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Far Cry Primalの必要(最低)/推奨動作環境と、最高設定に近い画質で快適動作するゲーミングPC(推奨パソコン)の構成を、ベンチマーク比較や実際のプレイを元に考察。CPUやGPU(グラフィックカード・グラボ・ビデオカード)はどれがおすすめなのか等。BTOパソコンの紹介も。
目次
PC版『ファークライ プライマル』はグラフィックの割に軽め
PC版『ファークライ プライマル』のグラフィックは2015〜2016年に発売されたPCゲームの中でもかなり美しく、そして軽量な方です。
「GTX970+Core i5-4670K 4.4GHz+メモリ16GB」というスペックなら、最高設定に近い画質でほぼ60fpsの状態でプレイできました。
この記事では「実際にプレイして分かったこと」や「海外サイトによって計測されたベンチマーク」を紹介して、その結果をまとめた上で「綺麗・快適に遊べるコスパ重視なPC構成」を提示し、最後にずうずうしいのは承知ながらも「BTOパソコンを買うのに適したおすすめのBTOショップ」を解説した記事をちらっと紹介します。
PC版『ファークライ プライマル』の必須/推奨動作環境
必須スペック
OS | Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 (64-bitのみ) |
CPU | Intel Core i3-550, AMD Phenom II X4 955 |
メモリ | 4GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 460 (1GB VRAM), AMD Radeon HD 5770 (1GB VRAM) |
HDD | 20GBの空き容量 |
推奨スペック
OS | Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 (64-bitのみ) |
CPU | Intel Core i7-2600K, AMD FX-8350 |
メモリ | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 780, AMD Radeon R9 280X |
HDD | 20GBの空き容量 |
※リリース時にサポートされるビデオカード
AMD Radeon HD 5770 (1GB VRAM) あるいはそれ以上、または HD 7000 / 200 / 300 / Fury X シリーズ
NVIDIA GeForce GTX 460 (1 GB VRAM)あるいはそれ以上、または GTX 500 / 600 / 700 / 900 / TITAN シリーズ
スペック詳細:Far Cry Primal PC Specs – UbiBlog – Ubisoft
実際にベンチマークを回してみた
以下のPC環境で『ファークライ プライマル』をプレイし、fpsを計測しました。表にあるPCパーツのリンクはAmazon.co.jpへ飛ぶアフィリエイトリンクです。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB。製品は「GV-N970G1 GAMING-4GD」) |
メモリ | 16GB |
インストール先 | SSD: Crucial MX100 512GB(CT512MX100SSD1) |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
ドライバ | GeForce 362.00 Driver |
fps計測ソフト | MSI Afterburner, RivaTuner Statistics Server |
ゲーム内解像度 | 1920×1080 |
ゲームのバージョン | Version 1.1.0 |
以下より、フレームレートやVRAM(ビデオメモリ)を計測した画像が貼ってありますが、軽量化のために見た目が少し悪くなっています。高画質版はこちらで確認してください。
ざっくりとしたまとめ
- 「最高設定」だと42~63fps、平均は53fps
- 「妥協設定」だと53~76fps、平均は67fps
で、これが実際にプレイした時の様子です。
「妥協設定」は2:39から。
最高設定の場合
最高設定・妥協設定ともに「ボーダレスウィンドウを有効」「V-Sync(垂直同期)を無効」にして、ゲーム側で用意されているベンチマークを実行。
最高設定(ウルトラ設定)の設定項目は以下の画像の通り。下の方にモーションブラーを設定する項目がありますが(見えていない)、今回は有効にしています。
最低fpsは42、平均fpsは53。最高fpsは63という結果に。
実際のプレイでも、ベンチマークを回した時と同じようにfpsが変化しました。ただほとんどの場合、平均fpsぐらいの状態で動作しました。
ある程度プレイし続けるとVRAM使用量が3.6GBぐらいまで上昇しました。「GeForce GTX 970」のVRAM搭載量は実質3.5GBしかありませんが、それでも一時的に0fpsになるような急激なカクつきは見られず。もちろん、場所によっては40fps台を記録することもありましたが。
妥協設定の場合
最高設定から影(Shadow)と霧(Volumetric Fog)の項目を高(HIGH)にまで下げてみると、最高設定とほぼ変わらない画質のまま快適にプレイすることができました。
ベンチマーク結果は以下の画像の通り。
最低fpsは53を記録していますが、実際にプレイしてみると60fpsを切ることはあまりありません。
最高設定だと55fpsでる場所では、妥協設定だと72fpsも出るという結果に。よーく見てみると最高設定と比べて影がボヤっとしているのが分かりますが、プレイ中はほとんど気になりません。
PC版『ファークライ プライマル』のベンチマーク
CPUのベンチマーク結果比較
「最高設定かつフルHD」という条件でgamegpu.comが行ったベンチマークテストによると、「Core i5 4670K」と「Core i7 4770K」のパフォーマンスはほとんど変わらないという結果に。最低fpsは2しか違いがありません。
引用:gamegpu.com
GPU(グラボ)のベンチマーク結果比較
「Radeon R9 290」と「GeForce GTX 970」がほぼ同じfpsを記録するなど、AMD製GPUがかなり健闘しています。
引用:gamegpu.com
こちらは設定ごとのVRAM使用量を調べたGuru3D.comのベンチマークテスト結果です。最高設定(ウルトラ設定)のフルHDだと2.6GB、Very High設定だと2.5GB、Normal設定だと2.2GBほどVRAMが使われます。
引用:Guru3D.com
メモリ使用量は4~6GBほど
メモリ使用量はPCに搭載されているメモリ量によって変わってくるようで、多くても6.3GBは使われます。自分のPC環境(メモリ16GB)だと5.7GBぐらい使われてました。
引用:gamegpu.com
まとめ
というわけで、「ファークライプライマルをほぼ最高設定で快適に動かせる、コスパを考慮したPC構成」は以下のとおりになります。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Intel Core i5-6600K(4コア/4スレッド、3.5 GHz、最大3.9 GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 500GB + HDD 3TB 以上(理想) |
電源容量 | 700W 以上 |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
『ファークライ プライマル』は美しいグラフィックの割には軽い方なので、GPUは「GeForce GTX 970」や「Radeon R9 290」クラスのものであれば「ほぼ最高設定」で快適なプレイが望めます。
また、Core i5クラスのCPUであってもぬるぬるに動きますし、メモリは8GBで十分。SSDであればPCゲームのロード時間を短縮できますし、Fallout4の場合は30秒以上もロードが速くなることもあります。
最高設定に近い画質でプレイしたい場合、「GeForce GTX 980 Ti」や「Radeon R9 Fury X」など価格が高すぎるGPUを選ぶ必要はありません。
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