MacBook Proがゾンビ化。オーブンで焼いたら復活し、7ヶ月以上も動作してる

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Macの画面が映らない?その林檎、一度焼いてみたら?GPUが故障した可能性大。熱暴走で問題があるMacBook Pro2011はオーブンやヒートガン、ドライヤーでリフローしたら直るかも。実際にオーブンで焼いたら復活した。その顛末。

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Macをオーブンで焼いた顛末

画面がバグったMacBook Proをオーブンで焼いたらゾンビのごとく復活し、なんやかんやありながらも長期間にわたって動作してくれた。というお話しです。

GPUが原因で画面描写がおかしくなった?

MacBook Pro Early 2011(15インチ)は2013年12月頃に故障しました。画面全体が赤く染まったり、緑色になったり、青色になったり、真っ暗になったりしていたのでGPUの故障が原因と推測。

いわゆる「ハンダクラック」が起きているものと予想しました。

※ハンダクラック=ハンダが割れること。

MacBook Pro 2011のGPUはロジックボードにハンダ付けされています。そのハンダが割れたことで、GPUとロジックボードが接続されていない状態になったのだと推測しました。そのせいで、起動してもすぐに画面がおかしくなるんだと。

新しいMacを買うか、Apple Storeに行ってロジックボードを交換してもらうか、当時は大変悩みました。

Macを購入したり、修理するのは大変お金が掛かります。できるだけお金は掛けたくない。

よって、一か八かの賭けをしてみたのです。

一か八か、Macをオーブンで焼いてみた

その賭けとは「MacBook Proをオーブンで焼くこと」でした。

iPhoneでMacを修理する方法を探した結果、MacBookのロジックボードをオーブンで焼いて修理する方法があることを知りました。

そして、実際にオーブンで修理する方法を試しました。

その結果、本当にMacBook Proが復活したのです!

※オーブンで焼く方法は後半で

MacBook Proは動作したが、フリーズ多発

しかしMacBook Proが復活した後、オーブンで焼く前にはありえなかったフリーズが多発。

「オーブンで焼いたせいで、他のパーツを壊してしまったのか・・・」と結論づけるしかありませんでした。

でも、MacBook Proはかろうじて動作するようになりました。

フリーズは多発するものの、Chromeのキャッシュをこまめに削除することでフリーズの回数を減らせることが分かってきました。

そしてMacBook Proを騙し騙し使い続けた結果、転機が訪れました。

あることがきっかけで一度もフリーズしなくなったのです。

MacBook Proがフリーズしなくなった!

↓MacBook Proが(ほぼ)完全復活するまでの過程です。

  1. オーブンでロジックボードを焼く。その後、2~3日に1回はフリーズ
  2. オーブンで焼いてから2週間後、フリーズの頻度が劇的に減る
  3. オーブンで焼いてから2ヶ月後、2週間に一度はフリーズすることが判明
  4. オーブンで焼いてから2ヶ月半後、再び2~3日に1回はフリーズするようになる
  5. オーブンで焼いてから3ヶ月後、Mavericks 10.9.2へアップデート
  6. 約20日後、フリーズ
  7. アンチウイルスソフト「Sophos Anti-Virus for Mac」をアンイストール。代わりに「Avira Free Antivirus for Mac」をインストール
  8. その後4ヶ月間、一度もフリーズせず←今ココ

そうなんです。

Mac専用の無料アンチウイルスソフト「Sophos Anti-Virus for Mac」をアンイストールし、「Avira Free Antivirus for Mac」をインストールしたら、一度もフリーズしなくなったのです。

基板をオーブンで焼いたことで他のパーツを壊してしまったと、ずっと思っていました。しかし、原因はアンチウイルスソフトにあったみたいです。

調べてみると、どうやら「Sophos Anti-Virus for Mac」はMavericksではまだ安定動作するとはいえないようです。

参考:OS X Mavericks:Sophos Anti-Virus オンアクセススキャナ Ver. 8.0 ~ 9.1 を使うと予期せず再起動する

Mavericks 10.9.2へアップデートしたことで一定期間フリーズしなくなりましたが、やっぱりフリーズしました。

そこで、ウイルス対策ソフトを入れ替えてみたのです。そして、今のところは上手く動作してくれていると。

Mavericks 10.9.4にアップデートしても問題なく動いてます。

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「実はウイルス対策ソフト(Sophos)のせいでフリーズしていたのではなく、オーブンで焼いたMacを使い続けることでハンダが安定してきたのでは?」

という疑念は少しあります。でも、たぶんSophosのせいだと思います。

なぜなら、SophosをアンイストールしてからMacの調子がすこぶる良くなりましたから。

MacBook Proが故障した原因とは?

2014年7月時点では、一度死んだMacBook Proがまるでゾンビのように生き長らえています。

このMacBook Proが故障した原因は、恐らく熱暴走だと思います。

初めてロジックボードを取り出した際、ファンの排気口にホコリが大量に詰まってました。

ホコリが詰まった状態でMacBook Proを毎日長時間働かせていたので、熱暴走が故障の原因だったとしか考えられません。

とにかく、ホコリの詰まり具合がすごかった。詰まり過ぎてホコリが一つの塊になってた。まるで綿飴がファンの排気口を塞いでいるかのようでした。

要するに、定期的にMacの中を掃除した方がいいよってことです。本当に。

ちなみに、復活させることができたのはMacBook Pro Early 2011(15インチ)です。MacBook Pro 2011モデルは世界各地で問題が起きているモデルでもあります。

参考:フリーズしまくるMacBook Proをオーブンで復活させ3ヶ月経った結果…

AppleCareに入っていたり、Macを買ってから1年以内(製品保証期間中)の人は分解せずに使い続ける方がいいかも。

Macを分解したり、改造したり、オーブンで焼いたりすると製品保証が効かなくなってしまうので。

実際にオーブンでMacを焼く場合は、自己責任で行ってください。私の場合は幸運にも長期間使えるようになりましたが、他のMacでも同じような結果になるとは限りません。

故障したMacを修理する画期的な方法→オーブンで焼く