PC版レインボーシックスシージの推奨スペックとPC購入ガイド

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PC版Tom Clancy’s Rainbow Six Siegeの必須(最小)/推奨動作環境。実際のプレイやベンチマークを元に、最高設定に近い画質でも快適に動作するおすすめのPC構成を詳しく解説。ビデオカード(GPU、グラボ)・CPU・メモリはどれぐらいがいいか等。各BTOショップのメリット・デメリットも。

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『レインボーシックス シージ』の必要/推奨スペックはどれぐらい?

PC版『トムクランシーズ レインボーシックス シージ』(Tom Clancy’s Rainbow Six Siege)が快適に動くPC構成について、「CPUやビデオカードはどれがいいのか」という観点から解説していきます。後半では、好きなPCパーツをサイト上で選んで、その構成でゲーミングPCを自宅に送ってくれる「BTOショップ」を二つ紹介します。

さっそく、PC版『レインボーシックス シージ』の必須(最小)動作環境と推奨動作環境を見ていきましょう。

必須スペック 推奨スペック
OS 64-bit: Windows 7, Windows 8.1, Windows 10 64-bit: Windows 7 SP1, Windows 8.1, Windows 10
CPU Intel Core i3 560 3.3 GHz / AMD Phenom II X4 945 3.0 GHz Intel Core i5-2500K 3.3 GHz / AMD FX-8120 3.1 Ghz 以上
メモリ 6GB 8GB
GPU NVIDIA GeForce GTX 460 / AMD Radeon HD 5870 NVIDIA GeForce GTX 670 (あるいは GTX 760 / GTX 960) / AMD Radeon HD 7970 (あるいは R9 280x [2GB VRAM] / R9 380 / Fury X)
HDD 30GB 以上の空き容量 47GB 以上の空き容量
サウンド DirectX® 9.0c 互換のサウンドカード(最新ドライバ) DirectX® 9.0c 互換のサウンドカード(最新ドライバ)
マルチプレイヤー 256kbps以上ある上り回線(ブロードバンド接続) 512kbps以上ある上り回線(ブロードバンド接続)

リリース時にサポートするビデオカード

NVIDIA
GeForce GTX 460、GTX 560、GTX 650、GTX 750以上。または、GT900とTitanシリーズのいずれか。

AMD
Radeon HD5870、HD6870、HD7770、R7 260X以上。または、R-300シリーズとFury Xのいずれか。

スペック詳細:Rainbow Six Siege PC Specs – UbiBlog – Ubisoft

PC版『レインボーシックス シージ』はけっこう重いので注意

レインボーシックスシージの動作はなかなか重たいです。推奨スペック程度あるPCでも、解像度をフルHD、全ての設定を最大にした状態だと、60fpsを余裕で切ります。フレームレートが60fps以上でたら「快適」だとすると、推奨スペックでもかなり厳しい。重さの割にグラフィックはアッと驚くほど綺麗というわけではない。しかし、壁が弾丸で壊れる破壊表現はすごい。

結論を言ってしまうと、超高性能なビデオカード「GeForce GTX 980 Ti」でも最高設定だと60fpsぐらいしかでない。そのかわり、アンチエイリアス設定(ギザギザを滑らかにする設定)によってはかなり快適になる。

だからといって、高価な「GeForce GTX 980 Ti」を買う必要は全くない。コストパフォーマンスの高い「GeForce GTX 970」程度のビデオカードがあれば、十分綺麗な状態でプレイできるからです。

簡単に言えば、PC版『レインボーシックス シージ』には無駄に重くなる設定が用意されているのです。その設定を避ければ、推奨スペック程度のPCでも60fps以上で動作するので、あまり心配する必要はありません。

参考にしたベンチマーク:Tom Clancy’s Rainbow Six Siege Graphics & Performance Guide

実際にフレームレートを計測してきました

一般的な画面解像度であるフルHD(1920×1080)で、レインボーシックスシージのフレームレートを計測しました。計測ソフトは「MSI Afterburner」を使用。動作検証のために使ったPCのスペックは以下の通り。

スペック等
CPU Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み)
GPU NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB)
メモリ 16GB
OS 64 bit: Windows 10 Home
ドライバ GeForce 359.06 Driver

最高設定だと30fps台を推移

spec-rainbow-six-siege-1(画像をクリックすると、大きな画像で見られます。※ページの表示速度を上げるため、画質を下げています)

ゲーム側で用意されている最高設定を元に、一番重いアンチエイリアス設定の「MSAA 8X」を選択して、ベンチマークを回してみる。

spec-rainbow-six-siege-2

人が多くいる場面だとガクッとfpsが下がった。大体ずっと30fps台を推移。かなり重たい。ベンチマーク結果は以下の通り。平均して30~40fpsぐらい。最小で10fps台になっているところがありますが、実際にはそれほど落ちません。

spec-rainbow-six-siege-3

最高設定だとVRAMは3.5GB以上使ってしまっていますね。GTX 970は実質3.5GBしか使えないので、VRAMもネックになっていることが考えられます。

設定を下げると超快適に。しかもそこそこ綺麗

spec-rainbow-six-siege-4

当たり前ですが、設定を下げるとだいぶ軽くなりました。シェーディングを「高」にすると非常に動作が重たくなるので、少なくとも「中」以下にすべき。上の設定だと中設定が多いですが、テクスチャーを「高」にしていることもあって、グラフィックは最高設定とほぼ変わらないように感じる。

アンチエイリアスが「MSAA 2X」でも、ポストプロセス・アンチエイリアスを「T-AA」にすれば全体的にボヤけてシャギー感がなくなるので、なんとなく綺麗に見えてしまう。

ベンチマークの中で一番重たくなるシーンでも、確実に60fps以上は出ました。

spec-rainbow-six-siege-5

ベンチマーク結果は以下の通り。平均すると大体70fpsぐらいは出てる。改めて言いますが、ベンチマーク結果を見る限り最低fpsが30fpsを切っているように見えますが、実際には30fps以下にはなりません。

spec-rainbow-six-siege-6

マルチプレイでも快適そのもの。重い場所・状況でも60fpsを切ることはありませんでした。

spec-rainbow-six-siege-7

この軽量化設定だと使用VRAM量は多くても3GBで収まる。GTX 970が使えるVRAMは実質3.5GBなので、普通に許容できてます。

以上の結果を元に、「最高設定に近い画質でも十分に動作するPC構成」について考えていきます。

おすすめのPC構成を妥協しつつ考えてみる

ビデオカードは「GeForce GTX 970」で十分

レインボーシックスシージを最高画質に近い画質でイライラすることなくプレイしたいのであれば、超高性能なビデオカードである「GeForce GTX 980 Ti」は必要ありません。さすがにGTX 980 Tiは値段が高い。

なので、コスパ最強なビデオカード「GeForce GTX 970」を選ぶのが賢明です。GTX 970なら設定を下げれば、ある程度の画質を保ったままヌルヌルに動作します。

画質にこだわらないなら、「GeForce GTX 960」程度のビデオカードまでレベルを下げてもいい。GTX 960でも設定を妥協すれば十分な動作は見込める。予算に余裕があるのであれば「GeForce GTX 980」や「GeForce GTX 980 Ti」を選択して、さらなる画質を求めるのもいいでしょう。

しかしやはり、レインボーシックスシージならGTX 970で十分すぎる。GTX 970なら最高画質に近い画質で、快適に動作しますから。

CPUはCore i5クラスのものを用意しよう

「Core i5-4670K」(4.4GHzまでオーバークロックしたもの)でも十分なフレームレートが出るので、CPUはCore i5クラスのものであれば間違いないです。本当は将来のことを考えるとCore i7クラスがいいんですけどね。最近は4コア以上のマルチコアに対応するゲームも増えてきましたし。

海外サイトのベンチマーク結果(オープンベータ版)を見る限り、レインボーシックスシージは複数のコアをまんべんなく使用し、コア数の多いCPUじゃなくてもfpsは全然かわらない。だから、無理にコア数の多いCPUを選ぶ必要はない。

この先発売されるPCゲームも思いきり遊んでみたいというなら、「Core i7 6700K」あたりを選んでみるのも悪くない。しかし本来なら、「Core i5-6600K」あたりがベストです。

「SSDじゃない」はもう古い

HDDだと、ゲームによっては一回のロードで30秒以上かかります。ストレージをSSDに変えることで、ロード時間が約20秒も短縮されるゲームもあるぐらいです。Fallout4の場合、SSDにするだけでロード時間が20秒も短くなることがある。なので、ストレージをHDDだけにしておくのは、本当にやめた方がいいと思う。

私なら500GBぐらい容量のあるSSDを用意して、そこにOSをインストールします。昔はけっこう高かったんですけど、最近SSDは安くなってきました。もちろん、データ保存用に3TBぐらいのHDDも用意しておいた方が身のためです。

あとSSDなら、Winodowsの起動時間と動作が爆速になります。結局のところ、そのメリットが一番大きい。

まとめ

レインボーシックスシージを、高画質でプレイできるPC構成は以下の通り。

スペック等
CPU Intel Core i5-6600K(4コア/4スレッド、3.5 GHz、最大3.9 GHz)
GPU NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB)
メモリ 8GB
ストレージ SSD 500GB + HDD 3TB 以上(理想)
電源容量 700W 以上
OS 64 bit: Windows 10 Home

予算に限りがあるのなら、CPUはCore i7クラス(Core i7-6700K等)にする必要はない。Core i5クラスのもの(Core i5-6600K等)で十分です。CPUで節約した分のお金を、ビデオカードの方に回した方が結果的にコストパフォーマンスが良くなります。

今後発売される最新PCゲームにも手を出してみたいなら、GPUは「GeForce GTX 980」にしておくのもいいかも。ただ、レインボーシックスシージで遊びたいだけなら「GeForce GTX 970」か「GeForce GTX 960」ぐらいのビデオカードで満足できる。

GTX 960、GTX 970、GTX 980、GTX 980 Tiのどれかを選択するなら、電源は700W以上あれば問題ないです。OSはWindows 10でOK。Windows 10でもほとんどのゲームは動きます。レインボーシックスシージもWindows 10で問題なくプレイできたのを確認できています。

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