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【ネタバレ注意】Starfield(スターフィールド)には自由がない!宇宙はこんなにも広くて残酷なのに…。犯罪行為のペナルティが大きすぎてヒールプレイがしづらく、メインクエストの魅力が高くて、なんやかんやで自由度が低く感じたので二周目をプレイしよう!
ん〜〜〜80点!
Starfieldがまあまあでした。ラーメン評論家みたいに偉そうに点数をつけると100点満点中80点!たぶん「宇宙がヤバい」とか「ロマンがあるみたい」なこと言っとけばそれっぽい文章にはなりそうですが、面倒なのでやめます。
このゲームは面白くなるまで10時間かかる!これだけは声高に言いたかった。世界観や操作感に慣れるまで時間が掛かりました。
基本的なシステムはFalloutシリーズとほぼ同じ。NPCとの会話を楽しんで(面倒な時は脳内でスキップして)、「人間的にそれは無いだろ」と言われるくらい酷い選択肢を選んで、なるべく宇宙の破滅を目指すゲームです。
二周目以降が本当の意味で自由
結局、普通にやってもある意味で宇宙は破滅し、生まれ変わってスターボーンとして生きることになりましたが、そこからが本番でした。二周目からが本番なゲームは多々あると思いますが、これも同じ類。
なぜなら1周目には自由がない!なんやかんやでメインクエストをやらないとStarfield自体を楽しめてる気がしないし、UCの会議中にヤバい怪物が街を襲ってきてる最中に重要NPC(会議に出席中の大統領?)を殺害できなかった等、残念な部分が少しありました。
自分は普通にやっててもヒール的なプレイに偏ってしまうので、悪魔的な遊びをしたい人は「Falloutでもやっとけ」ってことでしょうか?NPCを殺しただけで15000円も懸賞金が掛けられるのはしんどい…。実質的にスリや殺人は無効化されているように感じましたし、クイックセーブ&クイックロード多用のゲームシステム。
このあたりの抜本的な改革を呼びかけたいところですが、これはこれで完成されているということでしょう。たまにFalloutがやりたい時もあるし、別にいいか…。
一番良かったのは、未知の生命体との遭遇。そこからグッとストーリーが面白くはなりました。ずっとアーティファクト探しのおつかいばかりしてたので。そこから先も「おつかい」ばかりでしたが。
伏線の回収の仕方も良かった気がしますし、二周目突入の理由付けも納得できました。多元宇宙がどうのこうので、パラレルワールド的なやつで、映画で言えばエブエブ(エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス)みたいな感じ?
要は「別の世界には別の自分がいるよね〜」のノリ。小説「三体」シリーズを読破した自分にとっては理解しやすかったですが、「三体」等のSF作品に触れたことが無い人でも楽しめたのではないでしょうか。Starfieldならクエストを通してSF的概念を体験できるので。(量子のねじれ?とか)
個人的に後悔しているのは、あの船を大破させなかったことです。どこかの星の宇宙空間で、大量の人を乗せてぶらぶらしてる船があったのですが、そいつらはグラブドライブも無しに数世代にも渡りさまよい続けた人類だったのです!
なぜ躊躇なくあの船を大破させなかったのか…。あいつらの事情を聞かずに、木っ端微塵になる船を見届けたかったものです。結局、大量の素材を集めて大量の人間を別の星に移住させただけで、特に問題も起きませんでした。問題を起こしたかった…。(クエストクリア後はあの船は破壊不能だった)
が、二周目以降ならやりたい放題。メインクエストを楽しまなければいけないという呪縛から解き放たれたら、とてつもなく自由度が広がったように感じました。そんなゲームでした。
なお、三体シリーズは去年体験したエンタメの中で最も面白かったです。外伝も良かったな〜。
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