海外ドラマSHERLOCK(シャーロック)の面白さをネタバレ無しで語る

ネタバレ無しでSHERLOCK(シャーロック)がいかに面白いか解説。海外ドラマとしては圧倒的な質。シーズン1,2までDVDではなくhuluで観た。シーズン3,4,5まで続いてほしい。NHK BSプレミアムでも観られる。

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Photo | Fiona James

SHERLOCK(シャーロック)ってどんなドラマ?

SHERLOCK(シャーロック)は「もしもシャーロック・ホームズが現代に生きていたら?」がテーマの海外(イギリス)ドラマです。

主人公はシャーロック・ホームズ(ベネディクト・カンバーバッチ)。相棒はもちろんジョン・ワトソン(マーティン・フリーマン)。

スマートフォン(iPhone)やPC、インターネットが多用されるドラマです。シャーロックは自身のサイト「推理の科学(実際のサイト)」を運営し、ジョン・ワトソンはブログ(実際のブログ)を書いているぐらいです。

シャーロックとワトソンは小競り合いをしながらも、現代のイギリスでスマホやMacbook Pro等の最新機器を駆使して事件を解決してきます。

#12daysofSherlock – Merry Christmas from Mark Gatiss – Sherlock – BBC – YouTube

シャーロック・ホームズの天才&変人っぷりが最高

SHERLOCKの面白さは主人公のシャーロック・ホームズにあります。シャーロックは天才中の天才であり、変人中の変人です。

シャーロックはフジテレビのドラマ「ガリレオ」の主人公「湯川学(福山雅治)」のキャラを更に変人化させたもの、といえば分かるでしょう。そんなこともあってか、SHERLOCKの演出もガリレオと少し似ています。

主人公のシャーロック・ホームズは人を見抜く天才。シャーロックの観察眼にかかれば、不倫、昨夜の営み、職業、趣味、嗜好など、ほとんど全てが見破られてしまう。

顔を見ただけでどんな動物が好きなのか分かるし、体つきや服装でどんな学校に通っていて、どんな生活を送っていたかも分かる。手を見れば喫煙者なのか、紅茶が好きなのかも分かる。

シャーロックの推理力をもってすれば、金庫の暗証番号やスマホのパスワードも当てられる。金庫の中に何が入っているのか知らなくても、どんなものが入っているかなんとなく分かってしまう。複雑な暗号文でさえも即座に解読。

シャーロックは当てずっぽうで推理しているのではなく、自身の観察眼から得た情報で論理的に答えを導き出します。

超能力者でもなく、外見は至って普通の背の高い人間。しかし、頭の造りは凡人と全く違う。

そんなシャーロックが難解な事件をバサバサと刀で斬っていくように解決していく様が観ていて気持ちいい。

警察の命令を無視して捜査するのは日常茶飯事。面白い事件がないとイライラが止まらない性分でもあり、変人というよりも異常者と呼んだ方がいいかもしれない。

異常者シャーロックと凡人ワトソンの噛み合わないやり取りも良い。

「高機能社会不適合者」と自称するシャーロックには友達なんていません。しかし、ワトソンと事件を解決していく内に、シャーロックは除々に人間らしくなっていきます。シャーロックが人間的に成長する過程も見どころです。

ユーモア x 皮肉 x 圧倒的クオリティ

SHERLOCKは主人公シャーロック・ホームズの天才&変人っぷりだけでなく、凡人には到底解けない事件がスルスルと解決されていく清々しさが観られるドラマです。

長ったらしく推理が語られるのではなく、シャーロックの頭の回転の速さのおかげで展開がテンポ良く進みます。

1エピソード(1話)の時間が映画並みに長いのですが、アクションや命を掛けたスリリングな場面もあり飽きさせません。

原作を読んでいなくても楽しめます。各エピソードは原作を元にしているので、私のように原作を読んでいない人の方が展開を楽しめるのかもしれない。

個人的に一番面白いと感じたエピソードはシーズン2の第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」。宿敵ジム・モリアーティ(アンドリュー・スコット)とシャーロックの頭脳戦はハラハラドキドキもんでした。天才犯罪者モリアーティの所業がかっこ良すぎる。

面白い作品というのは「大筋のストーリーが面白い作品」あるいは「一つ一つの場面が面白い作品」の2つに分けられるとつくづく思います。

SHERLOCKの場合は前者にも後者にも当てはまります。

イギリスというお国柄なのか、どうでもいい場面でもユーモアがあったり皮肉が効いていたりします。推理に対して「なるほど!」と思うときは多々あるのですが、婉曲的な皮肉に対して「なるほど!そういう意味か!」と気づくこともしばしば。

1エピソードの時間が長く、大筋のストーリーの隙間にユーモアと皮肉が詰まっているので質が高い。海外ドラマとしては圧倒的なクオリティ。どこかの海外ドラマのようにストーリーを薄く伸ばした感じが全くしない。

シャーロックの軽快な推理も見どころですが、イギリス人のユーモアと皮肉にも注目です。