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PC版クォンタムブレイクを日本語字幕でプレイした感想。カクつきが酷い

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【ストーリーのネタバレ無し】日本語版の発売日より早くQuantum Breakを日本語字幕でプレイできた。Windows10の国設定をタイに変更し、WindowsストアでPaypalを経由して購入。日本語字幕は含まれていたものの、GTX970程度では最低設定にしないと動作がカクカクに。

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まとめ

  • 時間の概念をぶっ壊す、非日常感を味わえるストーリー。
  • PC版クォンタムブレイクは日本語版発売日よりも早く日本語字幕でプレイすることが可能。Windows 10の設定を変更しPaypalで代金を払えば可能で、VPNの必要もない。購入後は設定を日本に変えても問題なくプレイできる。しかし、住所を偽装して購入することになるため、後々なんらかの問題が起きる可能性があるかも。
  • 日本語版クォンタムブレイクでは、英語音声に対する日本語字幕がところどころ出てこない。例えば、ゲーム内で出現するオブジェクト(ラジオ・テレビ)から出る英語音声の日本語字幕が出てこないため、ストーリーの背景が一部把握しづらくなっている。
  • PC版を動かすハードルが高い。「GeForce GTX 970」程度のビデオカードでは、少なくとも第1章では最低設定にしないとフルHDで快適に動作しない。
  • PC版の場合、十分に最適化されるまでプレイしない方がいい。

「時間」ってなんだ?

win10-quantum-break-kansou-7

ネタバレになるのでストーリーの情報はなるべく伏せます。ゲーム自体は「タイムリープ物」としてはかなり面白いです。

ざっくり言うと、何か重大なことが起きて主人公「ジャック・ジョイス」がクロノン(時を操る能力)に目覚めます。クロノン能力を駆使しつつ、銃で戦っていくTPSです。ストーリーが分岐します。

まだ第1章を終わらせたところですが、「そっそういうことだったのか…!! ということは、アレがああなったということか…!!」的な驚きが用意されていました。

主人公以外の視点からもストーリーが語られます。対極的な視点を両方知った上でどの選択肢を選ぶのか。その選択によってストーリーが変わります。前衛的なグラフィック表現、洗練された演出だけでなく、選択肢によってもプレイヤーをストーリーに引きこんでいきます。

でもやっぱり一番グッと来たのは「時の概念」について考えさせられるところですね。普通に生活している分には時間なんてものは「ただ過ぎ去っていくだけ」なのですが、このゲームではその概念をぶっ壊してくれます。時間軸が頻繁に変わるため、非日常感を味わえます。そこが最高。

レビューの続き:ネタバレ注意。クォンタムブレイクの結末・謎を考察/解説。誰が正しかったのか?

国設定を変えて購入するのはアウトなのか?

Windows 10で設定(時刻と言語▶地域と言語▶国または地域)をタイに変更し、アカウントの支払い方法のところでPaypal情報とタイの住所(適当)を入力。そうすることで、Windows ストア内にてPC版クォンタムブレイクを購入できました。これらはVPN無しで可能です。

なぜタイにして購入したかというと、1652バーツ(日本円で5171円ほど)かつPaypalが使えたから。南アフリカの方が安かったかもしれないけど、なぜかPaypalが使えない。また日本の定価だと6000円なので、安いかなと。しかし、Paypalではバーツはどれぐらいのレートで支払われるのか不明なのが不安。クレジットカードの請求額が6000円以上になってたら損です。

1652バーツは一体いくらで請求されるのか…?

1652バーツは一体いくらで請求されるのか…?

Microsoftアカウントにタイ用の支払いオプションを追加してから購入。こうすると国設定をタイにした後にPaypalが使える

Microsoftアカウントにタイ用の支払いオプションを追加してから購入。こうすると国設定をタイにした後にPaypalが使える

Microsoft アカウント

購入後は国設定を日本に変えても問題なく遊べました。もちろんVPN無し。それでも日本語字幕のままプレイできました。Windows ストアで販売されているのはいわゆる「グローバル版」というやつで、どの国設定で買っても全言語入っているという見方が正しいのではないでしょうか。

Windows ストアの場合、

  1. 国設定を変える
  2. 支払い方法の住所を偽装する

この二点を実行するだけで、日本語版発売日よりも早く日本語字幕でPC版クォンタムブレイクをプレイすることが可能でした。しかし、マイクロソフトに対して住所を偽装した状態で購入しているので、後日マイクロソフトアカウントがBANされる…のかな。全くもって不明。

どうせ日本でもWindows ストアにて2016年4月7日に6000円で販売が開始されます。「本当に早くやりたいんだ!!」という熱意を持っている人じゃない限り、マネしない方がいいです。どんなリスクを背負うことになるのか分かりません。

追記:2016年4月10日時点では7900円になっていました。また、1652バーツが円に換算された結果、5310円になりました。
42.1GBのファイルは、ダウンロードが完了するまで4~5時間かかった。

42.1GBのファイルは、ダウンロードが完了するまで4~5時間かかった。

日本語字幕がちょっと残念だった

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日本語版クォンタムブレイクには日本語吹き替えがありません。英語音声に対して日本語字幕を表示する形をとっています。

残念なのが、ゲーム内で登場するラジオ・テレビ、徐々にアンロックされる日記から出る英語音声に、日本語字幕が当てられていないこと。英語のリスニングが苦手な方にとっては少々キツいかもしれません。ただし、実写ムービーや登場人物の声、オブジェクトの文章に関しては問題なく日本語字幕が表示されています。

ゲーム内で実写ムービーを観ている図。新鮮な気分になったが、日本語字幕が出てこなかった

ゲーム内で実写ムービーを観ている図。新鮮な気分になったが、日本語字幕が出てこなかった

PC版を快適に動作させるハードルが高すぎる

「GTX970+Core i5-4670K 4.4GHz+メモリ16GB+SSD」というスペックでプレイしましたが、最高設定の場合だと動作がカクカクになります。少なくとも第1章の時点では、フルHD(解像度1920×1080)で60fpsぐらいの快適さを保つためには、最低設定にする必要がありました。

恐らく、「GeForce GTX 970」程度のグラフィックボードではVRAM(ビデオメモリ)が足りていないのでしょう。ちなみに、「GeForce GTX 970」は実質3.5GBのVRAMが使えます。また、MSI Afterburner・Shadowplay・EVGA PrecisionX 16のどれを使用してもfpsを表示できませんでした。何か方法はあるのでしょうか。

幸いなのが、クォンタムブレイクのグラフィックは全体的にボヤケているので、設定を下げても違いが分かりづらいということ。グラフィックは他のPCゲームと比較しても独特な方なので、ここらへんは意見が分かれるかも。雰囲気が出てて、かなり良いと思うのですが…。

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特に、実写ムービーが常にカクついていたのが非常にガッカリしました。ストリーミング形式で観られるようになっているのが原因かもしれません。

結論を言うと、最適化されるまでプレイしない方がいいと思います。あるいは、「GeForce GTX 1080」か「GeForce GTX 1070」以上のビデオカードを買うか…。

(以下、アフィリエイト)

PC版『Quantum Break』商品ページ – マイクロソフト公式ストア

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