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シリーズ最新作Deus Ex: Mankind Dividedの推奨スペックを満たす、おすすめのビデオカード(グラボ、グラフィックボード)はGeForce GTX 1070。あるいはGTX 1080以上。ベンチマーク機能を使ったり実際にプレイしたりしてfpsを計測。CPUはCore i5よりもi7を。GTX 970だとHigh設定で妥協する必要がある。
PC版『Deus Ex: Mankind Divided』は、2016年に発売されたPCゲームの中でも動作がかなり重い部類に入る。Ultra設定だと「GeForce GTX 1070」でも40fps台で、VRAM使用量は7GBを超えた。
しかしテクスチャをUltra(最高)のままにして、「Contact Hardening Shadows」など動作を重くさせている設定をオフ、あるいは下げていくと「GeForce GTX 1070」でもほぼ60fpsで快適に動くようになる。
VRAMが実質3.5GBしかない「GeForce GTX 970」を使っている人はテクスチャをHighで妥協する必要があるだろう。なぜならHigh設定でようやくVRAM使用量は3GBにまで落ちるからだ。
『Deus Ex: Mankind Divided』はテクスチャ設定によってVRAM使用量が大幅に変わってくるので、画質を求める場合はそれなりの量のVRAMが搭載されたビデオカードじゃないとカクカクになってしまう。プリセットがUltraなら最低でも「GeForce GTX 1070」、Very Highなら「GeForce GTX 1060」、Highなら「GeForce GTX 970」以上のビデオカードじゃないとキツい。
というわけで「GTX 1070+Core i5-4670K 4.4GHz+メモリ16GB+SSD」というスペックで実際に『Deus Ex: Mankind Divided』をプレイし、High以上の設定でベンチマークをそれぞれ取ってみた。
目次
Ultra設定で遊ぶなら最低でもGTX 1070を
PC版『Deus Ex: Mankind Divided』の推奨スペック
OS | Windows 10 64-bit |
CPU | Intel Core i7-3770K / AMD FX 8350 Wraith |
メインメモリ | 16 GB RAM |
GPU | AMD Radeon RX 480 – 1920 x 1080 / NVIDIA GTX 970 – 1920 x 1080 |
HDD | 55 GB 以上の空き容量 |
PC版『Deus Ex: Mankind Divided』の必須スペック
OS | Windows 7.1SP1 以上 (64-bit必須) |
CPU | Intel Core i3-2100 / 同等のAMD製CPU |
メインメモリ | 8 GB RAM |
GPU | AMD Radeon HD 7870 (2GB) / NVIDIA GeForce GTX 660 (2GB) |
HDD | 45 GB 以上の空き容量 |
参考:Steam:Deus Ex: Mankind Divided
PC版『Deus Ex: Mankind Divided』(DX11)のベンチマーク結果。軽量化したUltra設定ならかなり快適に
以下のPC環境でDX11版『Deus Ex: Mankind Divided』のfps(フレームレート)を計測した。表にあるPCパーツのリンクは、Amazon.co.jpへ飛ぶアフィリエイトリンクとなっている。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 1070(VRAMは8GB。製品は「ZOTAC GeForce GTX 1070 AMP Edition」) |
メモリ | 16GB DDR3 |
インストール先 | SSD: Crucial MX100 512GB(CT512MX100SSD1) |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
ドライバ | GeForce 372.54 Driver |
fps計測ソフト | MSI Afterburner 4.3.0 Beta 4, RivaTuner Statistics Server |
解像度 | 1920×1080 |
試したグラフィック設定はUltra・Very High・High・Ultra(軽量化済み)の四つ。共通する設定として解像度は1920×1080、ボーダーレスウィンドウ、MSAA 2x、VSync Off、Field of View(FOV)は100%、となっている。
記事公開時点ではフルスクリーンでの計測と記載していましたが誤りでした。Exclusive fullscreenにチェックを入れないと本当のフルスクリーンモードになりません。Fullscreenだけにチェックを入れているとボーダーレスウィンドウになります。
ベンチマーク結果は以下の通り。主人公「アダム・ジェンセン」が住むアパートの回りをぐるっと一周した時のfpsを計測した(マップはPRAGUE)。
Ultra設定だと最低fpsが40台に突入するものの、「Contact Hardening Shadows」(Shadow Qualityとは別に影の質をさらに上げる設定)を無効にしたり、他の設定を下げたりして軽量化することで、テクスチャがUltraのままでもfpsはかなり改善した。
VRAM使用量を計測したベンチマーク結果は次の通り。
Ultra設定と軽量化Ultra設定だとVRAM使用量は約7GBほど。これこそが、Ultra設定で『Deus Ex: Mankind Divided』をプレイしたいなら最低でも「GeForce GTX 1070」以上を用意した方が良い理由だ。なぜなら「GeForce GTX 1070」や「GeForce GTX 1080」ならVRAMは8GB搭載されているからだ。
たとえUltra設定を軽量化したとしてもテクスチャはUltraのままなので、VRAM使用量は全然減らない。テクスチャをHighにしてようやくVRAM使用量は3GBほどにまで落ちる。
VRAMが実質3.5GBしかない「GeForce GTX 970」を使っている場合は、テクスチャをHigh以上にすると途端にパフォーマンスが悪くなるだろう。しかし『Deus Ex: Mankind Divided』ではグラフィックをシャープにする設定が用意されているので、テクスチャがHighでも高画質であるかのように見える。
ベンチマーク機能を利用し、fpsを計測
『Deus Ex: Mankind Divided』にはベンチマーク機能が付属されており、最高fps・平均fps・最低fpsを手軽に計測可能だ。ベンチマーク機能を用いたfpsの計測結果は以下の通り。
High設定でも最低fpsが40台になってしまった。常時60fpsでプレイしたいなら、今のところ妥協に妥協を重ねてグラフィック設定を下げるしかないかもしれない。ただ、実際のプレイでは軽量化Ultra設定でも60fps以上出る場面もある。ベンチマーク機能で出る結果は参考程度に留めておいた方が良さそうだ。
gamegpu.comによるベンチマーク結果
各GPUのベンチマーク結果
gamegpu.comが行ったベンチマーク結果(1920×1080、DX11版、Ultra設定で計測したもの)によると、「GeForce GTX 1080」をSLI構成で用意しないと快適に動作しないとのこと。
引用:gamegpu.com
DX12版はPC版『Deus Ex: Mankind Divided』がSteamでリリースされた2016年8月24日時点ではまだ有効に出来なかったが、gamegpu.comではDX12版のベンチマーク結果も公開されている(DX12版のサポートは9月5日に開始予定)。
グラフを見る限りDX11版よりもDX12版の方が全体的にパフォーマンスが劣っているが、AMD製GPUが健闘しているといった印象。
引用:gamegpu.com
各CPUのベンチマーク結果
こちらはNVIDIA製GPUを用いた場合の、各CPUのベンチマーク結果だ。Core i5 4670KとCore i7 4770Kとでは最低fpsで10fps以上の差が出ている。『Deus Ex: Mankind Divided』を快適にプレイしたい場合、最新のCore i7を搭載したPCを購入した方がいいだろう。
引用:gamegpu.com
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