H1Z1は無料化されるまでSteamで購入しない方が良いかも。早期アクセス初日にプレイした感想・評価(レビュー)や評判、サーバーのラグについて。まだクソゲーですらないが、神ゲーになる予感。DayZ:SAと比較すると、人と遭遇しやすいH1Z1の方が面白い。
目次
H1Z1をやってみた感想
H1Z1の早期アクセス権(アーリーアクセス)を購入しようとしている人は、少し待った方がいいかもしれません。はっきり言って、今はまだお金を払う価値はありません。
H1Z1は確かに初動は最悪で、悪い評判が広がっています。しかし、迅速なアップデートでいろいろと改善されました。また、接続障害は発生してから数時間で解決されました。
今は空いているサーバーなら参加可能。Jikininkiサーバーだと日本人と遭遇することが多いです。
パッチが当たった後はさらに楽しく遊べてます。悪い評判を鵜呑みにしてプレイしないっていうのはちょっと勿体無いなあ~と思う。本当にクソゲーなのかどうかは買ってプレイしてみないと分かりません。
ただし、「買って遊んでみたけどつまらなかった」としても責任は取れないので、自分に合うかどうかはギャンブルになります。
個人的にはH1Z1は神ゲー候補の一つになりました。
プレイヤータウンが続々と誕生し、ウルティマオンラインみたいにどこかに定住することも夢ではないからです。
H1Z1にはとんでもない可能性がある・・・と思います。神ゲーになるかどうかは運営元のSOE次第ですけどね。
H1Z1をプレイして率直に思ったことは「まさに開発版」だということ。ちなみに、Steamのストアページにははっきりとこう書かれています。
この早期アクセスゲームは不完全であり、これから変わることも、変わらないこともありえます。現時点でこのゲームをプレイしても満足に遊べない場合は、 ゲームの開発が更に進捗するまで待ってみる必要があるかもしれません。
引用:Steam:H1Z1
H1Z1のSteam上の評判は賛否両論になっていますが、皮肉で肯定的な意見を投稿している人が多いのであまり当てになりません。現実的な評判はかなり悪いと考えた方がいいでしょう。
発売開始時間になったのにどんどん発売延期になったり、ゲームをダウンロード&インストールしてもG99やG29等のエラーが出てサーバーに入れなかったりしました。が、発売開始時間から14時間後ぐらいにようやく遊べるようになりました。
まだまだ全然遊びきれていませんが、H1Z1のアーリーアクセス初日に遊んでみて分かったこと(悪い所・良い所)を箇条書きにしてみました。
H1Z1のダメだった所(初日の時点)
※今はほとんどの要素が改善されつつあります
- ゲーム内でキーコンフィグが設定できない(ファイル編集でなんとかなる)
- 物資が少なすぎる(少し改善された)
- ゾンビが優しすぎる
- 体力(Health)の回復が遅すぎる
- 空腹になるのが早すぎる(少し改善)
- インタラクトキー(E)を押すと一瞬固まる(修正済み)
- リスポーンしたばかりのプレイヤーが強い(生き方を覚えればそんなことはない)
- チャットが機能していない
- 課金要素エアードロップ(Airdrop)のPay to Win疑惑
- 他のサーバーでキャラを作ったなら、別のサーバーでは同じ名前のキャラは使えない(別のサーバーでも同じ名前のキャラを作成したかったら、他のサーバーで作成したキャラを削除する必要がある)
- 足音が遠くまで響く(少し修正された?)
- その他多くのバグ
H1Z1の良かった所
- DayZと比較してもかなり軽い
- クラフトが楽しい
- 人とよく遭遇する
- UIはわりと良い
- 完全にログアウトするまで10秒かかるため、戦闘中にログアウトする人がまずいない
- 大量の雨が降っている時は視界がすごく悪くなり、プレイヤーに見つかりにくくなる
- オートラン機能がある
- 坂道でもダッシュのスピードは一定
- 家(基地)を建てて、扉に鍵(暗証番号)をかけられる
- 家や扉が壊されない限り、家の中に保管してあるアイテムは奪われない→プレイヤータウン出現の可能性
- 水の上(湖など)を埋め立てられる
アーリーアクセス初日はどんな感じだったのか
※何度も言いますが、今はほとんどの要素が修正されつつあります
アーリーアクセス初日の状況はどのような感じだったのかというと、一言でいうと「調整不足」。
人が多いのか、アイテムのリスポーンが遅いのか、物資がやけに少なかった。冷蔵庫やタンスの中を調べても物資なんてほとんどありませんでした。(今はアイテムの出現率は高くなった)
しかし、刻一刻と空腹になってくる。結局はそこら辺に生えているブラックベリーを食べるのが当たり前になりました。
ブラックベリーを採取しようにも、E(インタラクトキー)を押すと一瞬画面が固まる。たくさんブラックベリーを取ろうとしてEを連打すればカックカクになります。(修正済み。今はかなり快適)
人と遭遇しやすいのはとてもいい。ただ斧を持っていても、体力が50%ほどしかなければリスポーンしたばかりの素手プレイヤーに簡単に殺られます。(最初はそうだったが、準備を怠らなければリスポーンしたばかりのプレイヤーに負けることはない)
有利なはずの装備を持っている方が逃げないと生き残れないという状態でした。弓と大量の矢を持ってしてもです。接近戦に持ち込まれたら普通に死にます。
肝心のゾンビはまさに空気。ずっと立ち止まっていれば襲ってきますが、無視していれば何もしてこないも同然。なので、「ゾンビは無視」が当たり前になりました。
▼ゾンビはまさにサンドバッグ状態。武器の威力を確かめるのに役立つ?
プレイしていく内に、生きていくためにはクラフトが重要だということが分かってきました。
ブラックベリーよりも鹿肉やオオカミの肉を焼いて食べた方が空腹を満たせます。
肉を焼くためには火が必要、火をおこすためには木の棒や丸太が必要、丸太を得るには斧が必要、木の棒を得るには木を採集しなければならない…というように何かをしようとするためにはいろんな材料が必要になってきます。
材料を組み合わせてレシピを見つけ出し、そこから必要なものクラフトしていくわけです。これが楽しい。レシピを見つけてクラフトする過程はマインクラフトをプレイしている感覚と近かったです。
一人でドデカイ要塞を作るのは時間が掛かるでしょうが、「やりがいはあるかも…」なんて思ったりもしました。そのためには民家に行ったり、廃車の中を漁ったりしないといけませんけどね。そして民家には全然物資がないという。(今は少し改善された)
主要道路を歩いていれば同時に2~4人と遭遇することはザラにある。そこから人とのやり取りが始まる感じです。
初日はチャットできなかったので、F11等を押して挑発したり、F2を押して平和的解決を望んでいるポーズをしたり、ジャンプしたりして何とか意思伝達してました。
また、足音が響くので近くにプレイヤーがいるのが音で分かってしまいます。この点に関しては微妙なところ。音のおかげでスリルが高まっているような感じはしますが、正直どうなんだろう…。ちょっと遠くまで音が響きすぎているかも。
他にもゲーム内でキーコンフィグが設定できなかったり(InputProfile_User.xmlをいじればいける)、バグが多かったり、調整不足なのは開発途中なので仕方がないですね。
あ、本当ですね。H1Z1の実行ファイルと同じフォルダにあるInputProfile_User.xmlを編集するとキーコンフィグが変えられました。かなり快適。
— mushi_tetsu (@mushi_tetsu) 2015, 1月 17
H1Z1とDayZ:SAの比較
DayZ:SAをプレイしたことがある身としては、どうしてもH1Z1と比較してしまいます。
アーリーアクセス初日のH1Z1とアーリーアクセスが始まってから1年経ったDayZ:SAのどっちが面白いかというと、H1Z1の方がまだ面白いと感じました。
やはり、「人と遭遇しやすい」という点が大きいです。DayZ:SAは大きいマップで大体30〜60人程度しかおらず、街以外だとめったに人と遭遇しません。
グラフィックはDayZ:SAの方が上。ただH1Z1は、グラフィック設定を調整してそれなりのPCであれば常時60fpsで動作します。(Eを連打するとカックカクになるけど←修正済み)
DayZ:SAだと大きめの街に行くだけでカックカクになります。
H1Z1のマップは徐々に大きくなっていく予定なので、今後は人と遭遇しにくくなるでしょう。しかし、アーリーアクセス初日のマップだと誰もいないような森にいてもちょくちょく人と遭遇します。
▼なんやかんやで私は楽しめてます
【H1Z1】アーリーアクセス発売日初日のバカゲー具合 – Youtube
ラグに関してはH1Z1の方がマシな程度。サーバーのほとんどはアメリカにあるので仕方がない部分もあります。
ただ、DayZ:SAだとゾンビを殴るにもスムーズにいかない。そう考えるとH1Z1はまだスムーズな方です。
エアードロップはP2Wなのか?
課金アイテムのエアードロップチケットに関しては際どい。エアードロップチケットは大体445円ぐらいでゲーム内ストアで購入可能。
エアードロップチケットを使用すると救援物資が落ちてきて、救援物資の中には銃(ショットガンやスナイパーライフル)や銃弾など入手困難なアイテムが入っています。
しかし、エアードロップの中身は誰でも入手可能。エアードロップチケットを使うと飛行機が轟音をまき散らしながら飛んできます。なので、他の誰かがエアードロップチケットを使ったのがすぐに分かる。
飛行機が飛んでくると救援物資の争奪戦が始まります。われ先に救援物資を手に入れようと、救援物資の落下地点にプレイヤーがぞろぞろ集まってくる。
救援物資を手に入れたとしても殺されればルートし、所持品を全て失って強奪されます。
▼エアードロップはこんな感じ
H1Z1 – Air Drop Madness, Stick Up, Twerk for your life and More! – YouTube
要するに、お金を払えば簡単に銃が手に入るチャンスを得られます。しかし、物資は奪われる可能性もあるので完全なP2W(Pay to Win。勝ちたきゃ金払え形式)ではない。
エアードロップチケットを使って他人に邪魔されずに物資を入手できた人にとっては、実質P2Wになっているのは否めません。
運営のSOEは、エアードロップに関して問題があると感じたのであればゲームの返金を受け付けるそうです。ただし、初期にゲームを買った人だけ。
参考:No questions asked refund policy : h1z1
今はクソゲーですらないけど、完成したら神ゲーになってるんじゃね?
とにかく、H1Z1はバグも多いし調整不足が目立つし、運営の方針も完全に定まっていません。
しかし、神ゲーになるポテンシャルは秘めています。H1Z1はユーザーの意見を採用して作り上げられていくはずなので、ユーザーの要望は通りやすいでしょう。
もしかしたら半年〜1年後にはモンスターに化けているかもしれません。というより、バランス調整するだけでお金を払う価値のあるゲームになるはず。
ですが、期待は禁物。これから買おうと思っている人は絶対に期待しちゃいけません。
正直言って、今はまだ1980円を払う価値はありません。
今はお金を払ってプレイする価値はあると断言できる。
ただ、約2000円の価値があるかどうかは人によって評価が分かれるところ。不具合や調整不足の対応速度を見る限り、かなり良くなると思います。
今後も何かあれば迅速にアップデートされると仮定すると、2000円の価値はある。
一番良いのはH1Z1が無料化されるまで待つことです。本当にゾンビサバイバルものが好きで、初期のカオスを楽しめる人以外は買わない方が賢明。
個人的にはバグも含めて楽しめてます。皆も探り探りプレイしているので、その感じがたまらなく良いのです。