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シリーズ最新作”HITMAN”の必要(最低)/推奨動作環境と、最高設定で快適動作するゲーミングPC(推奨パソコン)の構成を、ベンチマーク比較や実際のプレイを元に考察。CPUやGPU(グラフィックカード・グラボ・ビデオカード)はどれがおすすめなのか等。BTOパソコンの紹介も。
目次
PC版HITMAN(2016)はどれぐらい「重い」のか
結論から言うと、ベータ版だと「GeForce GTX 970」かつ「Core i5-4670K(4.4GHz)」であれば最高設定でもそこそこ快適に動作しました。
設定を下げればかなりfps(フレームレート)を稼げるので、画質に妥協できるなら必須スペック程度のPCでも意外と遊べるかも。
この記事では「実際にプレイして分かったこと」や「海外サイトによって計測されたベンチマーク」を紹介して、その結果をまとめた上で「綺麗・快適に遊べるコスパ重視なPC構成」を提示し、最後にずうずうしいのは承知ながらも「BTOパソコンを買うのに適したおすすめのBTOショップ」を解説した記事をちらっと紹介します。
PC版HITMAN(2016)の必須/推奨動作環境
必須スペック | 推奨スペック | |
---|---|---|
OS | 64-bit Windows 7 | 64-bit Windows 7 / 64-bit Windows 8 (8.1) |
CPU | Intel CPU Core i5-2500K 3.3GHz / AMD CPU Phenom II X4 940 | Intel CPU Core i7 3770 3,4 GHz / AMD CPU AMD FX-8350 4 GHz |
メモリ | 8 GB RAM | 8 GB RAM |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 660 / Radeon HD 7870 | Nvidia GPU GeForce GTX 770 / AMD GPU Radeon R9 290 |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
参考:Steam:HITMAN
最低でもCPUはCore i5-2500K、メモリは8GBが要求されているなど、必須スペックはかなり高め。
実際にプレイしてみたら意外と快適
以下のPC環境でHITMAN(以下、ヒットマン2016)をプレイし、fpsを計測しました。表にあるPCパーツのリンクはAmazon.co.jpへ飛ぶアフィリエイトリンクです。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB。製品は「GV-N970G1 GAMING-4GD」) |
メモリ | 16GB |
インストール先 | SSD: Crucial MX100 512GB(CT512MX100SSD1) |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
ドライバ | GeForce 361.91 Driver |
fps計測ソフト | MSI Afterburner RivaTuner Statistics Server |
ゲーム内解像度 | 1920×1080 |
ゲームのバージョン | ベータ版 |
以下より、フレームレートやVRAM(ビデオメモリ)を計測した画像が貼ってありますが、軽量化のために見た目が少し悪くなっています。高画質版はこちらで確認してください。
また、バージョンがベータ時点での計測なので製品版とは結果が変わってくる可能性があります。
今回はベータ版の最終ステージ「The Final Test」でベンチマークを取りました。
ざっくりとしたまとめ
- 「最高設定&スーパーサンプリング2」だと21~33fps
- 「最高設定&スーパーサンプリング1」だと56~93fps
- 「妥協設定&スーパーサンプリング1」だと70~130fps
で、これが実際にプレイした時の様子です。
「最高設定&スーパーサンプリング1」は4:14から。「妥協設定&スーパーサンプリング1」は9:43から。
最高設定&スーパーサンプリング2の場合
ヒットマン2016のグラフィック設定には「スーパーサンプリング」(Super Sampling)という項目があるんですが、この値を上げてやるとギザギザ(シャギー)が減ります。
ただ、スーパーサンプリングの値を上げれば上げるほど綺麗になるかわり、そのぶん負荷も上がります。つまり、fpsが下がります。
「最高設定&スーパーサンプリング2」の場合、VRAMは最大でも約3.6GBほど、メモリは約6GBほど使われました。fpsは大体20~30の間を推移。ギザギザ感はほとんど感じられませんでしたが、かなり重い。
最高設定&スーパーサンプリング1の場合
スーパーサンプリングを1にして他の設定を最大にしてやるとかなり軽くなります。一瞬だけ56fpsを記録するぐらいで、他の場面では60fps以上を叩き出しました。
そのかわり、スーパーサンプリング2と比較するとギザギザがちょっと目立ちます。
VRAMは3GBほど使われ、これは「GeForce GTX 970」(以下、GTX 970)のVRAM搭載量(実質3.5GB)に収まります。GTX 970だと「最高設定&スーパーサンプリング1」が最適かも。
妥協設定&スーパーサンプリング1の場合
最高設定からさらに設定を下げた「妥協設定」だと、場所によっては100fps以上でることも。ただし、妥協設定というだけあってギザギザ感が強くなってきます。パッと見じゃ違いは分かりませんけど。
PC版HITMAN(2016)のベンチマーク
CPUのベンチマーク結果比較
他のPCゲームだとCPUによって稼げる「fpsの差」はそれほどないのですが、ヒットマン2016だとCPUが高性能なほどfpsが稼げます。
「Core i5 4670K」と「Core i7 4770K」の最低fpsを比べると8fps違います。以下のベンチマーク結果は「最高設定(アンチエイリアス無し)&スーパーサンプリング0.5」で計測されたものです。
引用:gamegpu.ru
GPU(グラボ)のベンチマーク結果比較
gamegpu.ruによると以下のベンチマーク結果は「最高設定&スーパーサンプリング1」で計測されたものとされていますが、私が計測した結果とかなり違う。
gamegpu.ruによると「船のステージ」でベンチマークを取っているようです。(※HopeForTangさん、指摘ありがとうございます)または「最高設定&スーパーサンプリング2」で計測したヤツかもしれません。一応紹介させていただきます。
「Radeon R9 290」が「GeForce GTX 970」とほぼ同等のfpsを叩き出しているなど、AMD製GPUがかなり健闘してます。
引用:gamegpu.ru
解像度がフルHD(1920×1080)だと、やはりVRAMは3GBほど使われてます。
引用:gamegpu.ru
メモリ使用量は4~5GBほど
最低スペックでもメモリは8GB以上必要とされていますが、それほどめちゃくちゃメモリを使用するわけじゃないです。大体4~5GBぐらい。
引用:gamegpu.ru
まとめ
というわけで、「ヒットマン2016を最高設定で動かせる、コスパを考慮したPC構成」は以下のとおりになります。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Intel Core i5-6600K(4コア/4スレッド、3.5 GHz、最大3.9 GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB) |
メモリ | 8GB |
ストレージ | SSD 500GB + HDD 3TB 以上(理想) |
電源容量 | 700W 以上 |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
CPUは最低でもCore i5クラスを。SSDであればロードがかなり速くなるPCゲームもあるので、予算に余裕があるならHDDよりもSSDを優先的に検討した方がいいでしょう。
最高設定からさらに設定を下げた「妥協設定」だとさらにfpsを稼げるので、GPUは「GeForce GTX 960」や「RADEON R9 380」を選択するのもアリ。
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