[多分全話ネタバレ]ドラマ”ルーズヴェルトゲーム”の結末をこっそり知りたい人へ

ルーズベルトゲームの感想・結末・大筋の物語をネタバレ全開で。ドラマ最終回は小説の結末とほぼ同じになるはず。ドラマは原作改変が激しい。登場人物の設定は小説の方が穏やか。なぜドラマの細川社長は半沢直樹のようになったのだろう…?

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ドラマ”ルーズヴェルト・ゲーム”は原作とほぼ同じ結末になるはず

ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」が始まる前に、Kindle版の小説を読みました。

ドラマ版も小説版と同じストーリーになるでしょう。ネタバレ全開で小説版の感想を述べていきます。

下の動画はドラマ版の第2話の予告。沖原が「俺、もう一度投げたいです」と、スラムダンクの三井の名言「安西先生、バスケがしたいです」のように言って泣いてますが、さすがに展開が早すぎ。

ドラマ版はまさに原作改変クラッシャー。ですが、ドラマ版の方が面白くなっていきそう。

【TBS】新たな罠…!日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』第2話(5/4)予告 – YouTube

ルーズヴェルト・ゲームの大筋のストーリー

ルーズヴェルト・ゲームのテーマは「逆転」です。

アメリカ発の金融危機の影響を受け、倒産寸前の危機に陥った青島製作所。青島製作所の赤字転落により、コスト削減のため廃部に追い込まれた青島製作所野球部。野球部はかつて社会人野球の名門でしたが、弱小球団になっていました。

ルーズヴェルト・ゲームでは、青島製作所と野球部、この二つが逆転するまでの過程を描いています。

青島製作所はカメラに使われるイメージセンサーを収益の柱としていたのですが、ライバル企業のミツワ電器(ドラマではイツワ電器)にジャパニクスや東洋カメラという大事な取引相手を奪われ、窮地に追い込まれます。

コストパフォーマンス重視のミツワ電器は規模大きいですが他社の製品をパクる技術しかなく、青島製作所の創造性のある技術力を求め、青島製作所を吸収合併しようと企みます。

ミツワ電器社長の坂東昌彦(立川談春)は、青島製作所社長の細川充(唐沢寿明)に経営統合の申し入れをします。しかしミツワ電器の情報を入手していた細川社長は、坂東社長の提案を断ります。

実はミツワ電器は採算の取れない半導体事業から、イメージセンサーを扱うエレクトロニクス部門へ転換しようとしていました。エレクトロニクス部門には既に100億以上の投資をしており、どうしてもイメージセンサーを東洋カメラやジャパニクスに売りつける必要がありました。事業で失敗したら、責任問題が発生するからです。

だから坂東社長は、青島製作所にスペックの高いイメージセンサーを開発される前に経営統合しておきたかった。ミツワ電器は青島製作所の技術力にかなわないことを知っていたわけです。

坂東社長は青島製作所の株主を説得し、臨時株主総会でミツワ電器と青島製作所との経営統合の決定を下そうと奔走します。

青島製作所は未上場企業で、大株主が数人いました。大株主の一人、竹原研吾

「青島製作所と統合することになったら、一旦青島製作所を上場させる。その後に株を売れば数千万から数億のキャピタルゲイン(売却益)が得られる。」

と坂東社長は説得。株式投資で大きな損失を抱えていた竹原は、坂東の話しに乗り、臨時株主総会に向けて知り合いの株主の委任状を集め始めます。

臨時株主総会が始まり、青島製作所の株式を3割持っている城戸志眞(天才経営者)は、青島製作所専務・笹井小太郎(江口洋介)が経営統合後の新社長になる予定について、本人に問いただします。

実は笹井専務は、新会社の社長になるよう坂東に誘われていました。しかし、笹井専務は自身が社長の器でないことを悟っており、坂東社長からの誘いを断ります。

笹井専務の真意を知った城戸志眞は、経営統合に反対。ミツワ電器の、青島製作所と経営統合する計画は失敗に終わります。

青島製作所開発部長の神山謙一は、自分の作った製品がリコール対象になったことがキッカケで開発スケジュールを厳格に守るようになりました。

新型イメージセンサーの開発スケジュールを前倒しするよう、神山開発部長に説得していた細川社長。しかし、何度説得されようと神山開発部長はスケジュールを崩すことに同意しませんでした。

しかし、残業という名の企業努力で、予定よりも早くイメージセンサーの試作品が完成します。神山開発部長は裏ではめっちゃ頑張って開発してたわけです。

新型のイメージセンサーはミツワ電器のものより、遥かにスペックが高く仕上がりました。開発の副産物としてチップのダウンサイジング化(小指の爪ぐらいにまでチップを小さくできる技術)が可能にもなっていました。

ミツワ電器製センサーとスペックが変わらないのに、ミツワ電器製センサーよりも小さなイメージセンサーを作れるようになっていたのです。

細川社長は思いつきます。この小さなイメージセンサーをジャパニクスに売ろうと。ジャパニクスはカメラを扱っていない。しかし、スマートフォンのカメラにイメージセンサーを取り付ければいい。スマホのカメラで一眼レフカメラ並みの写真が撮れる。そう考えたわけです。

ジャパニクスの携帯端末にカメラ用イメージセンサーを供給する会社が青島製作所に決定し、青島製作所の技術力が脚光を浴びることになります。

ミツワ電器はジャパニクスにカメラ用イメージセンサーを供給する約束をしていましたが、ジャパニクス社長・諸田清文(香川照之)はその約束をなかったことにします。さらに東洋カメラにも見放されたミツワ電器は、青島製作所に完敗したのでした。

青島製作所野球部はどうなった?

で、青島製作所野球部はどうなったかというと、最後のミツワ電器との試合には結局勝ちます。

最終的に青島製作所野球部は廃部となります。しかし、青島製作所野球部の選手はキド・エステート野球部に移籍します。キド・エステート野球部は城戸志眞が新たに設立した野球部。

野球が絡む展開において重要な人物は、青島製作所製造部・沖原和也(工藤阿須加、あの工藤公康の息子)とミツワ電器野球部エース・如月一磨(鈴木伸之)の二人。

二人には因縁がありました。過去に沖原と如月は同じ高校(二葉西高校)の野球部に所属していて、沖原は如月を殴ってしまう暴力事件を起こしていました。暴力事件の原因は、如月ら三年生が沖原の母親を馬鹿にするようなことを言ったため。

ルーズヴェルト・ゲームにおいて、野球に関して盛り上がる場面はそれほど多くありません。あるとしても、野球部嫌いの朝比奈製造部長が沖原をクビにして、三上総務部長が沖原を総務部に再雇用する場面ぐらい(しかも野球とあまり関係ない)。

野球の試合に関しても、沖原の投げる球が速いから相手チームが苦しむとか、出塁率が高い選手がスタメンに選ばれるとか、奇想天外な戦術が使われることもない。単純。

漫画「ONE OUTS – ワンナウツ」の渡久地東亜並みの戦略を期待していたぶん、試合に関しては残念。良くいえば野球に関してはシンプルな内容になってました。

ルーズヴェルト・ゲームという野球用語が使われている割には野球要素がもの足りない。

野球要素を補いたいなら、ワンナウツを読むべき。この漫画はクッソ面白い。ただ、野球を知ってる人でないと楽しめません。むしろ、野球を知らない人は読むべきではありません。もったいない。野球を知ってから読むべき。

そこそこ楽しめた、というのがルーズヴェルト・ゲームを読んだ後の感想。絶対に読むべき作品、というわけでもない。

序盤はとにかく負の要素が雪崩のように流れてくるし、軽く気分が悪くなります。最後の最後に会社と野球部が大逆転したので安心しましたが、読者を裏切る場面が少ない。

いや、ある意味裏切られたかも。企業が逆転した要因がまさか「残業したこと」だったとは。細川社長の発想も大きかったのも事実ですが。

小説よりもドラマの方が設定がぶっ飛んでいて見応えがあります。ドラマとの違いを見つけるぶんには楽しめる作品です。

↓ドラマ版と原作との違いを最終回を含め全話分まとめました
コッコンペ!?ドラマ”ルーズヴェルトゲーム”の原作との違いを全話分まとめてみました
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ABOUTこの記事をかいた人

頭皮スカスカ系ゲーマー。ゲームの作品性よりも純粋なオモシロ度を重視しています。現時点で最高に面白いと感じたFPSは「レインボーシックス シージ」。「かまいたちの夜」の新作発売を願っています。流行にすぐ乗っかるタイプです。新作ソフトは速攻で売っちゃいます。よく誤解されますが鍵屋推進派ではなく「とにかく安く買いたい派」です。