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The Witcher 3: Wild Huntの戦闘はスリリングで、Mod無しでもグラフィックは感動的。感想をストーリーのネタバレ無しで。Steamでの評価・評判やPC版の軽量化&高画質な設定、日本語化についても。スペックによるがHairWorksを無効にすれば60fpsも夢じゃない。
目次
ウィッチャー3の評価・評判、高すぎじゃないですか
いいですね、ウィッチャー3。(正式名称は「The Witcher 3: Wild Hunt」です)
ウィッチャー3はゲラルト(Geralt)っていうダンディなオッサンを操作して、広大なマップを旅するオープンワールドRPG…みたいです。まだあまり遊べていないので、的確な言葉が見つかりません。
しかしまあ、評価・評判が高い。なかなか立派です。
Steamのユーザーレビューは「非常に好評」。多くの人が好評にしています。
PC版のメタスコアはまだ出てませんが、ユーザースコアは8.7。比較的非常に評価の高いスコアになってます。
※ユーザーレビュー、メタスコア、ユーザースコアは記事執筆時点のものです。
アクションの爽快さ・楽しさはスカイリムよりも上
とりあえずかる〜くレビューします。
まず、ウィッチャー3は戦闘がなかなか面白い。本当に楽しい。スリルがあります。
戦闘に関しては(戦闘系Mod無しの)スカイリムよりも爽快だし、難しく、やりごたえがある。
戦闘は剣を使って敵を攻撃するのが基本。剣道をしている感覚です(剣道経験ないけど)。
いや、「アクロバティックな剣道」と言うべきでしょうか。ゲラルトの「剣士+曲芸師のような身のこなし」は見ていて気持ちがいい。
剣で相手の攻撃を防御しつつ、タイミングを見計らってカウンター!爆薬も投げちゃえ!ついでに火炎魔法も!
敵が襲いかかってきたら念力で吹き飛ばす!敵がよろめいたらそのスキにぶった斬る!
ってな感じで楽しい。
ヒット・アンド・アウェイしつつ、魔法とかを使って連続攻撃を決めていけるのが快感です。視覚的快感も強い。
敵の攻撃を回避する動作も爽快だし(というか戦闘動作全般が爽快)、敵の攻撃をギリギリのところで避けつつ戦うのはヒヤヒヤもんです。
やっぱグラフィックが綺麗だと嫌でも面白く感じてしまいますよね。なんでだろう不思議。
ただし、キーバインド(キーコンフィグ)設定が不自由で残念でした。
自分は少し特殊なキー設定(移動キーはWASDではなくESDF)でPCゲームを遊んでいるので、移動キーを変更できないのは痛い。
変更できないキーは他にもあるし、パッチかアップデートかなんかで何とかなりませんか。もしかしたら、ファイルをいじれば解決するかもしれませんね。
ちなみに、ロードは早い方です。SSDだとそれなりの早さでロードされます。
ウィッチャー3は英語教材として優秀かもしれない
ウィッチャーシリーズはですね、ウィッチャー1を途中までしかやったことがないんですよ。それでも「ウィッチャーはストーリーを中心としたゲーム」ということは理解できました。
で、ウィッチャー3もウィッチャー1と同じくストーリー重視なゲームなんだと思うんですが、今は英語でしかプレイできないからストーリーが全く分かりません。
英文がやたら長いし選択肢もウィッチャー1と同様にたくさん出てくるし、たぶん重厚なストーリーなんだと思う。でも内容が全然分からん。住人たちは何言ってるんだ?という状況です。
▼このかわいいオッサンは何て言ってるんだ?(何らかのトラブルが起きたっぽい?)
この状況を打破してくれるのは日本語化しかありません。2015年5月21日に日本語字幕・吹替(音声)が詰まった夢のデータパックが天から落ちてくる(公式な日本語パッチが来る)みたいなので、今はそれ待ちです。
だから今はちゃんとしたレビューが書けません。すごく適当です。テッキトーー!フゥ〜〜!!(日本語でプレイできたら近いうちにちゃんとしたレビューを書くので、この無礼をお許しください)
それはともかく、PC版の場合は公式に日本語化されるまで英語のシャワーを浴び続けることになります。
ただこれだけアクション(戦闘)にやりがいがあると、ストーリーが多少面白いだけで続々と神ゲー認定されそうな予感がします。というか既に評価高いし。
ストーリーのボリュームはとんでもない量になっているそうですし、これはもう既に神ゲー…なのかもしれません。
いや、こればっかり実際にストーリーを進めてみないと分かりません。というわけで、後日書く予定のレビューも読んでくれたら幸いです。
日本語字幕+日本語音声(吹替)でプレイできます。日本語字幕+英語音声ってな感じでも遊べる。メニューに戻れば設定ですぐに変更可能。
歴史的名作な風格”ウィッチャー3″全クリア後レビュー(ネタバレなし)
PC版のグラフィックは最高峰。だが、快適動作のためには妥協が必要
ウィッチャー3のグラフィックは現時点でトップ3に入るぐらいの質だと思う。なんだか違和感を感じるけど。この違和感はなんなんだろう。慣れてないだけでしょうか。きっとそうでしょうね。きっと。
最初は妙な違和感を感じてたのですが、やっぱりグラフィックは感動するぐらい綺麗です。
▼くさりかたびら的な防具がリアル(特に鎖の部分)。惚れ惚れします
グラフィックはPC版GTA5より良いと思いますし、これだけ発達したグラフィックなら無理して高画質化Modを入れなくてもいいんじゃないですかね。
自分の環境(↓以下の通り)だと全てウルトラ設定(最大設定)にして外を歩き回ったりすると35~50fpsぐらいになります。
GPU: NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB)
Memory: 16GB
OS: Windows 7 64bit
ドライバ: GeForce 352.86 Driver
録画: ShadowPlay
fps計測: MSI Afterburner & RivaTuner Statistics Server
※NVIDIAコントロールパネルでMFAAをオンにしています。MFAAはMSAAの負荷を下げる機能です。ウィッチャー3でも効果があるんでしょうか?
PC版GTA5みたいな急激なfps低下はほとんどないので、GTA5よりも軽く感じます。
人が多い場所(村)にいる時や、馬に乗って高速移動している時は重くなる傾向にあるようです。
fpsの低下は急激というより、なだらかに落ちていく感じ。カクつき(カクカクする現象)はあまり感じませんでした。
「全て最大設定だと60fpsに到達するのが難しい」という現実にゲンナリしてたんですが、そうもしてられません。コスパを重視して生きていくには妥協が必要。
そこで、GTA5の時と同じように「なんちゃって高画質」を目指して設定をあれこれ試した結果、「ここは妥協しないとダメだぞ!」な設定項目を特定しました(本当は途中からとあるブログを見たんですけどね。そのブログは後で紹介します)。
妥協した方がいいグラフィックス設定
まずはグラフィックス設定から、調整(という名の妥協を)すべき項目を解説していきます。
垂直同期(VSync):
オンにするとテアリング(ティアリング)が収まる。オフにすると画面が乱れがちになります。しかし、オフの方がfpsが稼げるので多少の画面の乱れは我慢し、慣れましょう。きっといつか慣れます。
NVIDIA HairWorks:
モンスターの毛やゲラルトの髪の毛をフサフサにする設定項目。低〜中スペックなPCをお使いの方はオフにしてください。
これをオフにするだけで劇的にfpsが改善します。しかも見た目や雰囲気はそれほど変わりません。馬の毛を注視すると分かっちゃうけど。
影品質(Shadow Quality):
影の質を決める設定項目。中途半端な設定にしても、影自体がぼやけているので違いはそんなに分かりません(やはりよく見ると分かる)。
なので、ハイスペックPCでも中〜高設定(Medium〜High)ぐらいでOK。
木葉視野範囲(Foliage Visibility Range):
草木の描写範囲を調整する設定項目。これを最大設定(Ultra)にするとかなり重くなります。ハイスペックでも高(High)以下にせざるを得ない。
ハードウェアのカーソル(Hardware Cursor):
「マウス操作がなんだかおかしい。もっさりしてる」と感じる方は、これをオンにすると直ります。
妥協した方がいいポストプロセッシング設定
次に後処理設定(Post Processing、ポストプロセッシング)。
アンチエイリアス処理(Anti-aliasing):
テクスチャのギザギザ(シャギー)を滑らかにする設定項目。オンにしてもギザギザが気になる方はNVIDIAコントロールパネル(Radeonユーザーの場合AMD Catalyst)で「アンチエイリアシング – 設定」を4x以上にすると解決するかも。
しかし実際に試してみましたが、違いがよく分かりませんでした。
鮮明化(Sharpening):
設定が高い程テクスチャがシャープになる設定。「高」だと高画質になったように感じられます。お好みで。
環境閉塞(Ambient Occlusion、アンビエントオクルージョン):
有効にすると影が濃くなって、建物や植物がより立体的に見えるようになります。少し雰囲気が変わるだけなので、低スペックならオフにしてもいいでしょう。
HBAO+はかなり重いので諦めましょう。SSAOぐらいがちょうどいいです。
口径食(Vignetting):
画面の端っこを少し暗くする設定項目。オンにしてもオフにしてもほとんどfpsは変わりません。オンにするかどうかはお好みで。う〜ん…オフでいいと思います。
毛に気をつけろ
▲水の質(Water Quality)を高にするとこんな感じ
※この記事で使われた画像の「高画質版」はこちらで確認できます。
後は水の質を高にしたり、それでも重いならちょっと寂しくなりますが雑草の密度(Grass Density)を最低にしたりするといいでしょう。
問題なのはNVIDIA HairWorksです。毛をフサフサにする機能を無効にするだけで爆裂に軽くなるので、ハイスペックPCの方にとってはNVIDIA HairWorksをオンにするかオフにするかは悩みどころでしょう。
▼NVIDIA HairWorksを含む「NVIDIA GameWorks」が動作している様子をとらえた比較動画
The Witcher 3: Wild Hunt NVIDIA GameWorks Video – YouTube
なにせNVIDIA HairWorksを無効にするだけで、他の設定のほとんどを最大設定にしても快適動作(ほぼ60fps維持)が可能になりますからね。
個人的にはNVIDIA HairWorksを有効にしてます。そのためには影の質を中設定にまで下げたりしてやりくりしないと60fps維持が出来なくなるんですけどね。難しい所です。
▼HairWorks有効時の、青い毛がフサフサなロイヤルグリフィン(Royal Griffin)
「画像比較ができてもっと分かりやすい記事はないのか!」とお怒りの方、少し待ってください。ここに理想の記事があります。
The Witcher 3: Wild Hunt Graphics, Performance & Tweaking Guide | GeForce
上記の記事はNvidia公式ブログの記事です。公式とあってすごく分かりやすいですね。AMD RadeonのGPUを使っている方も参考になるかと。まだページを開いてない? 一見の価値ありですよ。
ウィッチャー3は、G2Aっていう鍵屋でPC版(グローバル・GOG版)を格安で買いました。GOGキーの有効化方法や手順、鍵屋を利用するリスクについては以下の記事で解説しています。
PC版ウィッチャー3をSteamの半額で購入→日本語化されました
こちらは本腰入れて書いた別のレビューです:
歴史的名作な風格”ウィッチャー3″全クリア後レビュー(ネタバレなし)