ドラマ”ルーズヴェルトゲーム”が原作と違い過ぎてワロタ(核心的ネタバレ無し)

小説”ルーズベルトゲーム”とドラマは全然違う!相違点を原作と比較し、結末など重大なネタバレ無しで紹介(あらすじと動画も)。物語はほぼ同じだが、登場人物の見た目と性格がキャストと一致してない。青島製作所社長・細川充(唐沢寿明)とジャパニクス社長・諸田清文(香川照之)は大げさでぶっ飛び過ぎ。

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原作では「逆転だよ逆転」なんて言わない

とりあえず、ルーズヴェルト・ゲームのあらすじ動画を見てください。

東京郊外に社を構える年商500億円ほどの中堅精密機器メーカー・青島製作所。社内では毎週1回、恒例で各役員が連絡事項と共に実績と予測について報告する役員会が行われていたが、この日の役員会は緊迫した空気に包まれ、会議室では険しい面持ちの社長・細川充(唐沢寿明)を前に役員たちの怒号が飛び交っていた。
細川が社長に就任して間もなく、世間では金融不況の影響による景気悪化の波が押し寄せ、青島製作所も多分にもれずその余波を受け始めていた。重要な取引先の一社から10億円以上の損失になる厳しい値下げ要求を突き付けられた上に、要求を呑まなければライバル社であるイツワ電器に乗り換えられるとも言われ、役員たちは細川を前に侃侃諤諤の議論を展開していたのだ。役員たちの意見が紛糾する中、専務の笹井小太郎(江口洋介)に意見を求められた細川は突然、「野球部を廃部にする!」と言い出し役員たちを唖然とさせる。

引用:第1話のあらすじ|TBSテレビ:日曜劇場『ルーズヴェルト・ゲーム』

出演者(キャスト)といい、大げさな演出といい、半沢直樹臭がプンプンするドラマですね。

ルーズヴェルト・ゲームは「8対7の試合」を意味します。ルーズヴェルト大統領がもっとも面白いスコアだと言ったのが起源。

つまり野球における、投手戦ならぬ打撃戦のこと。いつでも逆転しそうな展開のことです。

「やられたらやり返す、倍返しだ!」の次は「逆転だよ逆転」や、「取られたら取り返す」が流行語になるのでしょうか。

※以下の文章には小説版のネタバレが微量にありますが、ドラマ・小説版の重大なネタバレ(黒幕が誰だとか、結末だとか、ストーリー展開など)は含まれていません。

ドラマ版ではどれだけ「逆転」というワードが出てくるのか分かりませんが、予告の段階で既に数回出ちゃってる。

しかし小説版では、この「逆転」という言葉は会話の中では2回程度しか出てきません(小説全体としては10回程度)。登場人物たちは「逆転」のかわりに、「これから、これから」というセリフを数回使う程度です。

予告動画を見て原作との違いが数多く見つかったので、それらを指摘していきます。

ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」の小説版と根本的に違う点

ハッキリ言います。ドラマ版ルーズヴェルト・ゲームは小説版と全然違います。大筋のストーリーや「野心・策略・裏切り」等の要素は小説版にそって作られているでしょうが、人物像や風貌がまるで違う。

小説版では、青島製作所社長・細川充(唐沢寿明)は「青島製作所野球部は、廃部にする」だったり、「警察・マスコミ・会社・家族、お前のしたことを全てリークしてやる!」「お前はもう、ゲームセットだ」なんて悪役みたいな事は言いません。もっと紳士的で良い人です。

ジャパニクス(Japanix)社長・諸田清文(香川照之)は乾杯の際に「プレイボール!」なんて言いません。ドラマ「半沢直樹」の大和田常務みたいに出番が多くなるように思えますが、実際には影が薄い。

青島製作所専務の笹井小太郎は白い巨塔で唐沢寿明とタッグ共演した江口洋介が演じますが、ドラマ版では風貌がイケメン過ぎる。元は髪の薄い老人として描かれています。

青島製作所営業部長・豊岡太一はお笑い芸人アンジャッシュの児嶋一哉が演じますが、彼のようにゲッソリとしてません。メタボ体型であごひげを生やしています。

青島製作所・製造部長の朝比奈誠(六角精児)はドラマでは黒髪ですが、本当は銀髪。青島製作所野球部監督・大道雅臣(手塚とおる)は大柄で無精ヒゲを生やしてます。

白水銀行融資課長・林田(宮川一朗太)は「ぬるいんだよ!そんなんだから赤字転落になるんですよ」という暴言なんて吐きません。林田は脇役中の脇役で出番はほどんどありませんし、丁寧な言葉遣いです。

青島製作所野球部員キャッチャー・井坂耕作(須田邦裕)は体重100キロ超えで関西弁。イツワ電器(小説版ではミツワ電器)社長の坂東昌彦(立川談春)はツルッパゲで日焼け肌

恋愛要素は一切ありません。

個人的に見た目がイメージ通りなのは、青島製作所総務部長兼野球部長・三上文夫(石丸幹二)、青島製作所会長・青島毅(山﨑努)の二人。

というより、ドラマのキャストがほぼ半沢直樹状態ですね。

最後に:ドラマの方が面白いんじゃないか・・・?

風貌がほぼ合致している人もいますが、ドラマ版では登場人物の性格・人格描写がかなり脚色されています

ですが、ドラマ版の方が明らかに話題になるでしょう。小説版の方はあっけらかんとした印象でしたが、ドラマ版は半沢直樹バリにドロドロしてます。あと、青島製作所のモデルってどこの企業なんでしょう?

小説の方は読み応えがあって楽しめましたが、予告を見る限り香川照之の顔芸がさっそく見れそうだし、ドラマの方が圧倒的にぶっ飛んでいるのは確実。そんな印象を受けました。

一番衝撃的だったのは、ドラマでは細川充(唐沢寿明)が野球部廃部論者として描かれていること。細川充に関しては小説版と根本的に違うので、ドラマを見た後でも原作を楽しめるでしょう。

ルーズヴェルト・ゲームはAmazonのKindle版を読みました。買った時にはセール中だったのかAmazonポイントがやたらと付いてきたので、お得な気分。

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ABOUTこの記事をかいた人

頭皮スカスカ系ゲーマー。ゲームの作品性よりも純粋なオモシロ度を重視しています。現時点で最高に面白いと感じたFPSは「レインボーシックス シージ」。「かまいたちの夜」の新作発売を願っています。流行にすぐ乗っかるタイプです。新作ソフトは速攻で売っちゃいます。よく誤解されますが鍵屋推進派ではなく「とにかく安く買いたい派」です。