この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
Mojangのマルチサーバー貸し出しサービス”マインクラフト・レルムズ”で可能・不可能な事を調べた。レルムズでは簡単にサーバーを運営・設定することが可能。今後のアップデートでカスタムModやリソースパック(テクスチャ)を使用する事も可能に。
目次
Minecraft Realmsってどういう意味?
“realm”は領域という意味。複数形のsがついてRealms(レルムズ)。Minecraft Realms(マインクラフト・レルムズ)の意味はマインクラフトの領域。つまり、サーバーのことを意味しているんだと思います。
で、このMinecraft Realmsが世界に向けて運営を開始し、日本からでも遊べるようになった模様です。マインクラフトを起動するとメニューが出てくるはず。
Minecraft Realmsというのは、Mojangが新たに始めたマインクラフト専用サーバー貸し出しサービス(有料)のこと。
できることは以下の通り。
- 個人のマルチサーバーを運営できる
- サーバーの設定が簡単(LAN、IPアドレス、ポート設定など煩わしい設定をしなくていい)
- すぐに始められる
- ビルド・アドベンチャー・ミニゲーム等、いろんなゲームモードで遊べる
- ホスト(オーナー)は参加できるプレイヤーを数クリックで簡単に決められる
- ワールドのバックアップ機能付き
- 24時間遊べる
- 20人まで招待可能で、同時プレイは10人まで可能
↓実際にはこんな感じです。本当に普通のマインクラフトです。
Minecraft Realms: First Look/Review – YouTube
遊べるミニゲームは以下の通り
- Cake Defense 2
- Blocks vs. Zombies
- The Walls
- Autospleef
- Dash of Doom
ハンガーゲームズが遊べるmcpvpや、戦争サーバーのANNI(アナイレーション)で遊んだことがある方ならなんとなく分かるでしょう。
要するにマルチサーバーを自分で運営できるようになる、ということです。
ただし、ハンガーゲームズやアナイレーションサーバーのようなモードはまだ利用するのは不可能なようです。
料金はサーバー一つ当たり「13ドル/1ヶ月」。3ヶ月・6ヶ月コースを選択することで安くなっていく模様。今はセール中で20%OFFになっています。支払い方法はVISAかMASTERCARDのどちらか。Paypalはなんで選択できないんだろう。
1ヶ月13ドルって高くない?
いや、そうは思いません。
確かに、Realmsの自由度は低いですが、サーバーを運営するコスト(時間)を考えると13ドルで妥当だと思います。
さくらVPS等でサーバーを借りてきて、プラグイン(サーバーMOD、Bukkit等)を導入したワールドを運営することも可能らしいですが、初心者には大変難しいです。
まず、サーバーを運営するのが大変です。サーバーを公開するというのは、世界中のハッカー(クラッカー)との戦いの始まりを意味します。
セキュリティがしっかりしていないとサーバーを乗っ取られます。サーバーを乗っ取られて、サーバーが犯罪に使われたらとっても大変なことになります。
また、サーバーを運営しようものなら、Linuxコマンドやサーバーの動かし方について勉強する必要があるし、そっちの方に時間を取られてマインクラフトどころではありません。
つまり、サーバーを運営していくのは超絶めんどくさいということ。
Realmsを実際に運営しているのはMojang。セキュリティの責任もMojangが負っています。Realmsを利用すれば面倒な事は何もしなくてもいいということです。だから、Realmsの13ドル/1ヶ月という値段設定は妥当と言えます。
実際のところ、課金する価値あるわけ?
いや、ない。普段マルチで遊んでてそれで十分だと思っている人は、Realmsサーバーを借りる必要はありません。
Realmsはオープンというより、プライベートなマルチサーバーと言ってもいいでしょう。
友達や知人を自分のサーバーに誘って、大規模な建造物を建てたりするのが主な目的になりそうな感じがします。
そういうことは誰かの家でPCを持ち寄ってLANでできるのですが、Realmsの利点は何と言ってもマルチサーバーであること。
わざわざPCを一箇所に集めなくても、皆が同じワールドにインターネットでアクセスできるのがRealmsの主な利点なんだと思います。
Minecraft Realmsの今後のアップデートはどうなる
Frequently Asked Questions(FAQ)を読む限り、iOS(iPhone/iPad)・Androidで購入できるMinecraft Pocket Edition(PE)でもRealmsで遊べるようになる予定です。PS3・Xbox360・PSvita版については不明。
以下は可能なことと不可能なことのまとめ
- サーバーで作ったワールド(マップ)はエクスポート(ダウンロード)が可能
- サーバーにワールドをアップロードすることは現時点では不可能
- サーバーに入ってきたプレイヤーを可視化することに関しては、現在開発中
- サーバーでは最新バージョンのMinecraftしか対応していない。開発版のSnapshotや古いバージョンは使用不可
- ホスト(オーナー)は管理者用コマンドなど、多くのコマンドが使用可能
- Modやリソースパック(テクスチャ)は現時点では使用不可能
- ワールドサイズは制限無しで大きくできる
- Command Blocksは現時点では使用不可能
- サーバーでできることは今後増える予定(ワールドのアップロード等)
現時点で不可能なことは、今後できるようになっていく雰囲気ですね。ワールドのアップロードはほぼ確実にできるようになるんじゃないでしょうか。
Modやリソースパックも早い段階で対応されそうです。
まとめ:Minecraft Realmsはほぼプライベートなマルチサーバー
Minecraft Realmsは個人が簡単に運営できるマインクラフト専用マルチサーバーのことで、現時点ではModが使えなかったり自由度は低い。
今後のアップデート次第では100人同時プレイ可能な料金プランが出てきたり、ハンガーゲームズなどのゲームモードが公式採用されたりするかもしれません。
ただ、普段マルチサーバーで遊んで満足している人にはあまり関係のないサービスとも言えます。