ファークライプライマル 雑な感想/評価/レビュー 単細胞な世界へようこそ

Far Cry Primal(PC/PS4/XboxOne)は動物を仲間にできるビーストマスター要素よりも、”野性的かつ純粋でバカな部族の勢い”に任せたストーリーの流れにのって、そのままバカの一員になって物語を堪能すべき。だって基本的な仕様はFar Cry 4とほぼ同じだから…。

広告

基礎は前作とほぼ同じ

far-cry-primal-kansou-1

「ファークライ外伝」といったところでしょうか。

ファークライシリーズ第5作目となる『ファークライ プライマル』(Far Cry Primal)は、前作のファークライ4と基本的な部分が同じ「ステルスアクション・拠点制圧・オープンワールド型FPS」でした。

オープンワールドの限界を感じます。「マップはめちゃめちゃ広いんだぜ!」とか「たくさん名所を用意してるぜ!」とか、そんなもんどうでもいい。飽きた。

『ファークライ プライマル』も動物を狩って皮をはぎ、大自然の中で生えている植物を採集し、それらを元に強い武器やアイテムを作っていき、敵の拠点を制圧して自勢力を拡大していくアクションアドベンチャーゲームです。システムは前作とほとんど変わりません。

ビーストマスターとして戦うのは新鮮

far-cry-primal-kansou-4

しかし、プレイ感は前作と50%ぐらい違います。銃がなくなったからです。舞台は石器時代の中央ヨーロッパ。銃なんていう高性能な飛び道具なんてなく、木の枝で作られた弓や槍、棍棒を使って部族の集落を襲っていくことになります。

オープンワールドゾンビサバイバル「H1Z1」でスポーンした直後の感覚と似ています。序盤で枝を集めて弓と矢を作って、敵を襲撃していくのとあまり変わりません。

ただ本作は「ビーストマスター」、つまり動物を従えて戦えるのが新要素としてあって、これもまた「今回はなんかちょっと違うな」と思わせる仕様となっています。

far-cry-primal-kansou-5

なんというか、ポケモンです。特定の動物は肉のようなエサ(BAIT)を食わせてなつかせると自分の仲間になります。で、プレイヤーは仲間として付いてくる狼やトラやライオンに対して「あいつを攻撃しろ!」といった命令を簡単に出すことができるんですね。

ファークライ4をプレイしていた時は弓で動物を狩ったり拠点を攻めたりするのが一番楽しかったわけですが、本作だと銃が廃止されたこともあって明確な方向性が提示されているわけですよ。つまり、「ビーストマスターとして原始的な武器を使いつつ戦え」ということです。

far-cry-primal-kansou-3

まぁ基本的な仕様が前作とほとんど同じなのは残念というかしょうがないとは思うんですけど、動物に命令を出しつつ弓や槍で戦うのは意外と新鮮でした。恐竜を仲間にできるオープンワールドサバイバル「ARK: Survival Evolved」も同じ感じなんでしょうか。

あと本格的に拠点を攻める前にフクロウを操作して偵察できたり、そもそもどの言語にも吹き替え音声が無くて登場人物がアフリカの部族が使っていそうな言語で話していたり、石器時代の世界観を強く感じられて雰囲気はかなりいいです。

なんかみんなバカばっか

far-cry-primal-kansou-2

正直、ビーストマスターとかそんな要素はどうでもいいかもしれません。

登場人物の性格が単純明快で、いや原始的すぎて逆に面白いというか。『ファークライ プライマル』をプレイする場合、バトルよりも「石器時代という舞台で語られる物語」を堪能すべき。

PC版を英語字幕でプレイしているわけですが、日本語字幕でなくても大まかな流れを理解できるぐらい簡単な物語になっています。というのも石器時代が舞台となっているためか、皆さんあまり賢くないみたいなんです。

「オレ オマエ キライ」「オレ オマエ クウ」といったニュアンスが英語字幕からでも分かるぐらい、会話の内容が簡単なんですよ。

はっきり言ってしまうと皆バカで単細胞だから、ストーリーもその勢いを保ったまま進んでいきます。それがもう怖くて。現代人の私から見たら狂っているようにしか思えません。

プレイヤーはウィンジャ族の「タカール」として生きていくことになるわけですが、たとえば仲間の中には「黒魔術が最強なんじゃよ・・・ククク・・・」という雰囲気をプンプン放ってるヤベー奴(あくまでも雰囲気です)がいたりします。

バカであるがゆえの衝動がそのままストーリーにのっかっています。そこもまたなかなか新鮮で、例えシステムが前作とほぼ同じであったとしても、どんどんメインストーリーを進めたくなってくるのです。

クリア後レビュー原始人をバカにするな ファークライプライマル感想/評価/レビュー(ネタバレ無し)

あわせて読みたい

広告

ABOUTこの記事をかいた人

19歳の時から頭部が全体的にスカり始めた、毎日無職のような生活を送っている自宅警備員系PCゲーマー。ゲームの作品性よりも純粋なオモシロ度を重視。現時点で最高に面白いと感じたFPSは「レインボーシックス シージ」。「かまいたちの夜」の新作発売を誰よりも願っている。鍵屋推進派ではなく「とにかく安く買いたい派」です。