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オートバトル系ゲームの本家「Dota Auto Chess」、Valveの「Dota Underlords」、そして「Auto Chess:Origin」、LoLの新ゲームモード「チームファイト タクティクス（TFT）」。なぜこれらのゲームをしてはいけないのか。
巷で流行っているオートチェス（もしくはオートバトル）系のゲームに手を出してしまいました。私の人生は破滅に向かいつつあるのかもしれません。
勝った時は「自分に腕があるおかげだ」と勘違いし、負けた時は「運が悪かっただけだ」と言い訳ができてしまう。まさに精神的弱者のためのゲーム、逃げ道、袋小路。
対戦型FPS・TPSのような煽りあいは発生せず、複数のプレイヤーが総当たり式（いわゆるバトルロイヤル式）で戦うので途中で一人か二人、または三人でも四人でも途中離脱してもゲームが続けられるという形式。
ユニットを選ぶ時は少しだけ頭を使うのに、実際のユニット同士の戦闘は自動で行われます。将棋やチェス以上に熟考する必要はありません。もしかしたら猿が適当にやっても勝てるかも。
戦闘は自動で行われる
なぜならオートチェス系ゲームはまさに運ゲーだからです。
つまり最終的には運のいいプレイヤーが勝つ。「運ゲー」と理解していてもプレイしてしまう。プレイし続けてしまう。毎日、毎日。
そんなオートチェス系ゲームをプレイしてはいけない理由を、自分なりの言葉で一度整理してみたい。そう思ったわけです。
なぜオートチェスをしてはいけないのか
貧民、出不精のための疑似ギャンブルゲームだから
オートチェス系ゲームならすぐに快楽を得られます。勝っても負けても。ゲームの中でギャンブル的行為ができるので。
というより、いつからか勝つためにプレイする姿勢はなくなっていきました。「ガチャ（リロール）さえ出来ればいい」そんな思考になっていくのです。
ショップでユニットを購入する場面
いや思考すらしていないのかも。無意識に指がリロールボタンを押したくなっているような気がします。リロールというのはショップを更新すること。リロールしゴールドを消費することで新たなユニットを獲得できるわけですが、結局のところ同じ種類のユニットを複数集めてユニットのレベルを上げないと試合には勝てません。
なのでリロールをし続ける必要があるのですが、このリロールこそがオートチェスにおけるギャンブル要素であり、運が強く絡んでくる要素なのであります。
このリロールの結果に一喜一憂しながらラウンドを繰り返していきます。要するに自分の欲しいユニットが出現すれば万々歳なのですが、そう簡単にはいかないわけです。
けれども出る時は出る。偶然なのか必然なのか、出るべき時に欲しいユニットが出た時、脳の中の快楽指数が最大まで高まるのです。
簡単かつ無料で快楽を脳の中で生み出すことができます（ゲーム自体は基本的に無料）。お金が無くてもパチンコが出来るのです。もうパチンコには行かなくてもいいのです。
時間が無くなるし、バカになる
時間が無くなります。睡眠時間が減ります。いつの間にか朝になっていた…系のゲームです。危険です。
試合自体は早くても20分で終了します。しかしそれはとても運が悪い時だけ。ある程度上達してくると平均で40分は掛かります。
勝敗が決まるまで意外と時間が掛かるように思えますが、実際は時間が経つことを忘れます。というより、時間感覚が狂うのです。
時を忘れて没頭してしまう要因の一つとして「実際はそれほど頭を使っていない」ことが挙げられるでしょう。
そうです。オートチェス系ゲームは実はあまり頭を使わずにプレイできるのです。多少は脳みそを使いますが、フル回転させる必要は全くありません。なぜなら、基本的にはただユニットを選ぶだけのゲームだからです。
他にもユニットをどのマスに置くのか、どのユニットを売却すべきか考える要素はあるものの、結局のところ将棋やチェスといったゲームとは比較にならないくらい頭を使いません。
ちょっと判断するだけ。「あれはいる、これはいらない、やっぱりいるかも…」と迷うだけ。
にも関わらず勝利した時は「俺の判断力が素晴らしいからだ！」と言葉にしなくても心のどこかでちょっぴり思っている。そんなゲームなのでプレイし続けるとどうしようもない、救いようのないバカになる気がします。
オートチェス系ゲームはいろいろあるけど手を出すな
2019年7月時点で無料でプレイできるオートチェス（オートバトル）系ゲームは以下の通り。
- Dota Auto Chess（Dota2のMod。本家）
- Dota Underlords（PC/iOS/Android対応）
- Auto Chess:Origin（PC/iOS/Android対応）
- チームファイト タクティクス（TFT。LoLの新ゲームモード）
流行しているのはTFT、もしくはDota Underlords、あるいはAuto Chess:Origin。
私はDota2のModであるDota Auto Chessから始めましたが、今はDota UnderlordsというValveが力を入れている「ちゃんとした物」があるのでDota Auto Chessは無視していいでしょう。だってDota Underlordsならすぐにマッチングしますし、参加する際に画面を何度もクリックする必要がないですし。
というかこの際どれを選んでもいいと思います。どうせ時間を失うのですから…。
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