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Star Wars バトルフロントはダース・ベイダーやルーク・スカイウォーカー等のヒーローに嫉妬するためのゲーム。ベータ版のオンラインマルチプレイで遊んだ感想を。PC版は推奨スペック程度あれば最高設定でも超快適に動作可能。製品版は日本語化する必要は恐らくない。
目次
現実レベルのグラフィック
※このレビューはオープンβテスト時点のものです。ここで紹介されている仕様は製品版とは異なる可能性があります。
「Star Wars バトルフロント」(Star Wars Battlefront)のオープンベータテストに参加してきたので、その感想を。
うーん、すごい。もう何て言ったらいいのか分からない。雪原に残る足跡とか、グラフィックが…もうね。
ついにグラフィックが実写レベルまで到達したんだなーと。グラフィックは、「フォトグラメトリー」っていう現実世界の写真を元にテクスチャを生成する技術が使われてるそうです。なんだかよく分からないけど、とにかくすごい。
このゲームは、簡単に言うと一人称視点(FPS)と三人称視点(TPS)を切り替えられるシューティングゲームなんですけど、グラフィックのおかげで他のFPSより3割増しぐらい面白く感じる。
ただし、ゲーム性はバトルフィールドとかとそんなに変わらない。他のFPSより面白く感じるのはきっと気のせい。
至って普通のFPS。そしてTPS
オープンベータテストだと、マルチプレイヤーでは「ウォーカー・アサルト」と「ドロップ・ゾーン」の二つが、シングルプレイ(ミッション)だと「サバイバルモード」で遊べました。
敵の波に耐えるサバイバルモード
サバイバルモードはあれですね。普通です。出現した敵をやっつけて、次の敵に備えて、でまた敵が出現して…という風に、断続的に敵と戦うモードです。
スターウォーズだから、AT-STっていう搭乗兵器やストームトルーパーが敵として出現します。隠しアイテムなんかもある。
Coopプレイができるみたいなので、友達と協力すればきっと楽しいんでしょう。自分は人間との白熱した殺し合いの方が好きなので、特に魅力は感じませんでした。
けっこういいぞドロップ・ゾーン
ドロップ・ゾーンは、定期的に落ちてくる脱出ポッドを我先に奪いに行って、獲得したら脱出ポッドを敵に奪われないように守る、というルール。多くの脱出ポッドを守れた方が勝ち。8対8で対戦します。
展開が速くてスピード感があるし、マップがデコボコだから高低差のある戦いが出来る。脱出ポッド地点に向けてダッシュしてたら後ろから狙われて死亡、なんてことがよく起きました。頻繁に周囲を確認しないとすぐ死ぬ。
油断してたら温泉が湧いてるような穴に落ちてしまって、その隙に敵に見つかって蜂の巣にされました。ちくしょう。
両軍非対称なウォーカー・アサルト
ウォーカー・アサルトは20対20の大規模戦。大規模といってもBF4以上に大きいマップで戦うわけではなく、まあまあの広さのマップと言いましょうか。長いマップというか、幅の広い道という感じ。
ウォーカー・アサルトのゲームルールは、ちょっと他とは違います。帝国軍(IMPERIAL)と反乱軍(REBEL)とに分かれて戦います。軍の中身は両方とも同じではなく、非対称になってる。
例えば、帝国軍側にはウォーカー(AT-AT)っていう4足で歩く巨大な兵器があります。帝国軍はこのウォーカーを守りつつ、通信ステーションの起動を阻止しつつ、目的地まで到達できたら勝ちです。で、反乱軍はそれを阻止するのが目的となります。
マップ上にはロケットランチャーなど特殊武器が使えるようになるマーク(アイコン)のようなものがあって、それに触れると一度だけ強力な武器やガジェット、搭乗兵器などを使用できるようになります。
ガジェットには広範囲に爆発するグレネードや、Team Fortress 2でいうセントリーガンみたいなやつもある。
こういうのを使って、どんどん攻めていくわけです。前線にいる敵はなかなか後退しないので、兵器を使って前方にいる敵から削っていくイメージ。で、前進していくと。
敵陣の裏に回ってアッと驚かすこともできる。けれども、そんなことしてる奴は自分ぐらいしかいなかった。
スターウォーズの戦場はこんな感じだったのか
このゲームの面白いところは、巨大なウォーカーや飛行機を操作できるところなんです。これらの兵器に乗れば、スターウォーズの世界を満喫できる。
対戦中は上空で飛行機がビュンビュン飛んでてやかましいし、ウォーカーの砲撃の衝撃のせいで地面が揺れる。エイムがしづらくなる。
ウォーカーを操縦できる権利を獲得すれば、反乱軍を殲滅できるし、超キモチイイ。でもウォーカーを操縦できる秒数は決まっていて、「俺TUEEE!!」という状況がずっと続くわけじゃないです。ゲームバランスってやつですかね。一人だけ永遠にウォーカーに乗ってるのは不公平ですし。
あと、ウォーカー・アサルトのマップにはひと二人ぐらい通れる道があって、後半は塹壕戦になる。立って周囲を確認し、撃つ。しゃがんで隠れる。そんな戦いができる。戦争してる感があって良かった。
すぐ死ぬダースベイダー
そして何と言ってもヒーローの存在。これがデカイ。
ヒーローマークを取ればダース・ベイダーやルーク・スカイウォーカーになって、戦場をめちゃくちゃにできるんです!
ただ、ヒーローマークは全然出てこない。そして、めったにベイダー卿になれることはありません。
なれたとしても、けっこう早い段階であっさり死ぬ。これはまだ操作に慣れてないだけだと思うけど。
でも、フォースを使って敵兵を窒息させたり、ライトセーバーで銃弾を防御したりできるのはホントにかっけぇ。マジで痺れる。
けれどもヒーローシステムについては不満があるので、後半で全部ぶっちゃけます。
三人称視点の方が有利なのか?
最初に言ったとおり、このゲームは一人称視点だけじゃなくて、ゲーム中はいつでも三人称視点に変えられます。
正直言って、三人称視点の方が視界が広くて有利。ただ三人称視点のままだと遠くの敵を狙って撃つ時に、近くに岩があったりすると銃弾がその岩に当ってしまい、敵に弾が当たらないことが多々ありました。
スナイパーライフル的な銃(サイクラーライフル)で敵をやっつけたい時や、正確にエイムしたい時は一人称視点に変えた方がいいと思う。
だから一人称視点か三人称視点のどちらが有利かというと、時と場所によるとしか言いようがない。
…とプレイ初日は思ってたんですけど、自分はずっと三人称視点でプレイしてます。視界が広くなるのは相当有利。
やっぱり芋砂プレイがしたい!
ウォーカー・アサルトのマップだとAT-AT以外に大きな障害物はほとんどなく、遠くまで敵が見える。だから、遠距離にいる敵を遠くから狙って撃つのが有利。
言っちゃなんですけど、自分は芋砂プレイが大好きです。
いや分かってますよ。定位置でずっと芋砂してても味方チームに貢献できないってことは。それでも好きなんです。まぁ自分は芋砂も好きですけど、積極的に前線に行って攻めるスナイパープレイの方が好きですけど。
それでですね、このゲームでも芋砂プレイをしようとしたんですが…全然ダメ。
ガジェットの一つである「サイクラーライフル」っていうスナイパーライフルは連続して使えない。一度撃ってからもう一度撃つには何秒か待つ必要があります。スナイパーライフルにクールタイムがあるんです。
芋砂プレイができないのは残念でしたが、これはいいアイデア。クールタイムのおかげでキャンパーとして活躍することは難しくなった。
スナイパーライフル的なメイン武器が登場したら、事情は変わるかもしれないですけどね。
ゲームの流れとアンロック方式
たくさんマルチプレイで戦って、敵をたくさん倒したりしてスコアを稼ぐ。稼いだスコアが多ければ多いほど、スコアはお金(クレジット)に変わる。
そのクレジットで新しいメイン武器やガジェットを買っていって、使う武器とガジェットを自分で決める。
で、またオンラインの方へ飛び込んでいくと。ゲームの流れはそんな感じです。普通です。
プレイヤーはグレネードやジャンプパックなど、最大三つのガジェットを選択して戦えます。
ガジェットは「カード」という風に表現されていて、稼いだお金でカードをアンロックしていけば、戦闘の幅が広がるというわけです。まぁ最近のFPSと同じ感じですね。
魅力的なカードがあればいいんですけど、記事執筆時点ではまだ「これだ!」って言えるカードは見つかりません。しいて言えばスナイパーライフルの「サイクラーライフル」ですかね。ヘッドショットは快感だし。あと、「パーソナルシールド」。これがあれば前線にあるマークをダッシュして取りにいける。
PC版は推奨スペック以上なら超軽い
ここからはPC版の動作について感想を述べていきます。
「Star Wars バトルフロント」…このゲームはホントにすごい。めちゃくちゃリアルなのに超軽い。
推奨動作環境、必須(最低)動作環境は以下の通り。
必要スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
OS | 64-bit Windows 7以降 | 64-bit Windows 10以降 |
CPU | Intel i3 6300Tまたは同等の性能 | Intel i5 6600または同等の性能 |
メモリ | 8GB RAM | 16GB RAM |
GPU | nVidia GeForce GTX 660 2GB ATI Radeon HD 7850 2GB |
nVidia GeForce GTX 970 4GB AMD Radeon R9 290 4GB |
HDD空き容量 | 40GB以上 | 40GB以上 |
DirectX | 11.0互換ビデオカードまたは同等の性能 | 11.0互換ビデオカードまたは同等の性能 |
参考:Star Wars™ Battlefront™ – Origin
推奨スペックのGPUがGTX 970、メインメモリが16GBって書いてあったので相当重いかと思いきや、全然軽かった。
自分のPC環境だと全て最高設定にした状態でも常時60fpsを維持してました。もうこれには感動した。この美しさでこの軽さとは…。
ちなみに自分のPCスペックは以下の通り。AfterburnerというGPU制御ツールを使って上限60fpsで制限し、その状態でプレイしました。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Core i5-4670K 4.4GHz(オーバークロック済み) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB) |
メモリ | 16GB |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
ドライバ | GeForce 358.50 Driver |
録画アプリ | ShadowPlay |
fps計測 | MSI Afterburner & RivaTuner Statistics Server |
プレイ中にVRAM(ビデオメモリ)使用量を目視で確認しましたが、最大設定だとVRAMは大体2.8GBあたりを推移してました。
なので、快適に遊びたいなら最低でもVRAMが3GB以上あるビデオカードが必要でしょうね。
GTX 970だとカクカクすることがまずありませんでしたし、メタルギアソリッドV:ファントムペイン(MGSV:TPP)が快適に動くPCなら、気持ちよくプレイできるはず。
コンソールを消す方法
PC版だと半角全角キーを押すとコンソールが開いて操作できなくなる現象に遭遇します。
しかし、起動前にキーボードのレイアウトを英語(US)に変えておけば、半角全角キーを押してコンソールを出現させてしまったとしても、もう一度半角全角キーを押せばコンソールが消えるようになります。
参考:BATTLEFIELD 4 Wiki – BF4 Wiki – コンソールの閉じ方
最後に:ヒーローに対する不満と嫉妬
オープンベータテストの段階で評価を下すのはおかしな話ですが、一応この段階だと「まあまあ」といったところでしょうか。
ジャンプパックで空を飛べるだとか、ヒーローになれるだとか、面白い要素はあるんですけどカオス感が足りないんですよね。確かに、AT-ATやAT-STなどの歩行兵器のおかげで戦況はつねに乱戦状態なんですけど。
っていうか正直に言うけど、ずっとダース・ベイダーでプレイしたいんですよ。もうトルーパーとかそんな雑魚兵は使いたくないんです。
他の人がヒーローを使ってるのを見るとですね、すごく嫉妬しちゃう。ブサイクがイケメンに憧れるような、そんな切なさを抱えつつ戦うのがつらい!
この際、ヒーローは各チーム3人ずつ使えてもいいんじゃないっすかね。ダース・ベイダーが3人とスカイウォーカーが3人。それぐらいのカオスが欲しい。
いや全員ヒーローでいいんじゃね? それはないか。そうですよね…。
とまぁ、ヒーローに嫉妬してしまうという不満はありますが、製品版になったら様々なカードが使えるようになって戦闘の幅が広がるはずだし、「Star Wars バトルフロント」には期待してます。
製品版をプレイしたら感想はまるっきり変わると思うんで、後日またレビュー書きます。
正直言うとプレイ初日で多少飽きていたんですが、プレイ二日目になって操作感が大体分かってきました。キル数が稼げるようになったし、同時にこのゲームが猛烈に面白いことに気付きました。敵陣の裏に回って兵器で乱射するとめちゃくちゃ敵を殺せる。たぶんこのあたりは製品版で修正されると思う。
また冷静になって考えてみたら、飛行機・AT-AT・AT-ST、そしてダース・ベイダーとスカイウォーカーが暴れている戦場って十分カオスなんじゃないかと。そう思い直しました。
実はスターウォーズのこと、一切知りません
いやーすいません。実は私、スターウォーズのことなんて全然知らないんです。映画は一つも観てません。
でも、スターウォーズのテーマ曲・ベイダー卿・フォースなんかはなんとなく知ってるし、ゲームの中でこれらが再現されてるのは夢のように感じました。スターウォーズのことなんて全く知らないのに。
戦闘中に「ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン!ジャーン!ジャジャジャッジャーン、ジャン!」ってあの名曲が流れてくるんです。血が騒ぎましたよ。「スターウォーズだーーー!!」ってなりました。
スターウォーズシリーズなんて全く知らない自分でも、スターウォーズの世界観や雰囲気を存分に楽しめてます。スターウォーズに関して無知な人でも、十分盛り上がれることは確証いたします。
製品版は日本語化する必要はないはず
製品版は日本語化をする必要があるかどうかが問題ですけど、Originの商品ページには日本語がサポートされてることがはっきり書かれてます。
バトルフィールドハードラインの時は日本語字幕・音声(吹き替え)でプレイできました。「Star Wars バトルフロント」の場合、海外版は日本語で遊べませんが、Originやアマゾンで買えるものに関しては日本語で遊べます。