【辛口レビュー】マリオテニスエースはリスクがあるから面白い!

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任天堂から発売されたニンテンドースイッチソフト『マリオテニス エース』をプレイした感想や評価。ラケットが壊れたら試合終了になったり、テクニカルショットに失敗するとエナジーが減ったりするなど、様々なリスクがあるおかげで駆け引きが楽しいテニスゲームになっていますが、オンライン対戦時のラグは許容しないといけません。

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『マリオテニス エース』をプレイしました。面白いです。良い点と悪い点をざっくりとまとめると以下のような感じです。

『マリオテニス エース』の感想まとめ

悪い点

  • オンライン対戦時、ラグでガクガクになることがある
  • 「ねらいうち」ショットを失敗する時がある

良い点

  • エナジー制の採用
  • ラケットが壊れる(いろんなリスク的要素がある)
  • 加速(スローモーション)が使える

『マリオテニス エース』のココが気に食わない

ラグは人生だ

『マリオテニス エース』はかなり楽しいスポーツゲームですが、気に入らない点が少しあります。それはオンライン対戦時のラグです。

大体5戦中に1回はかなり「ラグい」プレイヤーと当たってしまうことがあり、名前がローマ字のプレイヤーと当たっただけで「どうせコイツもラグいんだろうな〜はぁ〜…」という気持ちになります。

そういうネット環境に問題があるのかもしれないプレイヤーと当たると試合になりません。いや、試合にはギリギリなるんですが、急に画面がガクッとなるのを考慮してプレイする必要があります。

何度かラグいプレイヤーと対戦すると、「ラグもゲームの一部なんだな!なんだか楽しい気分になってきたぞ!」という心境に一時は陥りますが、やはりそれは錯覚だと思います。

一瞬のラグが気に入らない方や、ラグに親を殺された人は『マリオテニス エース』の存在を忘れて別の人生を歩みましょう。あるいは「ラグもまた人生である」と現実を受け止めて『マリオテニス エース』を買いましょう。

「ねらいうち」を狙って出来ないことがある

説明すると長くなるのでサラッと言いますが、『マリオテニス エース』は素晴らしいゲームシステムをそなえています。それはエナジー制です(勝手に名付けました)。

このエナジー制は本当に素晴らしいゲームシステムです。簡単に言えばラリーを続けていればエナジーなるものが増えていって、エナジーを消費して「ねらいうち」や「スペシャルショット」、「加速(スローモーション)」を発動できます。

この「ねらいうち」が少し厄介なのです。エナジーがある程度たまると「ねらいうち」が出来るようになります。具体的にはRボタンを押すと発動できるのですが、Rを押したはずなのに華麗にボールをスルーしていくという、謎の現象が発生することがあるのです。

非常に腹が立ちます。とてつもない接戦の時に「ねらいうち」を狙って発動させようとしているのに、自分が操作しているキャラクターがボールの軌道を横切っていくのです。

どうやら位置的にある程度の余裕がないと「ねらいうち」は発動しないようです。ボールにギリギリ届く時に「ねらいうち」をしようとするほぼ100%失敗するので。

最後に:リスクがあるから面白い

嫌な点は少しあるのですが、『マリオテニス エース』は面白いゲームです。非常にスリリングです。

テクニカルショットを使えば届かないボールにも届きますし、そんなテクニカルショットは「エナジーが減る可能性がある」「失敗することもある」といったリスクが常に存在しています。

『マリオテニス エース』が面白いのはそういったリスクの存在です。リスクをとって駆け引きをしている感じがヒリヒリしてたまらないのです。

ただしストーリーモードは曇りの天気と同じくらいつまらないです。実質的に機能しているのはオンライン対戦とローカル対戦だけです。

身内や友達と遊ぶことを想定している人がいるかもしれませんが、実力差があると全然楽しめません。小学生に本気出したら、たぶんその小学生泣きます。なので結局オンラインにこもることになると思います。

オンライン対戦では自分よりも強い人がうじゃうじゃいます。負けたら凹む…というか、「クソー!次は勝ったる!」という純粋な悔しさを味わえるので、そういう負の感情と渡り合える方にはおすすめです。少なくとも鉄拳みたいな対戦格闘ゲームよりは楽しめました。

あと、使えるキャラ数が少なく感じます。新キャラが毎月増える予定のようですが、「出し惜しみすんなや」と素直に思いました。