PUBGはなぜ面白い?100人が殺し合うバトルロワイアルゲームの真髄とは

PUBGのイメージ

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『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(プレイヤーアンノウンズバトルグラウンズ/PUBG)』はリアル系シューティングゲームだから面白く、気軽に参加できて優勝(1位になる=ドン勝)した時の快感が非常に強いからハマってしまう。芋虫スナイパー(芋スナ)としてプレイできるのも魅力一つ。

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PUBGとは『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS(プレイヤーアンノウンズバトルグラウンズ)』の略で、日本では一部ではあるがバトグラとも呼ばれている。8×8kmの広さの島で銃などの装備を集め、最大100人が殺し合い、最後まで生き残った者が勝利となるバトルロワイアル形式のルールが採用されている。

ゲームエンジンはUnreal Engine 4。

ゲームエンジンはUnreal Engine 4。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

H1Z1とDayZが融合したようなリアル系のTPSおよびFPSで、対応機種は現時点でPCのみ。謎翻訳があるものの日本語には一応対応していて、PS4・XboxOne版は発売予定。

ぶっちゃけて言うとPUBGは10時間も遊んでいれば飽きる。なぜなら一度死んだら退場となるし、集めてきたライフルやショットガン、包帯やエナジードリンクといったアイテムも全て失われるからだ。最近のMMORPGと違って(そもそもPUBGはMMORPGではないが)死ぬとアイテムは全ロストするので喪失感が非常に大きい。なので10時間くらいプレイしていると「もうPUBGはいいかな…」という気持ちになる瞬間が必ず訪れる。まだまだ最適化不足だし、ラグが発生することも多いしね。

しかし次の日もPUBGをプレイしている自分がいた。理由はPUBGの持つリアルさと、カジュアルに参戦できる仕様にあると思う。PUBGの魅力について語っていきたい。

「リアル寄り」だから面白い

ゲーム開始時に軍用機に最大100人が搭載された状態で島の上空を飛び、プレイヤーは好きなタイミングで軍用機から降りることが出来る。パラシュートを使って民家や軍事基地に降り立ち、真っ先にピストルかライフルおよびその銃弾を入手し、周辺にいるであろう敵プレイヤーに気を付けながら、小さくなっていく白い円および青い円(競技エリア)の中に留まり続け、ソロプレイの場合は最後の1人になるまで孤独に戦い続ける、というのがゲームの主な流れだ。

ある程度地上にまで近付くとパラシュートは自動的に開くので、落下死することはない。

ある程度地上にまで近付くとパラシュートは自動的に開くので、落下死することはない。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

ルールだけを見れば先発のバトルロワイアルゲーム「H1Z1: King of the Kill」とほぼ変わらないのだが、個人的にはPUBGの方が面白く感じる。なぜならPUBGは「リアル寄り」に設計されているからだ。

例えば服装によっては木や草にカモフラージュして隠れることが可能だし、DayZのように開けた場所が多く「待ち伏せスナイピング(要するに芋虫スナイパーおよび芋砂としての活動)」が容易にできる。「芋スナが好き」と公言するとどこかから叩かれるかもしれないが、芋スナほど楽しく寂しいプレイスタイルはこの世にほとんど無いと思うし、僕は芋スナプレイが大好きだ。

スコープを覗いて敵を狙っている時の様子。ただしショットガンにもスコープを取り付けることが可能なので、初心者の人は気をつけよう。

スコープを覗いて敵を狙っている時の様子。ただしショットガンにもスコープを取り付けることが可能なので、初心者の人は気をつけよう。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

そして芋スナプレイはPUBGで最も強い戦略の一つである。PUBGでは動いている物体がとても目に付きやすいし、その物体をスナイパーライフルで撃ち抜く感触は背徳感と純度の高い快感が混ざりあったような感じで、頭の中で「得体の知れない何か」が生成される。

広く見渡せる所が多いので、木に隠れて敵がいないか確認し、一気に走って移動するのを繰り返すのが普通。

広く見渡せる所が多いので、木に隠れて敵がいないか確認し、一気に走って移動するのを繰り返すのが普通。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

PUBGでは車両に乗ってスピードを出している時に車両から降りると即死するし、武器を切り替える動作等はもっさりしていてプロゲーマーが参加するような大会向きの対人ゲームではないかもしれない。けれどもそういったところにもPUBGの魅力があると思うのだ。

例えばPUBGでは車を乗り回しているプレイヤーが強いわけではない。むしろ車を走らせているとエンジン音が発生し、相手からするとどこからプレイヤーが近付いているのか大方の予想がつくからだ。競技エリアである白い円が極限まで小さくなっていく頃には車は不要の産物と化していることが多い。

最初に車を確保して、白い円の中心にまで一気に移動するのも戦略の一つ。あとは屋内で待ち伏せしていれば生存者はどんどん減っていく。

最初に車を確保して、白い円の中心にまで一気に移動するのも戦略の一つ。あとは屋内で待ち伏せしていれば生存者はどんどん減っていく。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

「死亡したら負け」というプレッシャーを楽しめ

確かに「H1Z1: King of the Kill」も悪くはないのだが、あちらはどうも死が軽すぎるように感じる。PUBGのように慎重に慎重を重ねた上で死ぬことが美徳だと思うのだが、「H1Z1: King of the Kill」では反射神経の良い人が有利になっているのではないか(それはそれで悪くないのだけれど)。

しかしここまで言っておいては何だが、PUBGでは「とにかくキル数を稼ぎにいく」というプレイスタイルで遊んでも面白い。なぜなら死に対する重圧から解放され、ゲームを盛り上げるピエロのような気分で遊べるからだ。

銃声が聞こえた方へ一目散にダッシュして相手が潜んでいるであろう家に行くと、敵は死体をあさっていることがあるので、その瞬間に立ち会えれば漁夫の利が得られることが案外ある。屋内でじっと待ち続けるプレイに飽きてきたら、特攻隊員のような遊び方に切り替えるのがおすすめだ。運が良かったり敵の虚をつけたりすると10位以内に入れることもあるので、攻めの姿勢で挑むのも意外と悪くない。

最後に:PUBGは射精である

PUBGでは左Altキーを押しながら索敵し続け、集中力を切らさなかった者が勝つ世界だ。…と思っている奴を尻目に、風呂場やトイレでショットガンを構えつつ待ち伏せしている者が勝つ世界でもある。

現状ではPUBGは「待ちが強い」ゲームとなっているが、僕はそれでも構わない。だって楽しいもん。誰よりも速くアサルトライフルと4倍スコープを見つけて、建物の屋上で芋スナするの超楽しいもん。DayZだといくら待っても人が野原を駆け抜けることはほとんど無かったけど、PUBGでは長くても30分くらいで試合が終わる。PUBGの方が圧倒的にスナイパーとしての楽しさを感じられるのだ。しかもリアルさも伴っている。

自分だけのスナイパースポットを見つけるのも楽しい。

自分だけのスナイパースポットを見つけるのも楽しい。
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

競技エリアは小さくなっていくから有利な場所を確保するように移動せざるを得ないし、「ずっとここに居座りたいけど動かなきゃHPが減って死んでしまう」という悩ましい問題と必ず直面する。スナイパーとして一生行動したいと思っていても、最後は「自分vsその他大勢」というデスサバイバルに参戦しないといけない。芋虫スナイパー最強説を最終的に自分で取り消して、本当の意味で勝ちに行かないといけないのだ。

そして最後の1人になるまで戦いきった時、射精に限りなく近いエクスタシーが体中を駆け巡る。結局のところ僕は、PUBGを通じて射精がしたいだけだと思う。だから飽きているのに何度もPUBGを起動してしまうのだろう。

1位になると「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」という謎翻訳が見られる。恐らく「とんかつ」を「ドン勝」と間違って翻訳してしまったのだろう。あと、優勝したことを誰かに報告したくなってくるこの承認欲求みたいな衝動は一体何なの…?

1位になると「勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!!」という謎翻訳が見られる。恐らく「とんかつ」を「ドン勝」と間違って翻訳してしまったのだろう。あと、優勝したことを誰かに報告したくなってくるこの承認欲求みたいな衝動は一体何なの…?
引用:Bluehole, Inc.『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』

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