地域制限のあるSteamキー、VPNだけでは有効化不可能に。対策方法を考える

2019年8月くらいからSteamでは、リージョンロック(有効化制限)のあるゲームキーはVPNを使うだけでなく居住国も変更しなければ有効化できないようになりました。対策方法としては例えばおま国回避用のサブアカウントを作る、Steam以外のプラットフォーム(Epic Games等)を積極的に使うようにするとか。

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居住国を変更しないと有効化不可能に

Steam以外の外部ストアで販売されているSteamキーは、いわゆるリージョンロックが掛けられているものに関してはVPNを使えば有効化できました。

補足
VPNとは、Virtual Private Network(仮想プライベートネットワーク)の略。例えば、日本では見られない海外サイトを見るために使ったりする。地域によってプレイ制限が掛かっているゲームを、国籍を偽装して有効化し、プレイ可能にするためにVPNが使われることもある。

しかしそれも過去の話。

最近になって、Steamの仕様が変更となりVPNを使用するだけではリージョンロックが掛けられているSteamキーを有効化できないようになりました。

リージョンロックが掛けられているSteamキーを有効化する場合、VPNを使用するだけでなく、Steamアカウントの居住国も変更する必要が出てきたのです。

実際にロシア圏内でしか有効化できないSteamキーをYuplayで購入し、VPNを使って有効化できるかどうか試してみました。結果としては居住国をロシアに変更してからVPNを通した状態なら、ロシアでしか有効化できないSteamキーを日本からでも有効化できました。

YuplayでAgatha Christie: The ABC Murders (RU/CIS)を購入

YuplayでAgatha Christie: The ABC Murders (RU/CIS)を購入(SteamDBによればロシアでしか有効化できない)

ロシアのVPNに接続しているだけでは有効化できなかった

ロシアのVPNに接続しているだけでは有効化できなかった

ロシアのVPNに接続した状態であれば、居住国をロシアに変更できる(VPNを使わなければ基本的に居住国は変更できない※アメリカは別?)

ロシアのVPNに接続した状態であれば、居住国をロシアに変更できる(VPNを使わなければ基本的に居住国は変更できない※アメリカは別?)

Steamアカウントの居住国を変更した状態(サブアカウント)

Steamアカウントの居住国を変更した状態(サブアカウント)

居住国をロシアに変更後、ロシアVPNに接続した状態のままSteamクライアントにてロシアだけでしか有効化できないSteamキーを有効化できた

居住国をロシアに変更し、なおかつロシアVPNに接続した状態のままならロシアだけでしか有効化できないSteamキーを有効化できる(Steamクライアントにて有効化。ウェブ上でゲームキーを有効化できる「STEAM で製品を有効化」ページでも同様と思われる)

Steamライブラリにゲームが追加された

Steamライブラリにゲームが追加された

居住国を変更することによる問題・リスク

Steamアカウントの居住国を変更すると約2週間は居住国を変更できなくなります。居住国を変更するとSteamでゲームが買うことが実質できなくなります。

例えばSteamアカウントの居住国をロシアに変更すると、Steamストアで表示されているゲームの価格がロシアルーブルに変更されます。

居住国変更後、VPN無しでSteamストア内にあるゲームをカートに追加。表示が日本円じゃなくなっている

居住国変更後、VPN無しでSteamストア内にあるゲームをカートに追加。表示が日本円じゃなくなっている

居住国を変更した後にVPN無しでもこのまま購入できそうなんですが、「SteamではVPNを使用して居住国を偽って商品を購入するとアカウントがBANされてしまう」らしいので、VPNを使っていない状態であっても勇気がなくて買えない…。

要するに欲しいゲームがSteamで急にセール対象になった場合、居住国が日本でないと安心して購入することができない…ということです。

今後の対策方法

おま国回避用のSteamアカウントを作る

現在のSteamの仕様の対抗策としては、「Steamの現在の仕様を受け入れて居住国をいちいち変更する方法」、「居住国を変更したら本当に欲しい時以外はSteamストアでは買い物しないという方法(主なゲーム購入を外部ストアに託す)」などがあるかと思います。

しかし「VPNを使用してSteamキーを有効化する」アカウントとメインアカウントを分ける方法が一番簡単で無難でしょう。

今でもギリギリグレーな「Steamキーを有効化する際にVPNを使用して居住国を偽装するケース」が完全にBAN対象になる可能性を考慮して、Steamストアで購入することが主なアカウント(メイン)と「VPNを使用してSteamキーを有効化する」アカウント(サブ)を分けるといいかもしれません。

この方法の良い点はいちいち居住国を変更しなくても良いという点にあります。

Steamアカウントの居住国を変更すると約2週間は居住国の変更ができなくなり、Steamで急にセールになったとしてもSteam内で欲しいゲームが安心して買えません。

しかしメインアカウントの居住国を常に日本、サブアカウントの居住国を例えばロシア等に固定しておけば、Steamでの急な買い物に対応できますし、鍵屋でロシア版のSteamキーを購入したとしてもサブアカウントで有効化すればいい、ということになります。

また今後BAN対象が広がったとしてもサブアカウントだけが無効化されて、メインアカウントは無事ですむかもしれません。(※ただしSteamの場合、アカウントがBANされる時はサブアカウントも芋づる式にBANされるという噂がある)

悪い点があるとすれば、やはりアカウントごとにゲームを管理すること自体が面倒くさいところにあるでしょう。こればかりは受け入れなければいけません。

Steamを見限る

Steam以外のプラットフォームを積極的に使うようにするという方法です。Steam以外にもOriginやUplay、Bethesda、そしてBlizzard Battle.netなどのプラットフォームが存在します。最近ではEpic Gamesも存在感が増してきました。

Steam以外のプラットフォームではロシア版のゲームキーは一度有効化してしまえば起動時にVPNに接続する必要がない場合がほとんど。個人的にはゲーム起動時にもVPNが必要となってくるプラットフォームはSteam以外に知りません。(もちろんSteamには有効化時のみVPNが必須というゲームもある)

ただし今後は他のプラットフォームもSteamに倣い、リージョンロックに関して厳しくなってくる可能性も十分考えられます。

地域制限の掛かった海外版は重宝してたのに…

結局のところSteamを見限ったとしても、他のプラットフォームもSteamと同じ道をたどることは容易に想像できます。

もう安くゲームを買うことは諦めて、企業が提示する価格を受け入れる必要があるのかもしれません。唯一希望があるとすればGreen Man GamingGamesplanetといった、発売元からちゃんとゲームを仕入れている外部ストアの存在でしょうか。

日本における定価が他国よりも高い場合、そういった外部ストアでは日本の定価よりも安く安全に買えますからね。ただ、ロシア版等の安く流通している海外版のゲームキーは、ちゃんとした外部ストアですら普通に買えない場合に重宝してたんですが。Green Man Gamingで買いたいのに日本からでは買えないケースってけっこうありますから。「真のおま国」みたいなゲームは。(ただしGreen Man GamingでもVPNを使えば…)

個人的には、Steamが「VPNを介したゲームキーの有効化」を完全に禁止にしたら、G2A等の鍵屋の利用頻度がちょっとだけ下がるかもしれません。

どの国からでも有効化できるグローバル(GLOBAL)なゲームキーしか買わなくなる時が数年の内に訪れるのでしょうか。今の流れだとゲームキーの仕組み自体が古いと思いますが。

ちなみに今回使用したロシアの外部ストアであるYuplayですが、いつの間にかPaypalで支払えるようになっていて、なおかつ日本からでもVPNを使わずに簡単に買い物ができるようになっていて少し驚きました。

あのゲームもこのゲームもめちゃくちゃ安いですが、基本的にロシアのVPNを介さなければ購入したゲームキーは有効化できないので注意してください。ただグローバルなゲームキーもそこそこありました。

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