PC版Fallout4の必要/推奨スペックとPC購入ガイド。MOD導入&最高設定でも動く構成を考える

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PC版フォールアウト4の必須(最低)/推奨動作環境と、Modを入れつつ最大設定(最高画質)で快適動作するデスクトップPCの構成を、ベンチマーク結果や実際の体験を元に、真剣に考察。どのBTOストアで推奨PC(ゲームパソコン)を買うのがおすすめなのか、CPUやGPU(グラボ、ビデオカード)はどれがいいのか等。

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実際にプレイした経験をふまえて語ります

「自分のPCでもFallout4は動くのか?」
「Fallout4はどれぐらい重いのか?」

という疑問に答えつつ、「PC版Fallout4でModを入れつつ最高設定にしても快適に動作するPC構成」について、ベンチマーク結果や実際のプレイ体験を元に語っていきます。最後に、おすすめのBTOショップ(パソコンを組み立てて、自宅に送ってくれる通販サイト)を紹介します。

まずは、公式発表されたPC版Fallout4の「必須/推奨動作環境」を見ていきましょう。

PC版フォールアウト4の必須/推奨動作環境

必要スペック 推奨スペック
OS 64-bit: Windows 7/8/10 64-bit: Windows 7/8/10
CPU Intel Core i5-2300(2.8 GHz)
AMD Phenom II X4 945(3.0GHz)
Intel Core i7 4790(3.6GHz)
AMD FX-9590(4.7GHz)
メモリ 8GB RAM 8GB RAM
GPU NVIDIA GTX 550 Ti(2GB)
AMD Radeon HD 7870(2GB)
NVIDIA GTX 780(3GB)
AMD Radeon R9 290X(4GB)
HDD空き容量 30GB以上 30GB以上

参考:Prepare for the Future: Fallout 4 Important Release Info

VRAM(ビデオメモリ)が3GBもある「GeForce GTX 780」が推奨されている等、推奨スペックはかなり高めです。最低スペックでも2GBのVRAMが必要とされているので、VRAMが2GB以下しかないグラフィックカードでは、描写がカクカクになると考えた方がいいです。

高画質化Modを導入した状態のFallout4を、快適に動かすためのPC構成とは?

CPUが「Core i5」か「Core i7」クラスなら、まず大丈夫

fallout4-pc-spec-01

まず、コスパを重視するならCPUはCore i5クラスでいい。できればOC(オーバークロック)のために「K」が付いてるやつがいいと思います。例えば「Core i5-6600K」とか。理由としては、Core i7クラスだとお値段が高くなってしまうからです。大抵の場合、CPUで節約した資金をGPUに突っ込んだ方がコスパがいいんです。

また、推奨スペックではCPUが「Core i7 4790(3.6GHz)」となっています。i5クラスのCPUを選ぶのなら、高クロックかつオーバークロックできるものがいいでしょう。オーバークロックすればi5クラスの性能がi7クラス相当になりますから。i7をオーバークロックすればさらにパワーアップしますし、余裕があるならi7クラスのものを。

「オーバークロックなんて怖いよ!」なんて人には最新のi7ぐらいしか選択肢はないですね。最近のPCだと簡単にオーバークロックできますし、Fallout4が快適に動かなかった場合も考えて、とりあえずオーバークロックすることを視野に入れておいた方がいいです。

「PC版Fallout4はコア数の多いCPUにしておいた方がfpsを稼げるかもしれない」という予想をしていましたが、ベンチマーク結果を見てみる限り、そういうわけでもなさそうです。結論を言うと、高画質化ModなどたくさんのModを入れて遊びたい場合、「Core i7 6700K」以上のCPUを選んでおけば問題ありません。

コア数の多いCPUじゃなくてもいい

コスパよりも快適さ重視でパソコンを組み立てたいなら、なるべくコア数の多いCPUを選んだ方がいいでしょう。例えば6コアもある「Core i7 5820K」とか。

最近のPCゲームでは、CPUのコア数の多さに合わせて快適になっていく傾向がちょっぴり出てきました。Fallou4以外にも『Star Wars バトルフロント』などの最新PCゲームで快適に遊びたいなら、コア数の多いCPUを選んでおいた方が長くPCを使っていけます。

しかしFallout4に限っては、CPUのコア数の多さ(4個と6個)を比較しても、フレームレートに大きく差が出るということはない。よって、Fallout4を快適にプレイしたいだけなら、無理してコア数の多いCPUを選ぶ必要がありません。

▼CPUのベンチマーク(コア/スレッドを比較)▼
(画像をクリックすると拡大します)

fallout4-pc-spec-3-3引用:PC Games Hardware (PCGH)

▼各CPU(Intel・AMD)のベンチマーク▼

fallout4-pc-spec-3-1引用:TechSpot – Fallout 4: Graphics & CPU Performance

同じことをもう一度言います。つまり、「最高設定かつ高画質化Modを入れた状態で快適にプレイしたいなら、「Core i7 6700K」以上のCPUを選んだ方がいい」ということです。コスパを考えるなら、「Core i5 6600K」でもOKです。

GPUは「GTX 970」か「GTX 980」以上を

次はGPUについて。コスパを求めるなら「Geforce GTX 970」で十分。しかし、VRAM(ビデオメモリ)は実質3.5GBしか使えません。NVIDIA公式サイトにはメモリ量(VRAM)が4GBあると記載されていますが、「実際は3.5GBしか利用されない」と過去に炎上したことがあります。

また、GTX 970を使って最高設定で遊ぼうとなると、平均的に40fps程度の動作しか望めません。

▼GPUのベンチマーク(GTX 900シリーズ、最高設定)▼

fallout4-pc-spec-3-2引用:GeForce – Fallout 4 Graphics, Performance & Tweaking Guide

そういうこともあって、グラフィックを極限まで強化してくれる「ENB(ENBSeries)」を導入したり、高画質化Modを大量に入れたい人にはあまりおすすめできません。

実際に「Geforce GTX 970」でFallout4を最高設定でプレイしました。建物が少ない場所ではフレームレートが60fps以上でて、快適そのもの。しかし、建物が多い大都市の中ではかなり重い。場所によっては30fpsを切ることもあり、酔いそうになることもありました。

ただFallout4の場合、光(ゴッドレイ)や影関連の設定を下げてもグラフィックはそれほど変わったように見えない。なので、設定を多少下げても大丈夫なら「Geforce GTX 970」という選択肢は十分アリです。

街中でのフレームレートを計測したスクリーンショットがこちら。(計測ソフトは「MSI Afterburner」を使用)

fallout4-pc-spec-2-1

fallout4-pc-spec-2-2

ちなみに、以下のスペックで計測しました。

スペック等
CPU Core i5-4670K 4.4GHz(4コア/4スレッド、3.4GHz、最大3.8GHz、オーバークロック済み)
GPU NVIDIA GeForce GTX 970(VRAMは実質3.5GB)
メモリ 16GB
OS 64 bit: Windows 10 Home
ドライバ GeForce 358.91 Driver

Fallout4を最高設定かつ、一般的な画面解像度であるフルHD(1920×1080)でプレイすると、VRAM使用量が2.8GBぐらいまで上がります。Modを入れていない状態でこれなので、高画質化Modを導入したらVRAMが足らなくなることが予想される。また先述した通り、「Geforce GTX 970」だと街中で重くなる。

これはFallout4の最適化不足でもあり、GPUの性能不足であるとも考えることができます。要するに、「GTX 970だと画質や快適さに満足できないこともある」ということ。

つまり本当に快適にプレイしたいなら、かなり価格は高いですが「Geforce GTX 980」「Geforce GTX 980 Ti」以上を選んでおけば望んだプレイ体験が得られる、というわけです。

ただし、軽量化Modを駆使する予定だったり、最高画質にこだわらないのであれば、「GTX 970でも全然アリ」ということを言っておきます。

GPU(ビデオカード)に関しては以下の記事で詳しく書きました。

PC版Fallout4ビデオカード/グラボ/GPU購入ガイド。MOD導入&最高設定で快適動作するGPUを真剣に考えてみる

メモリは8GB

メインメモリは推奨スペック通り「8GB」で十分。ですが、心配なら16GBで。自分は将来発売されるPCゲームのことを考えて16GBにしてます。

最近はメモリが16GBないとちょっと苦しくなってきました。しかし、Fallout4ぐらいしか遊ぶ予定がないなら、メモリは8GBで大丈夫です。

ストレージは必ずSSD

これはもうSSD以外考えられません。Fallout4の場合、HDDだとロードに30秒以上かかることがあります。SSDでも遅く感じるので、HDDを選ぶのは本当にやめておいた方がいいと思う。

ただ、一応3TB(テラバイト)ぐらいのHDDもあった方が精神衛生的に良いです。ハイエンドなゲームPCを買うと、なぜかゲーム画面を録画してYoutubeにアップロードしたくなります。そんな時に大容量HDDがないと…。とにかく、SSDと3TBぐらいのHDDがあれば何かあった時に対処できます。

また、HDDはModを保管する場所としても重宝します。

まとめ

PC版Fallout4を最高設定かつ高画質化Modを入れた状態で、イライラすることなく遊ぶためのスペックは以下の通りになります。

スペック等
CPU Core i7-6700K(4コア/8スレッド、4GHz、最大4.2GHz)
GPU NVIDIA GeForce GTX 980 Ti(6GB)
メモリ 8GB
ストレージ SSD 256GB + HDD 3TB 以上
電源容量 700W 以上
OS 64 bit: Windows 10 Home

ただ、上記スペックだとかなりいいお値段がします。予算に限りがあるなら、CPUは「Core i5 6600K」、GPUは「Geforce GTX 970」あたりで抑えるのがいいでしょう。

「Geforce GTX 970」程度だと、高画質化Modが流行った時に後悔するかもしれません。しかし、コスパを追求したいなら「Geforce GTX 970」で十分すぎます。

また、OSはWindows 10で。Windows 10がサポートされることはスペック発表で明言されていますし、実際にWindows 10でもちゃんと動作したことを確認できました。電源はとりあえず700W(ワット)以上のものを選んでおけば問題ないかと。

BTOショップの選び方

コスパだけを追求するならドスパラかマウス

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サイコムには「玄人が利用するBTOショップ」というイメージがあったが、最近のサイコムはパソコン初心者の人にも力を入れている。

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