PC版バットマンアーカムナイトの日本語化とSteamの半額で遊ぶリスキーな方法について

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グラフィックに絶句。PC版バットマン:アーカム・ナイト(Batman: Arkham Knight)を日本語版(PS4)の発売日より早く、Steamの50%オフという安い価格で買う方法や、感想&レビュー(評価・評判)、日本語化(字幕・音声)の現状等。推奨スペックではVRAM3GB超のビデオカードが必要。

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大ざっぱなまとめ

  • 鍵屋等で買える「グローバル版」は、日本語化せずとも日本語音声・日本語字幕、または英語音声・日本語字幕でプレイ可能。
  • 「グローバル版」は、VPN無しで起動&有効化が可能。言語変更はSteamクライアントの「バットマンアーカムナイトのプロパティ」から変更できる。

Steam版バットマン:アーカム・ナイトを安く買う方法

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グローバル版バットマンアーカムナイトはPC版(Steam版)を鍵屋の「G2A」で安く買いました。

実際には2900円ほどで買えました。Steamにおけるバットマンアーカムナイトの価格は6080円なので、約半額で買えたことになります。

※Steamの価格は記事執筆時点のものです。

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キー売買の活発具合によってはさらにキーが安くなっていく場合もあります。G2Aの場合ユーザー同士の価格競争が起きるので、他の鍵屋と比較して少しだけ安い印象がある。

ただし鍵屋でキーを買って有効化すると、突如ライブラリからゲームが消えることがあります。

しかしG2Aの場合、「G2A Shield」という保証オプションがあり、キー購入時にこのオプションを付ければゲームが消されても返金されます。

ゲームがライブラリから消えた場合は、スクリーンショットを取るなどして「ゲームが消えた証拠」を必ず撮ってください。Steamの場合、ライブラリからゲームが消えた際に何らかのメッセージが表示されると思います。

G2Aには保証オプションがあったりするわけですが、鍵屋には上記のようなリスク(主にゲームが消えてしまうリスク)があるので、鍵屋の利用は自己責任で行ってください。

グローバル版バットマン:アーカム・ナイト購入ページ(G2A)

鍵屋(G2A)でのゲームの買い方や、リスクについて:
G2A.comのキー・ギフト購入方法(使い方)&リスク・デメリット

GPUを選ぶならGTX 970がいい。欠陥品だけど

今、ビデオカード(GPU)を買うならGTX 970ですね。ただし、コイル鳴きはするわVRAM3.5GB問題はあるわで欠陥品扱いされてます。

でもコスパは最高です。4万円で最新のゲームがほぼ最高設定で遊べます。すでにそれなりのPCがあるなら、PS4と同じぐらいの値段でPS4以上の画質で遊べます。

もちろん、バットマンアーカムナイトも最高設定で動作しました。ただし、快適さを求めるならグラフィックを妥協する必要があります。しかし、GTX 970でも十分満足できますよ。

なんつったって最新のゲームがほぼ最高画質で遊べますから。最高画質からちょっとだけ設定を下げる必要はありますけど。(ただしバットマンアーカムナイトの場合、最適化不足なのでバットモービルで高速移動している時にかなりカクつきます)

コイル鳴きがするといっても、AfterburnerなどのGPU制御ソフトで60fps制限すれば異常にうるさくなることはありません。

fps制限無しでベンチマークを取ったりする時に異常にうるさくなる時がたまにあるぐらいです。普段はほっとんど気になりませんよ。

まあ、よ〜く音を聞いていると他のGPUよりも雑音が多い気がしますが、イヤホンをしていれば問題なし。

個体差もあるだろうし、たぶん自分はかなりうるさいヤツを引いてしまったんだと思う。でも、コイル鳴きなんてあっという間に慣れますよ。

また、VRAMは3.5GBあれば十分です。最新のゲームがほぼ最高画質で遊べて、3年前ぐらいのゲームなら高画質化Modを入れてもぬるぬるっと動きます。

今使ってるのは「GIGABYTE GV-N970G1 GAMING-4GD」の方ですが、下のやつはそれの安いバージョンです。3連ファンだと多少うるさいけど、GPUは冷えます。3連ファンならアツい夏も乗りきれるはず。

あわせて読みたい

ここから下は情報が古くなってます。
↓↓↓↓↓↓

日本語版発売日よりPC版を早くプレイして分かったこと

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グローバル版バットマン:アーカム・ナイト(Batman: Arkham Knight、以下バットマンアーカムナイト)のSteamキーが鍵屋のG2Aから届き、実際に有効化&プレイできました。

※鍵屋とは、PCゲームのプロダクトコード(キー)が格安で販売されているストアのこと。そのほとんどが海外サイト。

PC版をプレイして分かったことや、日本語削除の経緯、日本語化の現状・予想を簡単にまとめます。

とりあえずこの記事では「日本Steamから買えるバットマンアーカムナイト=日本版バットマンアーカムナイト」と定義しています。

  • Steamにて、日本語がサポートされているはずだったのにいきなり日本語サポートが削除された。
  • 日本版(PC)の発売日は現地時間2015年10月28日まで延期された。
  • グローバル版(海外版)は日本時間で2015年6月23日に配信。既にプレイ可能。
  • グローバル版のSteamキーはVPNなしで日本からでも有効化&ダウンロード可能。(実際に確認済み)
  • グローバル版をSteamのライブラリに追加した後、アメリカのVPNを使えば起動&プレイできる。(実際に確認済み)
  • そのかわり、日本版発売日までは起動のたびにVPNに接続する必要がある。
  • グローバル版を日本語設定でプレイすると、日本語音声(吹き替え)が所々聞こえてくることがある。しかし、字幕が流れているのに声が聞こえないことが多い→プロパティから日本語が選べなくなった。今は英語か他の言語で遊ぶしかない。
  • 日本語字幕はほぼ全て文字化けしている。
  • グローバル版、あるいは日本版には日本語ファイルが入っているはずだが、後に来るはずのアップデート(パッチ)で日本語ファイルが削除される可能性がある。今のうちにバックアップを取ろう→もう意味がない?
  • グローバル版が完全に日本語化されるまで日本語で遊ぶのは難しいかもしれないが、それまでは英語で遊べる。
  • グローバル版は鍵屋などで買える。
追記:PC版バットマンアーカムナイトは一時販売中止となりましたが、現在は販売が再開されています。

鍵屋で買えるグローバル版は日本語化せずとも日本語音声・日本語字幕、あるいは英語音声・日本語字幕でプレイ可能になったことを確認できました。また、VPN無しで起動できるようになりました。Steamのプロパティから日本語に設定して更新すると日本語で遊べるようになります。

ただ、日本Steamから買えるものについては未確認です。

PC版の日本語化の現状と予想

ここからは勝手な予想。

  • Steamで買える日本版で、日本発売日にちゃんと日本語字幕・音声(吹き替え)で遊べるかどうかは全くもって不明。
  • 日本語ファイルがあれば、設定ファイルを少し編集するだけで日本語化可能かもしれない。
  • グローバル版の日本語ファイルが削除された場合、自ら翻訳作業を始めて日本語化Modを作成するか、2chなどネット上の有志による日本語化Modが公開されるのを待つしか日本語で遊ぶ方法がない。
  • 日本Steamでバットマンアーカムナイトを買っても、アメリカのVPNを使えばプレイできるかもしれない。
追記:日本Steamから購入したものは、VPNを使っても起動できないそうです。しかし、ダウンロードサーバーをイギリスに変更すると起動できるという情報も。
https://twitter.com/R1CE8ALL/status/613266023521779712
https://twitter.com/OLDGAMER_tak/status/613225421971165184

日本版から日本語を削除し、発売日延期というおま国っぷりです。

しかし、グローバル版で日本語音声があるのを確認できました。日本語字幕は四角い文字化けだらけです。もはや文章ではありません。

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このことから、設定ファイルをちょっと編集するだけで日本語化可能かもしれません。ただし、アップデートで日本語ファイルが消される場合も考えられます。一応ファイルをバックアップしておいた方がいいでしょう。容量ヤバイけど。

「文字化けだらけでなんかヤダ!」という方には完全に日本語化されるまで英語で遊ぶという手があります。Steamのプロパティで英語に変えるだけです。英語なら字幕・音声が完璧。

グローバル版はVPNがなくても有効化可能

グローバル版のSteamキーを鍵屋から買って、Steamで有効化(認証、アクティベート)するとライブラリに追加されます。

グローバル版というだけあってVPNなしで有効化できました。

しかし…

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「たった今登録したゲームにアクセスできます。」

「まだ正式にリリースされていないため、現時点ではアンロックすることができません。」

という矛盾パンチをくらいます。ま、有効化した時点ではグローバル版のアンロック時刻ですらこえてなかったので当たり前ではありますが。

グローバル版はVPNを使えば既にプレイできる状態ですが、日本のインターネットからだと2015年7月16日までプレイできません。

そこでアメリカのVPNを使うわけですね。北米VPNを介せば海外発売日に海外版がプレイできるようになると。そういうわけでございます。

Steamの利用規約に引っかかるけど大丈夫っしょ…たぶん

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ただし、Steamでの国籍偽装は明確な利用規約(SSA)違反であり、アカウントがBANされる可能性があります。

ユーザーは、ユーザーの所在地を偽る目的で(ゲームコンテンツの地理的制限を回避するため、ユーザーの地域に適用されない価格設定で購入するためなど、いかなる目的であるかを問いません)、IP プロキシまたはその他の方法を利用しないことに同意しているものとします。ユーザーがこのような行為を行ったときは、ユーザーアカウントへのアクセスを無効化する場合があります。

引用:Steam 利用規約

最近のSteamは「ゲームが安く売られている国(ロシア等)からSteamギフトとしてゲームを貰う場合に、新たな注意書きを追加した」など、国籍偽装が規約違反であることを明確に警告しています。

参考:特定地域におけるSteamギフトが今後はアクティベートした国からのみ起動可能に・・・規制強めるValve | だもんげ!

なので、「日本語版の発売日が待ちきれない!VPNを使ってグローバル版で遊んじゃえ!」と思っているなら一度立ち止まりましょう。

私の場合は海外発売日にVPNを使用してグローバル版をちょっとプレイしたところです。

個人的には「規約違反でも大丈夫っしょ」と思っています。

VPNの使用やプロキシサーバーによるipアドレス変更で国籍偽装し、その状態でSteamキーを有効化したり、日本発売日よりも前におま国なゲームをプレイしてSteamアカウントがBANされた…という話は聞いたことがありませんし。

海外のVPNに接続し、Steamストアでゲームを安く買うのとは違いますよ。それは普通にBANされます。自分が言いたいのは「VPN接続中にキーを有効化したり、おま国なゲームを遊んだりしても大丈夫でしょ」ってことです。

BANされたらされたでネタになるとも思っています。これからも人柱として頑張る所存です。

VPNは常時接続しなくてもプレイ可能

バットマンアーカムナイトもエボルブなどと同様に、VPNにずっと接続していなくても遊べます。

ただし、少しコツがある。それは以下の動作を素早く行うこと。

  1. VPNに接続する(接続できるまでじっと待つ)
  2. Steamを起動
  3. VPNを切る
  4. タスクバーからSteamを終了する
  5. VPNに接続していない状態でSteamを起動
  6. バットマンアーカムナイトがプレイ可能になっているので、起動する
  7. 思う存分遊ぶ

参考:PC版Evolveは日本語版発売日より早く、マルチプレイがVPN切断後遊べる

上記の方法を紹介しといてあれなんですが、

  1. VPNに接続
  2. Steamを起動
  3. バットマンアーカムナイトを起動
  4. VPNを切断

でもいけます。バットマンアーカムナイトにはマルチプレイがないので。

アメリカのVPNを使うならTunnelBear。分かりやすくて簡単だよ

VPNといえば筑波大学によるVPN Gate(無料)がありますが、アメリカのVPNを使うならTunnelBear(無料版)が簡単で便利です。

VPN Gateはボランティアで運営されていますが、TunnelBearの場合は企業が運営しているので少しだけ安心して使える。

VPNの詳細な使い方は以下の記事を参考にしてください。

Steamキー・ギフト購入後、VPNでおま国回避する方法(Origin/Uplay対応)

▼TunnelBearの使い方はこちら
日本語化可能。海外PC版Far Cry 4を安く買い、VPNを使ってUplayで認証する方法

バットマンアーカムナイトの感想&レビュー「感動を超えて絶句した」

一応最大設定で少しプレイしましたが、グラフィックに絶句しました。これは実際に自分でやってみないと分かんないと思う。

推奨動作スペックではVRAMが3GB以上必要とされていて、敷居がかなり高いけど。

とりあえずグラフィックのみを考慮すれば、いわゆる「神ゲー」と呼ばれる域に達していると言えます。

もう高画質化Modは必要ないっすね。画質がすごいというか、本当になんかもうヤバイんです。

「ムービー長いなあ」と思ってたら既にゲームが始まってました。ゲームってよくムービーが挟まれますよね? そのムービーの中で遊べる感じです。ヤバイなんてレベルじゃない。

って思ってましたが、テクスチャのクオリティはそうでもなかった。テクスチャがノーマルだとテクスチャが少しぼやけているように感じます。やっぱりもっと高画質化したい。

ただ、グラフィックの表現方法は本当にすごい。マントの揺れ方とか、コンクリートがクッキーみたいに崩れるところとか。

そして、バットモービルが猛獣のようでした。

▼バットモービルの躍動感、ケモノ感に絶句
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※この記事で使われた画像の高画質版はこちらから

ただ、やっぱり少しカクカクしてる…のか?まだたくさんプレイしてないからよく分からない。GeForce GTX 970でもちょっと重い感じはする。重いか軽いかについてはまだ何とも言えません。

どうやら30fpsで制限されてるっぽい。

そのせいでSteam上のカスタマーレビュー(評価・評判)がプチ炎上してます。今見てみたらユーザーレビューが「ほぼ不評」になってました。

ところで、ユーザーレビューとカスタマーレビューの違いって何なんでしょう。

※ユーザーレビューは記事執筆時点のものです。

30fps制限を解除し、60fpsで遊ぶ設定方法

設定からだとfpsを調整することは不可能ですが、30fps制限を解除して60fpsでプレイする方法があります。実際に確認できました。

参考:Batman: Arkham Knight Tweaks and 30FPS Framerate Unlock Guide

Configフォルダの中に設定ファイルがあり、それを少し編集することでfps制限を調整できます。

▼Configフォルダの場所
例:C:\Program Files (x86)\Steam\steamapps\common\Batman Arkham Knight\BMGame\Config

Configフォルダの中にある「BmSystemSettings.ini」を開いて、以下のように書き換えます。

MaxFPS=30.000000

MaxFPS=60.000000

ただし、ゲームがクラッシュ(CTD)するかもしれません。試してみる場合は一応BmSystemSettings.iniのコピーをどこかに取っておきましょう。

また、fpsの上限を上げることでカクつきが目立つようになります。低スペックなPCを使っている方は、60fpsまで上限をあげずに30fpsのままプレイした方がカクカクが減るはずです。

最適化されていないせいか、ハイスペックなPCでもバットモービルで高速移動する時は30fpsを下回ることがあります。カクカクを減らしたいなら、やはりfps上限は慎重に調整したほうがいいでしょう。

パフォーマンスレビューは以下の記事を参考に。

VRAM使用量4GB超。PC版バットマンアーカムナイト動作レビュー