Windows10版Forza Motorsport 6: Apexの必要(最低)/推奨動作環境と、高設定で快適動作するゲーミングPC(推奨パソコン)の構成を、ベンチマーク比較や実際のfps計測を元に考察。CPUやGPU(グラフィックカード/グラボ/ビデオカード)はどれがおすすめなのか等。BTOパソコンの紹介も。
目次
PC版の必須(最小)/推奨スペック
※公表されている必須・推奨スペックはオープンベータ版のものです。製品版の必須・推奨スペックに関しては公表され次第、加筆修正します。
4K解像度&60fps向けのスペック
OS | Windows 10 64-bit version 1511 |
CPU | Intel Core i7-6700k 4 Ghz |
メインメモリ | 16GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 980ti, AMD Radeon Fury X |
VRAM | 6GB 以上 |
DirectX | DirectX 12 |
HDD | SSD + 30GB(SSDの利用を推奨) |
推奨入力機器 | Xbox One コントローラー |
推奨スペック(フルHD&60fps向け)
OS | Windows 10 64-bit version 1511 |
CPU | Intel Core i7-3820 3.6 Ghz |
メインメモリ | 12GB |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970, AMD Radeon R9 290X |
VRAM | 4GB |
DirectX | DirectX 12 |
HDD | 30GB |
推奨入力機器 | Xbox One コントローラー |
必須スペック
OS | Windows 10 64-bit version 1511 |
CPU | Intel Core i3-4170 3.7 Ghz |
メインメモリ | 8GB |
GPU | NVIDIA GeForce GT 740, AMD Radeon R7 250X |
VRAM | 2GB |
DirectX | DirectX 12 |
HDD | 30GB |
推奨入力機器 | Xbox One コントローラー |
スペック詳細:Forza Motorsport – Forza Motorsport 6: Apex Open Beta
フルHDで高画質&60fps動作を望むならビデオカードはGTX970で十分
以下のPC環境で『Forza Motorsport 6: Apex』(オープンベータ版)をプレイし、fps(フレームレート)を計測しました。表にあるPCパーツのリンクはAmazon.co.jpへ飛ぶアフィリエイトリンクです。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB。製品は「GV-N970G1 GAMING-4GD」) |
メモリ | 16GB DDR3 |
インストール先 | SSD: Crucial MX100 512GB(CT512MX100SSD1) |
OS | 64 bit: Windows 10 Home |
ドライバ | GeForce 365.10 Driver |
fps計測ソフト | MSI Afterburner, RivaTuner Statistics Server |
解像度 | 1920×1080 |
ゲームのバージョン | オープンベータ版 |
※バージョンがオープンベータ時点での計測なので、リリース後のバージョンとは結果が変わってくる可能性があります。
ざっくりとしたまとめ
- 「手動最高設定」だと27~60fps。雨天コースだとカクカク。
- ダイナミックオプティマイゼーションを有効にした「高設定」だと46~60fps。雨天コースでの走行時にたまにカクつくが、ほぼ常時60fpsで動作。
手動最高設定の場合、カクつきのせいでプレイに支障がでる
『Forza Motorsport 6: Apex』のグラフィック設定を手動で最大にしてプレイしたところ、かなり動作がカクカクになりました。晴天コース・雨天コースのどちらでもカクつきが目立ち、最低fpsは27を記録。特に雨天コースだとカクつきの頻度がひどく、常にガクガクしていました。
高設定ならほぼ常時60fpsでプレイ可能
『Forza Motorsport 6: Apex』のグラフィック設定には「ダイナミックオプティマイゼーション」と呼ばれる設定項目があり、ゲーム内の説明によればこの項目を有効にすると「各シーンで最大限のパフォーマンス性を発揮するよう、グラフィック設定をダイナミックに調整する」といった機能が働くそうです。ちなみに、「ダイナミックオプティマイゼーション」を有効にしてもグラフィック設定がダイナミックに調整されている感じは全くしません。
「ダイナミックレンダリングクオリティ」(基本となるビジュアルの品質レベル)を高にし、さらに「ダイナミックオプティマイゼーション」を有効にして実際にコースを走ってみたところ、高画質の状態で安定して60fpsを叩き出してくれました。
しかし、雨天コースだとたまに40fps台まで一瞬fpsが落ちることがありました。オープンベータ版なだけあってゲーム側の最適化不足のせいか動作が3秒以上止まることもあり、これらに関してはアップデート待ちといったところでしょうか。
また、「ダイナミックレンダリングクオリティ」がウルトラだと手動最高設定と同じぐらいカクつきます。ただ、ウルトラと高の画質差は一見しただけでは分からないぐらいですし、高画質でプレイしたいならビデオカード(GPU)は「GeForce GTX 970」で十分だと言えます。
(画像の容量を軽量化しているために画質が少し悪くなっています。高画質版はこちらで確認できます)
▼実際にfpsを計測したベンチマーク動画です
ちなみに、固定解像度を有効にすると「選択された解像度と画面に合ったスケールでレンダリングされ、パフォーマンスが向上する」、無効にすると「レンダリング解像度は画面サイズに合うよう自動的に調整される」とされています。固定解像度を無効にするとカクつきが増えるような気がしますが、有効と無効とで画質の違いは特に感じられません。
PC版『Forza Motorsport 6: Apex』のベンチマーク
CPUのベンチマーク結果比較
以下より、gamegpuが行ったベンチマーク結果を引用していきます。こちらは最高設定&1920×1080(フルHD)で測定したCPUのベンチマーク結果です。
どのような方法で60fps制限を突破したのかは謎ですが、CPUは「Core i3 4330」クラスのものであれば60fps以上でプレイできるようです。しかし、「Core i5 4670K」でも雨天コースだとカクつきが発生するので、「Core i5 4670K」以上のCPUがあればなお良いでしょう。
引用:gamegpu
GPU(グラボ)のベンチマーク結果比較
最高設定&1920×1080(フルHD)で60fps動作を実現したい場合、最低でもGPUは「GeForce GTX 970」が必要となってきます。しかし実際には、「GeForce GTX 970」で60fpsを維持したいのであれば高設定で妥協しないといけません。最高設定と高設定には画質差がほぼありませんけど。
引用:gamegpu
最高設定&2560×1440(WQHD)だと、GPUは「GeForce GTX 980 Ti」以上でないと60fps動作は厳しいです。
引用:gamegpu
最高設定&3840×2160(4K)だと、「GeForce GTX 980 Ti」を2枚用意してSLI構成でPCを組み立てても60fps動作は不可能。「GeForce GTX 1080」以上のGPUに期待するしかありません。
引用:gamegpu
メインメモリ使用量は最大9.5GBほど
メインメモリ使用量はPCに搭載されているメインメモリ搭載量によって異なります。メインメモリが32GB搭載されていると約9.5GBほど消費されるので、実際にプレイする場合は16GBあれば十分です。
引用:gamegpu
まとめ
「Forza Motorsport 6: Apexを高設定で快適に動かせる、コスパを考慮したPC構成」は以下の通りになります。
スペック等 | |
---|---|
CPU | Intel Core i5-6600K(4コア/4スレッド、3.5 GHz、最大3.9 GHz) |
GPU | NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB), NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | SSD 500GB + HDD 3TB 以上(理想) |
電源容量 | 700W 以上 |
OS | 64 bit: Windows 10 Home(Windows10版しかないので必須) |
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