【無料】2020年発表の”世界一面白いバトロワFPS”を知ってる?(ハイパースケープ/Hyperscape)

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ハイパスケープ(Hyper Scape)という基本プレイ無料のバトルロイヤルFPSがとてつもなく難しくて、とてつもなく面白い。PS4/Xbox One/PCに対応。エイム力(りょく)が無くても特殊能力を駆使すればなんとかなりますし、最終局面のクラウンの奪い合いは盛り上がります。理不尽に負けてもなぜか清々しい。オープンベータテスト(PC)をプレイした感想・評価・レビュー。PC版はUplayクライアントからダウンロードします。開発・発売元はUbisoft。

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(Image:Hyper Scape: Gameplay Overview Trailer – YouTube)

世界で一番『清々しい』バトロワ

ハイパースケープがとてつもなく楽しい!そして全然勝てない!キルできない!

本当に勝てない。1キルすらできない試合なんてザラにある。それが超激ムズ・ハイスピード・SFバトルロイヤルFPS「ハイパースケープ(Hyper Scape)」です。

2020年7月18日時点ではまだオープンベータの段階ですが、これはとにかく触ってみた方がいいです。たぶん多くの人が挫折するでしょう。私も挫折しかけました。

しかしこのバトロワの素晴らしい点は、負けてもなぜか清々しいところにあります。この清々しさはまるで広大な草原を駆け抜ける乾いた風のようで、PUBGにもフォートナイトにも存在しません。

ハイパースケープのプレイ感は、最近発売されたゲームの中では「DOOM Eternal」とかなり似ています(と個人的には思う)。「DOOMをバトロワ化した感じ」という表現が自分の中でしっくりきてます。

動画見れば大体分かります↓↓↓

圧倒的スピード感

※オープベータ時点の感想なので仕様が変更される可能性が大いにあります。

ハイパースケープの特徴はそのスピード感です。移動速度が速かったりスライディングが出来たりするのはもちろん、特殊能力である「テレポート」を使った時の移動速度は一瞬。敵がどこにいるか分かる能力「リヴィール」もあったりしますが「インビジブル(透明化)」を使われたら索敵は困難を極めます。

とにかくこのゲームは速いです。弾は基本的に狙っても当たりませんし、敵のスピードも速いですし、気付いたら敵が上空にいたりしますし、目まぐるしく目の前の状況が変わっていきます。状況を把握できないので死にます。

絶対に安全だろうと思われる高層ビルのテッペンに到着した途端にスナイパーライフル的な武器でヘッドショットを食らって一発で死んだ時は変な声が出ました。HP満タンだったのに。

死ぬ時は一瞬です。明らかに理不尽な死に方をする時もあります。それなのになぜでしょう。悪い気がしないのです。むしろ気持ちが良い。このあたりの感覚が本当に謎なのです。あまりにもこのゲームが高難易度だからでしょうか?プレイしている時の気持ちよさと適度な緊張感が敗北を上回っている感じがあります。

最終局面が異常に盛り上がる

他のバトロワと大きく違う点は二つあります。安全地帯が狭くなっていく方式が違うところと、最終的に勝者を決めるところです。

大抵のバトロワは安全地帯であるエリアは「円」として表現されますが、このゲームでは安全地帯は地区ごとに崩壊していきます。この点はたぶんあまり重要なところではないのでとりあえず放っておきます。

面白いのは最終的な勝者を決める方式です。人数が少なくなり、安全地帯も狭くなってきた頃にクラウン(王冠)と呼ばれるアイテムが出現します。このクラウンを入手して40秒程度「保持」できたプレイヤーが勝者となります。

そうです。クラウンを入手しないと基本的に勝てないのです。ずっと籠城してるだけではまず勝者にはなりえません。運良く籠城できていたとしても、その城を捨てる時がほぼ確実に訪れます。

ここで迷いが生まれます。今すぐクラウンを取りに行くべきか?残り2~3人になるまで様子見するか?どちらも正解でしょうし、間違ってもいるでしょう。

クラウンが出現した直後にクラウンを獲得すれば、残りの6~8人に狙われます。なぜならクラウンを持っていると自分の位置が常に相手に把握されるからです。

その超・監視状態で特殊能力を使いながら逃げ切るか、適当に攻撃をいなしつつ逃げるか、全員ぶっ飛ばすか。選択肢はいくつかありますが、逃げる方向や判断を一度でも間違えるとまず負けるでしょう。運がよくない限り…。

要するに最終局面(ショーダウン)はすごく盛り上がります。

ただ…下手したら逃げゲーかもしれない

ハイパスケープでは使える能力がいくつかあります。その能力はフィールド上に存在していて、能力を拾うことで使えるようになります。さらに能力は同時に二個だけ保持できて、いらないと思った能力は交換できます。他プレイヤーを倒すと武器・能力をドロップするので、それを拾って自分の物することも可能です。

武器・能力は同じ物を獲得することで強化することが可能です。試合序盤は武器と能力を自分なりに選別して、あれば勝てそうな物を選んでいきます。ここで勝負が決まってくるでしょう。キルを稼ぎたい人はそれを考慮した能力の組み合わせを選択するでしょうし、逃げ切りたい人は透明化や「スラム(めっちゃ上空に飛んでから着地する)」を選ぶでしょう。

私の場合、エイムが大して上手でもないので武器は基本的に範囲攻撃ができる物(グレネードランチャー的なヤツ)、とにかく逃げ切れる能力を選びがちです。

良い部分でもあり問題でもあるのはまさにこの点です。ハイパスケープは人によっては「ただ単に敵から逃げるゲーム」になってしまうのです。現に私の場合は逃げゲーになりましたし、本当にそれでいいのか?という疑念も湧きました。

序盤は透明化とスラムを使いまくり、敵と遭遇しても確実に逃げ切る。後半は透明化をワープと交換して、人数が残り3~4人になるまで待機。クラウンを獲得したらとにかく逃げて逃げて逃げまくる。そんなやり方で勝ってしまったのです。偶然1キルはできました。

他にも、ウォールと呼ばれる壁を作る能力があれば簡単に籠城可能です。さらに「マイン(空中に設置できる地雷のようなもの)」があればかなりいい線いきます。

俺ならプロゲーマーに勝てる!(かも)

確かに人によっては逃げゲーになりますし、籠城ゲーにもなりえます。でもこれは言い方を変えれば「救いがある」とも言えます。

エイムが下手でも逃げればいい。籠城すればいい。楽しいかどうかは別にして、そういった遊び方もあるのがハイパスケープの良い点だと思います。

そして、下手したらプロゲーマーを倒せる可能性だってあるのです。透明化を使えば…敵の背後に回ってショットガンをぶちかますことだって可能。ハイパスケープには「こんな僕でもなんとかなるかもしれない」という実感(希望)が常にあります。(※無残な結果に大体なるけど)

敵に倒された時に敵がその試合中にどれだけキルしていたのか画面に表示されるのですが、自分自身が1キルも出来ていないのにその敵が13キル以上もしていたことを知って絶望したこともあります。

しかし、他プレイヤーとの力量差が果てしなくても「なんとなく許せてしまう」のです。それは恐らく、このゲームには救いがあるからでしょう。従来のバトロワの常識を超えてきたことを嬉しく思います。