンバーマンR』で最悪なのは、オンライン対戦で遅延が発生していることです。Joy-ConやProコントローラーでボタンを押しても、画面上では結果が遅れて反映されるのです。キャラクターを操作してもボムを狙った位置に置けないですし、角を曲がろうと思ってもうまく曲がれません。しかもほぼオンライン対戦にだけ、カクつきがたまに発生します。
なので自分から攻めに行かない方が勝てます。プレイヤーは遅延を考慮して戦わないといけません。とてもストレスのあるオンライン対戦となっています。
ストーリーモードでは遅延はほぼ感じられない
『スーパーボンバーマンR』は罪な作品です。遅延を気にしてプレイしないといけませんから。ただストーリーモードは一応、遅延は発生しないようです。少なくともProコントローラーとTVモードの組み合わせなら大丈夫になったみたいです。
しかし最初はストーリーモードでも遅延が発生していて、やたらと残機が減ってしまう事態に陥りました。とりあえず今は大丈夫っぽいです。
凡ミスを連発してしまう
『スーパーボンバーマンR』ではステージが立体的に、グラフィックはフォトリアルになりました。一層・二層・三層…と高さの概念があり、最初は「ボンバーマンも変わったんだなぁ」と思っていました。
が、実際にプレイしてみるとキャラクターが見えづらい時があります。ブロックが重なっているところから敵が急に現れたり、操作している自分のキャラクターがどこにいるのか分かりづらかったりと、面白さよりもデメリットの方が勝っている場面がちょっとあります。
キャラクターの移動にも難があり、移動そのものが少し難しいです。Joy-Conのスティックを使うのは負担がなく楽ですが、実戦向きではないです。
Joy-Conの十字ボタンよりもProコントローラーの十字キーを使用した方が遥かに操作しやすく、Proコントローラーを使っていると楽しい感情が生まれます。しかしそうは言っても移動が難しいことに変わりありません。
爆風を避ける時に細かな調整が必要なのです。例えば自分の真横にボムを置かれてしまったとします。そのボムの爆風を避けるためには十字ボタンかスティックを利用して一マス上に逃げるのが良いのですが、スティックの場合、繊細にスティックを上にあげないと一マス分の移動ができません。
この「一マス分の移動」が『スーパーボンバーマンR』ではまあまあ難しく、これは遅延問題と同等に扱われるべき欠点です。この移動の難しさに加えてステージは立体的で視覚的に難があり、難しさが上乗せされているのです。
また雑魚モンスターの移動が時たまにいやらしく行われることがあり、「雑魚モンスターに触れないように移動しているつもりなのに、当たってしまって残機を減らし続ける」という凡ミスをストーリーモードではよく起こしてしまいます。
ただJoy-Conの十字ボタンよりも、Proコントローラーの十字キーを利用すればかなり操作感は改善され、操作の難易度は下がります。オンライン対戦ではストーリーモードよりもステージが単純になるので、ステージにもよりますがキャラクターの位置は断然見やすくなります。
ジェムを稼ぐのが面倒くさい
が、凡ミスを起こしてしまうのは僕が下手クソだからかもしれません…、と一応言っておきます。
ストーリーモードは二人で協力して進めることも可能ですが、残機は互いに共有しているので、片方のプレイヤーが下手だとジェムを消費してコンティニューし続けることになります。別に途中でギブアップしてもいいのですが、「せっかくここまで来たんだから…」という心理が働いてコンティニューせざるを得ません。
ジェムが枯渇するとそのステージではコンティニューできなくなり、強制的にゲームオーバーになります。一度でもジェムを使い切ってしまうとストーリーモードの進行に支障をきたします。なぜなら上記でも述べたように『スーパーボンバーマンR』では凡ミスを連発してしまう作りになっているからです。
ジェムが無くなったらオンライン対戦のリーグバトルに挑戦したり、既にストーリーモードでクリア済みのステージを繰り返しプレイしてジェムを稼ぐ必要があります。ただオンライン対戦には遅延問題がありますし、同じステージを何度もプレイするのは頭がおかしくなりそうなので、積極的にそうしたい気持ちにはなりません。
最後に:難点の多い作品だが、やっぱり面白い
先程も言ったように、ストーリーモードはジェムが足りないとゲームオーバーから復帰できない仕組みで、これにも問題があると思います。そもそもの操作が難しいので、一度クリアしたステージはプレイしなくてもいいシステムにして欲しかったです。
『スーパーボンバーマンR』では難易度がノーマルでもステージ1からミスを連発してしまい、ボスに辿り着く前にゲームオーバーになってしまいます。自分に腕がないだけかもしれませんが、ノーマル難易度のステージ2で何度もゲームオーバーになっているので、もう『スーパーボンバーマンR』自体に難点があるといっていいのではないでしょうか。
しかしそれでもオンライン対戦は面白いです。遅延もありますし、動作がカクカクになることもあります。それでもオンライン対戦は熱いです。中には遅延問題のせいか途中でやる気のなくなるプレイヤーもいますが、リーグバトルでは「勝って上位リーグに入ってやるぜ…!!」というヒリヒリ感がプレイヤーから伝わってきます。
ただ今は買うべきじゃないでしょう。少なくとも遅延問題が解決されてから購入すべきです。今買ったとしても身内や友達との対戦か、ストーリーモードくらいしか楽しめません。
ニンテンドースイッチで過去のスーパーボンバーマンをプレイしたい
任天堂によるとニンテンドースイッチ向けのオンラインサービスでは、ファミコンやスーパーファミコンなどの懐かしのソフトがオンラインプレイに対応させた形で遊べるようになるとのこと。
参考:「Nintendo Switch」向けオンラインサービス内容
個人的には子供の頃に遊んでいた「スーパーボンバーマン4」のオンライン対戦がしてみたいです。Youtubeで「スーパーボンバーマン4」の動画を漁って、久しぶりに「スーパーボンバーマン4」のゲーム画面を見てみたのですが、悲しいことに『スーパーボンバーマンR』よりも「スーパーボンバーマン4」の方が面白そうです…。
(以下、アフィリエイトと関連記事)