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不朽の名作がスマートフォンで気軽にできていいのか。iPhone/iPad(iOS)とAndroidで遊べるドラゴンクエスト6の評価(評判)、スーファミ版・DS版との違い、操作性やグラフィック等について。過去の感覚と比較しつつ感想を。今DQ6を始めるなら、どんな職構成でラスボスに挑みますか?
目次
スーファミ版よりも明らかにサクサク進められる
スマホ版「ドラゴンクエストVI 幻の大地」(iPhone/iPad/Android)が2015年6月11日に突如として発売されてから、買うのに三日悩みました。発売日が告知されていなかったため、けっこうビビリました。
値段は1800円と高め。でも、何と言ってもドラクエ6は不朽の名作。一度遊んでしまうと止まらない中毒性。
※アプリの価格は記事執筆時点のもの
本当に買ってもいいのかと深刻に悩みました。しかし、我慢できずに買っちゃいました。
結果的に買って大正解でした。スマホ版だと冒険をサクサク進められます。
道中で遭遇するザコモンスターやムドー級のボスでさえも弱体化している気がするし、貰える経験値とゴールドが多いっぽい。
お金集めのためにモンスターと戦闘を繰り返さなくても、普通に進めるだけで大体の武器と防具がそろう。
職の熟練度も上げやすい気がする。
どうやら土台はDS版とほぼ同様で、スーファミ版と比較するとスマホ版のほうが多少熟練度が上げやすく、モンスターから得られる経験値とゴールドが増えているみたいです。
参考:スマホ版の違い – DS版ドラゴンクエスト6完全攻略D-navi [スマホ対応]
参考:スマホ版ドラクエ6、DS版・SFC版との違い
どうりでスーファミ版よりも楽に進むわけです。モンスターのHPは低いし、画面をタップしていれば賢いAIのおかげもあってすぐに戦闘は終わります。
作戦を「バッチリがんばれ」などにしていれば仲間キャラは自分の持っている効果付きの道具を適切に使ってくれます。
例えば、HPを回復させる「ゲントの杖」を仲間キャラに持たせていれば、その仲間キャラはHPが低くなった仲間キャラに対してゲントの杖を使ってくれます。
たくさんのモンスターがグループで出現した場合は、ベギラマの効果のある装備を持たせていれば勝手に使ってくれます。
ちょっと賢いAIのおかげでMPを消費せずに楽に戦闘を終わらせることができるのです。
とにかく伝えたいことは「スマホ版ならサックサクに進む」ということ。
過去にスーファミ版をプレイしたことがある人なら、スマホ版のサクサク感に少し驚くはず。
動作もサクサク
アプリの動作も軽いです。
SonyのXperia Z3(SOL26)でプレイしていますが、スマホ版ドラクエ8だとカクカクしてたのにスマホ版ドラクエ6はサクサク動く。進行も動作もサクサクです。
最新のスマホなら動作がカクつくことはまずないでしょう。ただ、2年前以上のスマホだとちとキツいかもしれません。
また、今のところXperia Z3でドラクエ6が強制終了したことはないです。運がいいだけ?
グラフィックは2D+3Dの融合
グラフィックはDS版と同様になっているみたいです。
キャラの描写は2Dのドット絵。町中や城内のマップはPS版ドラクエ7のようなポリゴンな感じ。
また、フィールドは全てドット絵です。
戦闘場面ではモンスターが動きます。スマホ版ドラクエ3ではモンスターは動かず、味方側の攻撃にだけアクションがありました。
しかし、スマホ版ドラクエ6ではモンスターは動くし、味方側の攻撃アクションもちゃんとあります。
※この記事で使われている画像の高画質版はこちらから
セーブデータが消える悪夢が訪れることはまずない
スーファミ版で最悪だった事といえばセーブデータが突然消えてしまうことでした。しかしスマホ版では、注意していればそんなことは起こりえません。
なぜならクラウド上にセーブデータをアップロードしたり、クラウド上のセーブデータをダウンロード(同期)できるからです。
例えば、端末Aでドラクエ6のセーブデータをクラウド上にアップロードしたとします。その後、端末Aを紛失してしまったとしても、ドラクエ6のセーブデータはクラウド上にあるので最初からまた遊び始める必要はありません。
端末Bを新たに用意し、ドラクエ6をダウンロード&インストールします。あとは「通信」から「クラウド同期」をタップし、クラウド上にあるセーブデータをダウンロードするだけ。これで端末Aで遊んでいた途中から冒険を再び開始することができるわけです。
ただし、端末を紛失する前にクラウド同期しておかないと意味がありません。つねにセーブデータを安全な状態にしたいのであれば逐一クラウド同期をする必要があります。
クラウド同期の真価が発揮されるのは新しい端末を買った時でしょう。端末間のセーブデータの移動がちょっとだけ楽にできます。
例えば、Xperia Z3からGalaxy S6に買い替えたとします。
その場合、Xperia Z3の方でセーブデータをクラウド上にアップロードし、その後Galaxy S6の方でセーブデータをダウンロードすればいい。
そうすれば、Xperia Z3で最後にセーブしたデータで冒険を再開できます。
ちょー簡単にいうと、とりあえず定期的にクラウド上にセーブデータをアップロードしておけばいいのです。
クラウド同期のおかげで、精神衛生的にいい状態でドラクエ6がプレイできます。いちいちアップロードしないといけないのは少し面倒ですが。
また、なんといってもオートセーブがあります。何らかの操作ミスでスマホの電源をオフにしたり、ドラクエ6を強制終了させてしまったとしても、どこかの時点でオートセーブが作られているのです。
ま、セーブデータに関してはスーファミ版のような悪夢はおこりえないと思って頂ければいいでしょう。大丈夫です。あの不吉なメロディを聞くことはきっとありません…。
基本的に中断セーブでOK
ドラクエと言えば教会でセーブするのが基本。しかしスマホ版の場合、「ちゅうだん」と呼ばれるほぼどこでもセーブできる機能(中断の書)があります。
スーファミ版と比較して、教会の存在価値が小さくなっています。「念のために教会でセーブしておこう」と思った時や、仲間が全滅した時ぐらいにしか使ってません。
ただし、この中断機能は万能ではありません。特定のダンジョンの階層や町中では中断機能が使えない場合があり、やや不便なところもあります。
ま、フィールド上であればまず中断機能が使えるのでそれさえ分かっていればいいでしょう。
スマホでの操作性
基本的に片手でキャラの移動、戦闘コマンドの選択ができます。
戦闘では、主人公以外のキャラの作戦が「めいれいさせろ」以外であれば最低2タップで1ターンの操作が完了します。
また、画面をテキトーにタップしていればザコモンスターとの戦闘はあっけなく終わる。
フィールドや洞窟内の道中で遭遇するザコモンスターは、前述したとおりスーファミ版よりもHPが低くなっています。
そういうこともあって、ザコモンスターとの戦闘はスーファミ版のように苦痛ではありません。サックサク進められます。
キャラを移動させる時は画面にあるパッド(グリグリするやつ。方向キー)を忠実に触り続ける必要はありません。
パッドは左・中央・右に配置できますが、どこに配置しても画面のどこかを触れればその地点がパッドの中心になります。また、パッドは表示しないようにもできます。
スマホの画面が大きい場合でも操作しやすい方だと思う。ディスプレイサイズが5.2インチのXperia Z3でプレイしていますが両手でなら何の支障もありません。片手でも十分遊べます。
今使っているスマホのディスプレイが使いづらくなければ、まず快適にプレイできるでしょう。
360度回転システムは必要だったのか
グラフィックの土台はDS版と同じなので、町や城などではマップを回転させて家の裏側に何かないか確認できます。しかし大抵の場合、マップを回転させても特別なにかあるわけでもない。
また、洞窟や塔などのほとんどダンジョンではそもそもマップを回転させることができません。これは良かった。ダンジョン探索がスーファミ版と同じ感覚でできます。
正直、360度回転システムはいらなかったのではないか…と思ってます。操作性に関しても別に操作しづらいということもないです。片手ではちょっと回転しづらいですが、両手なら簡単にマップを回転できます。
というか、とくにマップを回転させなくてもある程度はプレイできます。
仰向けでプレイする場合は両手で操作するのが基本となってきます。仰向けの状態以外なら、ほとんどの場合片手でイケます。
ただ、やはりマップを回転させないと建物の裏側にある扉が見えづらい場合があるので、片手よりも両手でプレイした方がいいのは間違いないです。
世界地図はこんな感じ
世界地図は上半分の地図の部分をタップすると拡大します。
拡大すると地形がかなり見やすくなるので大変便利。
スーファミ版にはなかった「仲間会話」機能
スマホ版ではスーファミ版と違って仲間と話す機能があります。
例えば町にいるNPCと会話した後に画面上にある「仲間と話す」ボタンをおせば、ハッサンやミレーユのつぶやきが聞けるのです。
ドラクエは基本的に一人でするもの。しかし、この「仲間と話す」機能のおかげで一人でゲームをしているという孤独感がスーファミ版と比較して薄まっている…気がします。
全体的にサクサクだけど…ボスは強い
何度も言っている通り、モンスターはボスも含めて少し弱体化されています。序盤は無理にレベル上げしなくてもボスに勝てます。
しかし、ダーマ神殿以降のボス戦はやりごたえのあるものとなっています。
個人的には主人公をバトルマスターやパラディンにするよりも、レンジャーやスーパースターみたいなマイナー職につかせてわざと難易度をあげて冒険しているのですが、ボス戦ではそこそこ負けてます。
「スマホ版だからボス戦も楽勝だろう」と思っていたのにこのザマです。
主人公はバトルマスター、ハッサンはパラディン、バーバラは賢者…のようなベストな方向性をとっているならほとんど熟練度上げしなくても余裕でボスに勝てるかもしれません。
しかし、マイナー職だからこそ楽しいんだと思ってます。
過去にスーファミ版をプレイしているなら、テンプレパーティでボスに挑むよりも普通とは少し違った構成でチャレンジしてみるのはどうでしょうか。なかなか歯ごたえがあって楽しいですよ。
スーファミ版で挫折した人にぜひプレイしてほしい
レベル上げ、熟練度上げ、セーブデータ消失…スーファミ版にはキツいことが多々ありました。スマホ版ではそれらが解決・簡略化され、スーファミ版と比べてやさしくなっています。
たしかにスーファミ版のほうが仲間にできるモンスターの種類が多く、DS版やスマホ版と比べてやりこみ度が下がったと言えるでしょう。
しかし、スマホ版ではスライム系を仲間にできるし、スーファミ版にはなかったスライムカーリングがあります。もちろん、スマホ版にもカジノはあります。
やりこみ度を求めるならスーファミ版をプレイすべきでしょう。ただ、スマホ版にはスーファミ版にはない魅力や新機能があります。
何と言ってもどこでもプレイできる携帯性。仲間との会話。セーブデータのクラウド同期。中断セーブ。オートセーブ。快感を覚えるぐらいのサクサク感…。
そしてやっぱり、スマホ版の難易度はちょうどいいのです。スーファミ版で挫折した人にとっては最高のバランスになっていると思う。
また、スマホ版をプレイして率直に思ったのは「サクサク進められるから気持ちいい!」ということ。
ホントに気持ちいいのです。ドラクエ6といえば高難易度なマゾゲーだったような気がしますが、スマホ版は快適快適。
アプリを起動すればすぐに名作が起動する…どこでも遊べる…すぐに遊べる…寝転びながら遊べる…感動もんです。
Google Playにおけるレビュー点数(評価/評判)が5点満点中4.6点を叩き出しているのも納得。そりゃそうだわ。面白いし気持ちいいもん。
※Google Playのレビュー点数は記事執筆時点のものです。
価格が1800円とスマホアプリの中では高めの部類に入ってますが、相応の価値はあります。
思い出してみてください。ドラクエ6の職の多さを。
▼ドラゴンクエスト6で就ける職
- 戦士
- 武闘家
- 魔法
- 僧侶
- 踊り子
- 盗賊
- まものマスター
- 商人
- 遊び人
- バトルマスター
- 魔法戦士
- パラディン
- 賢者
- レンジャー
- スーパースター
- 勇者
- ドラゴン
- はぐれメタル
今、ドラクエ6をプレイするなら、どういうパーティでラスボスに挑みますか?
普通に考えて上級職を選びますよね。いや、でも仲間キャラもたくさんいます。人間キャラで8人。仲間にできるスライムは8匹。
最低でもスライム系は1匹パーティにいれたいなあと思ってますが、今でも悩んでます。
今はまだ中盤までしか進めていませんが、やっぱりドラクエには高い中毒性がありますよ。
はじめてアプリを起動した時なんて2~3時間はぶっ通しでプレイしてました。次の日は一日中やってました。今は自制してちょこっとずつやってます。自分を律しないと危険です。
スマホ版ドラクエ6は未プレイの方でも安心して楽しめる作品です。名作です。iPhoneはもちろん、iPadでもAndroidでもプレイできます。
通勤時や寝る前なんかにプレイするのにもってこいです。
テレビを見ながら、あるいは聞きながらでもプレイできます。個人的には27時間テレビをだらだら見つつ、ラストまで遊ぶ予定です。ラスボスまでいけるかな…。
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