正直いってTF2には飽き飽きしていました。スパイをやってもすぐに殺されるし、どのクラスでもすぐに殺される。でも、今までのTF2をぶちこわすアップデートのせいで、またドハマリしていました。
目次でサクッと理解
TF2とCo-opモードの相性はバッチリ
新アップデート「Mann vs. Machine(通称 MvM)」でCo-opモードが実装されました。ルールは、6人とチームを組んでポンコツロボから拠点をまもるというもの。
はじめは何も期待していなかった。
「Co-opモード? 協力なんてしゃらくせえ!」
と思っていました。
実際、Co-opモードのゲームをした経験があまりない。Co-opモードで有名なLeft 4 Deadもすぐに飽きた。でも、TF2のCo-opモードは楽しい。なぜか?
TF2はもともとCo-opモードに適していたからなんじゃないか。ディスペンサー、メディック、サッパーなどTF2には味方と協力するというのが前提としてある。だからMvMにドハマりした。あとはTF2が大好きっていうのも大きい。
何がどうおもしろいのか
MvMでは難易度を設定できます。Normalモードは簡単すぎて楽しくないけど、それ以上のADVANCEDやIRONMANの難易度が鬼のようにむずかしい。
何回も負けて、何度も挑戦する。どこをどうすれば勝てるのか考えるのが楽しい。そして勝ったときはうれしい。
ADVANCED以上の難易度だと、サポートのエンジニア、お金拾いのスカウト(あるいはスパイ)は必須だし、もちろん火力のあるソルジャー、ヘビー、デモマンも必須。それぞれの役割があるので、なるべく味方と同じクラスは選ばないほうがいい。
赤の他人と協力してポンコツロボに勝ったとき、ハンパない達成感を得られます。その過程で仲間意識がいつの間にかめばえている。なんだろうこの感じは・・・。
どいつもこいつも下手くそで使えねえやつらしかいねえ、と思いながらプレイしつつ、ジャイアントなヘビーの動きをサッパーで止めて味方に倒させる。ポンコツロボに何度負けようと、再チャレンジ。そして最終Waveを乗り切ったとき、チャット欄に「よっしゃあああああ!!!」と手がかってに打ちこんでいる。
サーバーを去るとき、一緒に困難をのりこえた仲間たちと別れるのはなごり惜しい。最初はただの赤の他人だったのに、いつの間にか仲間意識ができている。
MvMのダメなところ・その1「スパイが邪魔者だと思われている」
MvMにもダメなところがある。
まず、スパイの扱いがひどい。とある海外サーバーではスパイを選んだだけで、「NO SPY(スパイなんか使ってんじゃねーよ)」といわれてしまう。そう言う人たちは何もわかっていない。スパイはとっても重要なクラスです。
ADVANCED以上の難易度だと、サポート役が必須になってきます。敵が大量に出現するので、みんな敵を倒すことだけに集中してしまいがち。そのせいでお金をひろうことを忘れてしまう。そこで、スパイがお金を拾うのです。スパイは敵に変装したら攻撃目標にならないので、お金をひろうのに一番適している。
スパイをえらんだ人は縁の下の力持ちという役割をまっとうすべき。サッパーで敵の動きをとめて、お金を一つ残らず拾う。そうすることで、ボーナスをゲットできて、みんなはそのお金を武器のアップグレードに回せる。
それを分かっていない人が多い。とくに海外。まあ、そのうち理解者もふえるでしょう。
同様に、スナイパーやスカウトも使えないクラスだと思っている人も多い。JarateやMad Milkはかなり重要。スナイパーなんて、Jarateをアップグレードして投げ続けるだけでいいかもしれない。
MvMのダメなところ・その2「人が去っていく」
たぶんすぐに飽きられる。
味方が弱いと、すぐに負ける。すぐに負けるからやる気をなくしてサーバーから出ていく。6人いないと勝ち目はないから、また一人サーバーから出ていく。結局、みんなやめていく。普通のサーバーで遊びはじめる。
「MvMかぁ・・・そんなのものあったなあ・・・。」
とみんなが思いはじめる前にアップデートしていかないと、MvMが過去のものになってしまう。がんばれValve!
それでもやっぱりおもしろい
しだいにMvMサーバーの数もへっていくと思います。
でも、超高難易度をクリアしたときの達成感は計りしれないし、まだまだ攻略しがいがある。一人でチャレンジしたり、6人全員がスパイ、あるいはスナイパーでチャレンジするのもおもしろい。というかそれで勝てるのか?
MvM、まだまだ遊べる。