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PC版「Street Fighter 6」を例に、SteamDBでリージョンロック版があるかどうか確認する方法を解説。ゲームによっていろんなバージョンがありますが、簡単に言えば日本国旗があるかどうか見ればいいだけです。
海外ストアでのゲームキーの購入は自己責任でお願いします。なお、ゲームキー販売ストアへのリンクやストアページの画像はアフィリエイトリンクとなっています。
日本からでは有効化できない…って本当?
外部ストアでSteamキーを購入しようとする時、商品ページで「日本からでは有効化できません」という旨の注意書きがある場合があります。
しかし実際は日本からでも有効化可能なSteamキーかもしれません。Steamで販売されているゲームの詳細な製品情報が載っているサイト「SteamDB」なら、リージョンロック版があるかどうかが確認できます。
ただし、SteamDBに書いてある情報が全て正しいわけではないかもしれないので、結局は実際に自分でSteamキーを買ってみて確かめてみるしかないです。
リージョンロック版の有無を確認してみよう
まずSteamDBで買いたいゲームの名前を検索します。今回は「Street Fighter 6」と検索してみることにします。
いろいろと情報が満載ですが、今回はリージョンロック版の有無を確認するだけなので、Packages(パッケージ)だけを見ます。
すると、SUBIDがたくさん出てきます。SUBIDの数だけいろんなバージョン(ここではパッケージと同じ意味)があると思ってください。SteamDBでは「App=大元のゲーム」、「SUBID=バージョン」と考えるのが分かりやすいかと。
このSUBIDのページを全て開きます。厳密には全て開かなくていいのですが、一応全部見ます。
面倒な場合はそれっぽいやつだけ確認します。SUBIDの820656と478687は通常版っぽいので、この2つだけ確認してみましょう。ちなみに、外部ストアで「Street Fighter 6」の通常版を買おうとしている想定です。
他の情報はどうでもいいので、Informationだけ見ます。
「No cross region trading and gifting」とか、その他もろもろが書いてあるだけで、特に情報はありませんでした。どうやらこの「SUBID 820656」は日本に対してだけリージョンロックを掛けているようなバージョンでは無さそうです。
もし外部ストアがこのバージョンのSteamキーを販売していたら、ほぼ確実に日本からでも有効化できます。ただし理論上は。やっぱり実際に確認してみないと断言はできません。
そして外部ストアがどのバージョンのSteamキーを販売しているかも分かりません。商品ページの注意書き等を見て判断することになります。
「SUBID 478687」も同じ感じだったので、「Street Fighter 6」の通常版はリージョンロックが掛けられていないことが分かりました。
しかし、外部ストアの「Street Fighter 6(GamesplanetやGameBillet)」の商品ページでは「日本からでは有効化できません」と記載されています。
でも、SteamDBではリージョンロック版が存在しないことが確認できます。実際に外部ストアのGameBilletで「Street Fighter 6」のSteamキーを購入してみると、日本からでも問題なく有効化できました。
なぜこういったことが起きるのでしょうか?外部ストアのサポートに聞いてみたことがあるのですが、なんか大人の事情があるみたいです。発売元(パブリッシャー)の意向でしょうか。結局、詳しいところはよく分かりませんでした。
リージョンロック版を確認しよう
次は、日本に対してゴリゴリにリージョンロックを掛けているゲームを確認してみましょう。
「Sekiro: Shadows Die Twice」なんかが非常に分かりやすいです。明確な日本版などがあります。
「This package can only be activated or purchased in specified countries(このパッケージは、指定された国でのみアクティベーションまたは購入することができます。)」の下に日本の国旗があると、それは日本版です。日本からでしか有効化できないので日本版と勝手に呼んでいます。
日本版があると、そのゲームのグローバル版は日本からでは有効化できないことが多いです。日本版の存在自体が危険信号と思った方がいいです。ちなみに、グローバルには「地球全体」や「世界中」といった意味があるそうです。
「SUBID 298554」を見てみましょう。「This package can NOT be activated or purchased in specified countries(このパッケージは、指定された国ではアクティベーションおよび購入することができません。)」の下に日本国旗があるので、このバージョンは日本からでは有効化できません。
よって「Sekiro: Shadows Die Twice」の場合は、外部ストアを利用せずおとなしくSteamで買うのがベストなことが分かります。かなり前の話になりますが、外部ストアではリージョンロックの記載があった&SteamDBでもリージョンロック版が存在しているためです。また、鍵屋でグローバル版を買っても日本からでは有効化できない可能性が非常に高い、というかほぼ確定しています。(VPNとかを使えばなんとかなるかもしれませんが、その辺は面倒なので割愛。VPNを使ってSteamでいろいろやるのはSteamの利用規約に違反するのであまりやらない方がいいと思います)
鍵屋とは、PCゲームのプロダクトコード(ゲームキー)等をAmazonのような「マーケットプレイス方式」で出品できるオンラインマーケットのこと。当ブログでは「売り手と買い手が自由に参加できる市場」を鍵屋と呼び、GamesplanetやGreen Man Gamingのようなサイトを外部ストアと呼んでいます。
ただし、外部ストアによっては日本版を売ってくれることもあります。その辺はゲームによって千差万別です。Green Man GamingやHumbleストアだと日本から商品ページにアクセスできるなら、ほとんどの場合、日本向けに販売されている(日本からでも有効化可能)と考えてもいいでしょう。
まとめ
- 外部ストアでゲームを買う前に、SteamDBで様々なバージョン(SUBID)を確認しよう
- 日本国旗が出てきたら要注意!
基本的には外部ストアの注意書きを見れば問題ないです。外部ストアの商品ページに「日本からでは有効化できません」と注意書きがあるのに、買った後で「日本から有効化できないじゃないか!」と外部ストアのサポートの人に訴えても返金対応とかはしてもらえないはず。(GamesplanetやGameBilletとかだとゲームキーを表示させなければ無条件で返金してもらえますが)
基本的にリージョンロック版がゲームの発売日の後から追加されることはほぼありませんが、絶対に無いとは言い切れません。発売日の発売時刻以降からSteamDBの情報がほぼほぼ確定する感じです。もちろん例外もあります。例外が怖いので、「全部自己責任でお願いします…」としか言えないのです。
とはいえやはり、外部ストアの商品ページに「日本からでは有効化できません」と注意書きがあるゲームを外部ストアで買う時は、既に情報が確定している場合であってもSteamDBでリージョンロック版の有無を確認すべきです。
とりあえずゲームのバージョン(SUBID)を確認して、日本国旗のアイコンがあるかどうか見ればいいとだけ覚えておいても損はないでしょう。