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PSと3DS(リメイク)で発売されたドラゴンクエスト7(VII)は超良作。クソゲーな部分こそが本当に楽しめる要素。陰鬱な物語だが味がある。転職できる職業も多く、カジノ・移民の町作りもできる。ドラクエ史上最高の問題作だ。
目次
ドラクエ7がクソゲーといわれる原因
「ドラクエ7はクソゲー」という評価を2ちゃんねるまとめサイトなどでよく見かけます。確かに、ドラクエ7はクソゲーかもしれません。
- 全クリまで時間がかかりすぎる。
- 基本的にずっと続く陰鬱なストーリー。
- キーファが訳の分からない理由でパーティから離脱しやがる。
- 石版集めがめんどくせえ。
- マリベルがうぜえ。
上記のような理由でクソゲー扱いされているんだと思います。はっきり言いますが、ドラクエ7は超良作です。ポジティブに言い換えてみます。
- 全クリまで時間がかかりすぎる。 → ボリュームがある。
- 基本的にずっと続く陰鬱なストーリー。 → 今までのRPGでは見られなかった斬新なストーリー。
- キーファが訳の分からない理由でパーティから離脱しやがる。 → 主要キャラを使えなくするという斬新な展開。
- 石版集めがめんどくせえ。 → 「石版集め」というミニゲームが楽しめる。
- マリベルがうぜえ。 → 「ツンデレ」というジャンルを築いた前衛的キャラクター。
ものすごく魅力のあるゲームに見えてきませんか。以下より、ドラクエ7が良作である理由を3つ述べます。
1. 「なんで救えなかったんだ!」というストーリーが目立つ
勇者は人々を救うために存在しているはず。ドラクエ7では、結果的に誰も救われなかったというストーリーが印象的です。
「村に行ってみたら、村人が石像になって全滅していた」なんてこともありました。どうやって救うんだっていう。
普通のRPGなら、最初から村が全滅状態でも最後にはみんな救われる展開になるでしょう。ドラクエ7では誰も救えません。「これでみんな復活できるぞ!」という解決アイテムを使っても救えません。村人は石像のまま。なんでやねん。
島が描かれている石版を集め、その島の過去に行き、問題を解決して現世に島を復活させる、というのがドラクエ7の基本的な流れです。最初は島はひとつしかありません。封印された島を徐々に復活させるわけです。
村を解決できなくても解決扱いになるという清々しさ。「いいのか? 本当にそれでいいのか?」と思い現世に戻って全滅状態だった村を確認してみると、何も残っていない。
村は雑草だらけになっており、もうすぐ死にそうなジジイが一人いるだけ。前よりも悪くなってるじゃねーか!
ずーっとこんな絶望的なストーリーが続くわけではありませんが、人間関係のイザコザ、主人が死体となっても面倒を見続けるロボット、転職しようと思ったら全ての能力を盗られていた、一緒に戦ってきた仲間は実はボスだったなどなど、涙を誘う斬新なストーリーがぎっしり詰まっています。
2. とにかくボリュームがすごい。まるで伸びた極太ラーメンのよう
スタートから真のエンドロールを見るまでがまぁ〜〜〜〜〜〜〜〜長い。ラスボスを倒したら終わり、というわけではないんです。
ドラクエ7には隠し要素を大事にしているところがあって、クリア後もまだまだ楽しめます。しかも、その隠し要素っていうのが、攻略本や攻略サイトを見ないと絶対にわからないところに隠してあります。
「もうドラクエ7クリアしたもんね〜」と思っていても、実はまだ完全クリアしていなかったという人も多かったでしょう。
3. モンスター集め、転職、カジノ、ランキング大会、移民の町…寄り道も多い
カジノにハマってしまうとなかなか抜けだせません。勝つまでセーブ&ロードを繰り返してしまいます。
ドラクエ7はモンスターに転職することが可能で、カジノの景品に「モンスターの心」があります。これを使えばモンスターに転職できるんです。モンスターの心のせいで、転職できる職業は前作よりも飛躍的に増えました。本当に多い。
モンスターの心を狙って、毎日カジノの日々。「カジノは一日30分だけ」というように時間を決めてギャンブルをしていました。一日30分だけというルールを決めたのは、カジノにのめり込むのを防ぐため。
モンスター集めにいたっては、さすがに無理がありました。コンプリートするにはほぼ全てのモンスターを仲間にしなければなりません。
個々の能力値を競うランキング大会があったり、移民を集めて町を作ることもでき、寄り道要素もたくさんあります。こんなにやれることがたくさんあるのに、クソゲーなわけがない。
そんな問題作が3DSに移植された
復讐が始まります。実はまだ完全クリアしてないんです。最後のエンドロールだってYoutubeで見ました。だって本当に長いんだもん。
あのボリュームをまた作りなおしたのか…開発現場は地獄の様相を呈していたと思います(まじでがんばった)。
PS版ではところどころのグラフィックは3D、キャラクターは2Dの2頭身で描かれていました。3DS版だとキャラクターもその他諸々も3D描写となりました。そりゃあだって3DSだもんね。
いつかもう一度陰鬱な世界に飛び込んでみようと思います。次は何百時間盗られるんだろう?
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