がっかり。バトルフィールドハードライン感想/評価/レビュー。具が変わっただけのラーメンみたい

Battlefield Hardline(BFH)のマルチプレイに期待しすぎた。ストーリー(シングルプレイのキャンペーン)のネタバレ無しで感想を。FPS初心者にはおすすめできるが、エボルブやCoD:AWのプレイ経験がある人には評価・評判が悪いかも。PC版のグラフィック(画質)は凄い。

広告

ハードラインはなんだか微妙

バトルフィールドハードライン(以下、ハードライン)は、警察チームと犯罪者チームに分かれて、車やヘリコプターに乗ったりしながら、銃撃戦を繰り広げる一人称(FPS)ゲームです。マルチプレイ(マルチプレイヤー。オンライン対戦)で、知らない人たちと遊ぶことがメイン。

先に結論を言うと、バトルフィールドハードラインのマルチプレイは「つまらなくはないが、かといってすごく面白いわけではない、決め手に欠ける作品」です。

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-5

バトルフィールドシリーズのプレイ経験はあまりありません。バトルフィールド3(以下、BF3)は500円セールの時に買ったけど、ちょろっとプレイして飽きた。

バトルフィールド4(以下、BF4)は無料期間中に遊びましたが、ボコボコに殺られまくって、広すぎるマップに嫌気がさしてやめた。

とまあ、バトルフィールドシリーズにそれほどハマってないわけです。バトルフィールドシリーズのプレイ経験が豊富ではない奴の感想・レビューと思って読んでください。

で、ハードラインの方はどうかというと、BF3、BF4と比較すると「マシになった」と感じました。

まだハードラインの方が体に合っているみたいなんです。世界観はハードラインの方が好き。ちなみに、ハードラインはベータテストで少し遊んだ程度。(もちろん、この記事は製品版を遊んだ上でレビューしてます)

やっぱりマップの大きさは重要。ハードラインで遊べるマップはBF4と比べて少し小さくなったのか、戦いが始まっている場所まで移動するのが少し楽になった(と思う)。

芋砂はやっぱり楽しい!

ハードラインは警察vs犯罪者という設定になってますが、基本は従来と変わりません。いろんな武器を組み合わせて戦えます。

また、従来のバトルフィールドシリーズと同じように、クラス制のFPSとなっています。

用意されているクラスは

  • オペレーター(突撃兵的な役割。回復役)
  • メカニック(工兵的な役割。車を修理したりする役)
  • エンフォーサー(援護兵的な役割。弾薬を配ったりする役)
  • プロフェッショナル(偵察兵的な役割。つまりスナイパー)

の4つ。

最初は殺られっぱなしですごくつまらなかった。「やり込めば面白くなるはずだ…」と思いつつ、キルレシオを上げる方法を必死に探し、ようやく見つけました。

※キルレシオ(Kill Ratio)とは、killとDeathの割合のこと

やっぱり芋砂は最高です。普通にやっても全然勝てないから、ビルの上からずっとスナイプしてました。

※芋砂=イモムシのようにスナイパーでばかりプレイすること

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-9

後ろを狙われないように、屋上のエレベーター扉付近にレーザーマイン(レーザーが物体を感知すると爆発する地雷)を仕掛けて、リベンジ狙いの敵プレイヤーをさらにハメるのが快感でした。

いや、もちろん芋砂でばかりプレイしてるわけじゃないですよ。全然ポイント稼げませんからね。普通は一つのクラスでプレイし続けるのは飽きるので、飽きたら別のクラスに変えますよね?自分もそんなもんです。

ただハードラインは、息抜き程度にする芋砂楽しめるんです。そこは譲れない。まあ、チームに貢献できないでしょうけど…。芋砂でプレイしてる時は罪悪感に苦しみながら撃ってます……。

ちなみに、初プレイ時には芋砂でプレイするといいと思う。ベストな射撃ポイントを探していく過程で、自然とマップ全体がどんな感じなのかが頭に入ります。

あとは、ハッカーモードなる役割もあります。RTSみたいにマップ上にあるカメラとかを操作したりして味方を支援したり、敵ハッカーからの妨害行為を阻止したりする役割です。

が、自分には全く合いませんでした。全然面白くない。戦場にくりだして銃をぶっ放している方が性に合ってることが実感できました。

クラス制のいいところは、自分に合ったプレイスタイルを見つけられるってところですね。

ゲームモードは多いけど、面白いのはこの2つ

DLC無しで遊べるゲームモード(マルチプレイ)は以下の通り。

  • コンクエスト
  • チームデスマッチ
  • ハイスト
  • ブラッド・マネー
  • ホットワイア
  • レスキュー
  • クロス・ヘア

この中で特に面白かったのは「ブラッド・マネー」と「ホットワイア」の2つ。

いやがらせを正当化できる!「ブラッド・マネー」

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-4

「ブラッド・マネー」は、マップ上にあるお金をどれだけ回収できるかどうか競い合うゲームモード。

具体的に言うと、マップ上に一つだけマネー回収地点がある。そこに行ってお金を盗み、味方チームの金庫にしまい、一定額までお金が貯まった方のチームが勝ち、というもの。

無線ビーコンを装備すれば、リスポーン地点を変更できます。敵の金庫の近くに無線ビーコンを設置し、リスポーン後に敵の金庫へ直行して、ガッポリお金を盗むのが快感。

死んでも敵金庫の近くで生き返るので、敵にとってはかなり迷惑になるし、ポイントも稼げる。現実世界ではこういうのを「いやがらせ」と言いますが、ハードラインなら「いやがらせ」し放題。そこそこ楽しいです。

やっぱブラッド・マネーが一番面白いかなあ、と思い始めています。うまくいけば相手の裏を取れるし、そこが白熱する。ハードラインは「相手の裏を取ること」が一番楽しい。味をしめると、定期的にプレイしたくなってしまいますね。

爆破装置が迷惑すぎる!「ホットワイア」

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-6

「ホットワイア」は、マップ上にある特定の車両を乗り回したり、破壊するゲームモード。車をかっ飛ばし続けるほど勝ちに近づきます。

車に乗って運転するだけでポイントが稼げる。さらに、車に乗るとアゲアゲ↑な音楽が流れてくるので、マジでテンション上がる。「ヒャッホー!」と叫びたくなります。

日常生活の中でも、大音量で重低音のある音楽を車内からまき散らしている人をたまに見かけます。ああいう人たちの気持ちがよく分からなかったのですが、ハードラインを通じて理解できたような気がします。

破壊されないと思って油断している敵車両には、爆破装置がよく効く。道路に爆破装置を設置して、影に隠れて敵車両が来るまで待つ。敵車両が爆破装置の上を通る瞬間にスイッチを押し、爆破させる…なんてことができます。

あと、GTAみたいに人をひき殺せたりもできます。けっこう難しいけど。

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-8▲ソファーで走れたりする

ハードラインについて、ボロクソ言うよ

具は変わったが、ラーメンはいつも通りの味

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-3

CoD:AW(コールオブデューティーアドバンスウォーフェア)やEvolve(エボルブ)は従来のFPSから脱皮しようと努力しているのに、ハードラインは「季節が変わったから衣替えしただけ」のようなゲームとなっています。

どの開発会社もFPSに限界を感じているのでしょう。最近のFPSは、ゲーマーを飽きさせないように、ガッカリさせないように、根本をぶっ壊すぐらいコンセプトを変えて勝負しています。

それなのに、バトルフィールドはいつも通り。

いや、もちろん従来とは全然世界観も違うし、変なゲームモードも追加されたし、別に前作のBF4と何も変わっていないわけではありません。

しかし、やっぱり基本は変わらない。プレイしてみると実感できます。ラーメンで例えると、「具」が変わっただけ。

ハードラインには戦車とかは出てこないし、戦争感はほとんどない。お金を奪い合ったり、車を乗り回したり、ゲーム性は前作とは違う。

それでもやっぱり、ハードラインはいつものバトルフィールドでした。麺とスープは前と同じ味でした。

バトルフィールドは既に完成されてしまっているのかなあ。頭打ち感がある。期待しすぎた。

基本を変えないままで、ここまで楽しいのは評価できます。でも、もっとぶっ飛んだこと、挑戦的なことをやって欲しかった。

ユーザーを飽きさせないためには、CoD:AWのような未来ゲーの方向にぶっ壊していくしかないのでしょうか…。バトルフィールドには別の方向に進んで欲しいですが。

ハードラインは決め手に欠ける

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-2

そして、「ハードラインはこれがすごく面白いんだ!」と胸を張って言えるものがない。

しいて言うなら、車を乗り回してポイントを稼ぐ「ホットワイア」は疾走感があって楽しかったです。しかし、めちゃくちゃ面白い!と断言できる程ではありません。まあまあ面白い程度です。

とまあ、ハードラインは面白さという点で決め手に欠けるわけです。ただし、今後はDLCが発売されるので、その時に評価は変わってくるでしょう。

でも…DLC無しの状態でこの程度の面白さだと、DLCが追加されてもそれほど面白くはならないんじゃないかなー。いかんせん、DLCには期待できない。プレミアムは買わないと思う。

けっこうボロクソに言っちゃってますが、別にハードラインはつまらないわけじゃないんですよ!

ただ、普通のFPSに飽きてきているだけです。手っ取り早く快感を手に入れたい人にとっては、バトルフィールドとは相性が悪いかもしれません。

いつもと同じ感じだってことは、従来のようにゴテゴテなFPSが楽しめるわけで。それは保証します。昔ながらのFPSが好きな方はハマるはずです。

キャンペーンはマルチプレイを超えられない

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-7

シングルプレイのキャンペーンはつまらないです。なんかステルス要素とかカーチェイス要素とか入っていて、ストーリーは海外ドラマ風でしたが、中途半端でした(全クリしてないけど)。

いや、正確に言うとマルチプレイの方が面白い。なので、キャンペーンをやっていても心の中では「マルチしてえなあ…」と思っちゃってる。

バトルフィールドのキャンペーンは、一生マルチプレイを超えられないと思う。だって、マルチプレイの方が面白くて当たり前じゃないですか。知らない誰かと殺し合う方が面白いに決まってるじゃないですか。

キャンペーンをやるぐらいなら、ステルスに特化したゲーム(ヒットマンシリーズとか)をプレイする方が有意義です。

あと、ハードラインはFPS初心者さんにはおすすめな作品です。ゲーム開始時から強いプレイヤーばかりいますし、死んでばっかりでつまらないと感じるでしょうが、”精神”と”腕”が鍛えられます。

※ゲーム発売日から強いプレイヤーがたくさんいたのは、ベータテストのせい?

バトルフィールドをやれば、もう他のFPSは怖くありません。訓練だと思ってプレイしてみてください。最初は相撲部屋みたいにたっぷりしごかれますが、プレイし続ければ「しごく」側に立てる時がくるはずです。それまでは我慢我慢。

ちなみに、私はまだしごかれてます。

まとめ

バトルフィールドハードラインのマルチプレイはつまらないというわけではない。面白いのは面白いし、前作よりも楽しく感じる。

しかし、めちゃくちゃ面白い!とは断言できない。本格的なFPSだし、装備も組み合わせられる。だけど、そこそこ楽しい程度。

従来のようなバトルフィールドを楽しみたいのなら満足できるはず。でも、もっと挑戦的なことをして欲しかった。

バトルフィールドはもう完成してしまったのかもしれない。次は殻を破って、何か新しいものを見せて欲しい。

結局のところ、世界観を変えて風変わりなゲームモードを追加しただけ、とも言える。

PC版バトルフィールドについて

bfh-battlefield-hardline-kansou-review-1▲グラフィックや破壊表現は本当に凄い

CPUは「Core i5-4670K」、GPUは「Geforce GTX 970」、メモリは「16GB」、ストレージは「SSD」でPC版バトルフィールドをプレイしました。

最高設定にしてもそれほど重くないです。マップによっては57fps程まで落ちますが、カクカクしたりすることはあまりありません。たま〜にガクッと停止することはありました。

ちなみに、ハードラインは鍵屋でちょっとだけ安く買えました。

参考:日本語化不要。PC版バトルフィールドハードラインが安く買えた

広告

ABOUTこの記事をかいた人

頭皮スカスカ系ゲーマー。ゲームの作品性よりも純粋なオモシロ度を重視しています。現時点で最高に面白いと感じたFPSは「レインボーシックス シージ」。「かまいたちの夜」の新作発売を願っています。流行にすぐ乗っかるタイプです。新作ソフトは速攻で売っちゃいます。よく誤解されますが鍵屋推進派ではなく「とにかく安く買いたい派」です。