ドラゴンクエストヒーローズ1・2を評価/レビュー。ボス戦だけで十分な無双アクションRPG

ゼシカが超セクシー

無双アクションRPGの『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』をプレイした感想。ニンテンドースイッチ版よりもPS4版かPC版がおすすめ。大ボスとの避けたり攻撃したりの忙しい戦闘が面白い。なので途中のタワーディフェンス的大掃除が面倒くさくなってくる。

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※このページでは、株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像を引用しております。(C)2015,2016,2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX All Rights Reserved.(C)SUGIYAMA KOBO

評価の概要

ボスとしか戦いたくない。小ボスも中ボスもいい。悪くない。けど僕が戦いたいのはもっと大きくて野蛮な大ボス。道中の雑魚モンスターとの戦いを省いて、一気にボス戦までスキップしたい。『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』はそんなゲームでした。

ニンテンドースイッチ版は『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』と『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』の二つが入っている。

ニンテンドースイッチ版は『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』と『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』の二つが入っている。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

ニンテンドースイッチ版はフレームレート(fps)が頻繁に低下しているようで、戦闘中はカクカクしない方がおかしい。「爽快感が半減してしまっているのではないか」と思うくらいでした。

ニンテンドースイッチ版は買うべきではない

『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』は、ドラゴンクエストの世界観と大量のモンスターを爽快なアクションで一気にぶっ倒していく「無双アクション」を組み合わせたアクションRPGです。

ドラクエでお馴染みのモンスターがいっぱい!

ドラクエでお馴染みのモンスターがいっぱい!
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

僕がプレイしたのは『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』というニンテンドースイッチ版なのですが、多くのモンスターに対して武器を振って範囲攻撃を行う場面にて頻繁にカクつきが起きました。

正直言ってニンテンドースイッチ版は購入すべきではありません。新キャラクターの「ライアン」や、新ボスの破壊神「シドー」などいくら新要素が追加されていようともです。

これからプレイするなら60fpsまでフレームレートが出るPS4版かPC版を買いましょう。ニンテンドースイッチ版だとグラフィックはショボいですし動作にも難があります。確かに遊べないことはないですが、PS4版とPC版の方が得られる体験が遥かに上なんじゃないでしょうか。

▼ニンテンドースイッチ版だとボス戦で20fpsまで落ちる

どんまいニンテンドースイッチ! でも携帯モード時におけるHD振動はニンテンドースイッチ本体が壊れそうなくらい解像度のある動きだったよ!

新型のニンテンドースイッチに期待してるぜ! 頑張れ任天堂!!

「無双アクション」と「ドラクエ流のRPG」が出会い、快楽生成装置になった

無双アクションには良いイメージがなかったんですよ。過去に一度だけ無双アクション系のゲームをプレイしたことがあるんですが、「なんだよ。雑魚を吹っ飛ばすだけのクソゲーじゃねぇか」と感じて速攻でプレイするのをやめた経験があったからです。

けれども『ドラゴンクエストヒーローズI・II』は違いました。無双アクションだけにとどまらず、キャラクターがレベルアップしたり、武器や防具を揃えてボスに備えたりスキルポイントを自由に振り分けたりと、RPG感が強いのです。

扱いやすいキャラクターを連れて行った方が効率がいいところもあるかもしれませんが、キャラクターが扱える固有の特技や呪文のことを考えて自分だけのパーティーをルイーダの酒場で編成できたりと、ドラクエ流のRPG観を前面に押し出しているところには好印象を抱きました。

様々なキャラクターが扱える。

様々なキャラクターが扱える。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

それでいて操作は難しすぎない。押す順番を少しだけ気にかけつつボタンを連打していれば強力な範囲攻撃を繰り出せます。この万人受けを狙った操作方法は「ダークソウルシリーズ」などの硬派で繊細なアクションゲームが好きな人には物足りないかもしれませんが、頭の中を麻薬物質で一杯にするだけなら十分なものとなっています。

不思議なことに剣や斧を振って可愛らしいモンスターを殺していると眠気が吹っ飛ぶのです。良き所でレベルも上がりますし、快楽生成装置としてはまあまあ優秀なゲームと言えます。

『ドラゴンクエストヒーローズII』の場合、変身系のモンスターコインを使えばゴーレムなど強力なモンスターになって戦うことも可能。

『ドラゴンクエストヒーローズII』の場合、変身系のモンスターコインを使えばゴーレムなど強力なモンスターになって戦うことも可能。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

大ボスとだけ戦いたい

小ボスか中ボスを倒した後は残りのモンスターを倒さずに済む時と、残ったモンスターをいちいち狩る必要がある時があり、少しややこしくて面倒な部分がありました。

しかし世界樹の根や移動中の王様をモンスターたちに攻撃されないように守りつつ、モンスターを召喚し続ける扉を守る「魔扉の番人」を倒していくタワーディフェンス的な要素は、プレイヤーをむやみやたらに攻撃だけに集中させ続けるように作られていません。これは焦りを生じさせる要因にもなっているので、ゲームとしてはある程度機能していました。

魔扉の番人を倒すとモンスターが召喚されなくなる。アリーナは分身してからの爆裂拳がめっぽう強い。

魔扉の番人を倒すとモンスターが召喚されなくなる。アリーナは分身してからの爆裂拳がめっぽう強い。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

だからといってこの「大ボスにたどり着くまでのタワーディフェンス」が面白いというわけではありません。とにかく大ボスとの戦闘が一番面白いので、「もう大ボスとしか戦いたくねぇよ…」と思ってしまうのです。なのでプレイ中はずっと、道中のモンスターとはなるべく戦わずに大ボスへ直行したい気分でした。

おにこんぼうは巨大で、なおかつ大きな武器を振り回す。ジャンプのタイミングを間違えると大ダメージをくらう。

おにこんぼうは巨大で、なおかつ大きな武器を振り回す。ジャンプのタイミングを間違えると大ダメージをくらう。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

うごくせきぞうは、その名前の通りやたらと動く。

うごくせきぞうは、その名前の通りやたらと動く。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

かといってタワーディフェンスがつまらないというわけでもありません。『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』では中盤以降から状態異常攻撃を使ってくるモンスターが出現しますし、プレイヤーを飽きさせないようにゲーム的な要素を小出しにしているところは非常に上手だなと思いました。

おどるほうせきによってヤンガスが眠ってしまった。数秒経つと起きられるが、その数秒がとても長く感じる。地味にうざい。

おどるほうせきによってヤンガスが眠ってしまった。数秒経つと起きられるが、その数秒がとても長く感じる。地味にうざい。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

けれども「大ボスと戦いたい」。このような気持ちがプレイするにつれ高ぶっていくのも確かです。巨大なサイクロプスや複雑に動きながら攻撃をかましてくるキラーマシン3体など、大ボスは個性的なものが多くなおかつ強いです。攻撃パターンを見極めて避けないと死にます。無双アクションだからといって攻撃ばかりしていたら負けちゃうのです。

「殺すぞ」というオーラを感じる。

「殺すぞ」というオーラを感じる。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

しかも大ボスだけが相手ではありません。大ボス以外にもモンスターが大量に召喚されます。ボス戦でもしっかりと無双アクションをしないといけませんし、忙しいです。爽快さがありつつも大ボスの癖を観察しながら呪文や特技、テンションを最大限使用して戦うところに面白さがあります。

テンションがたまってからAボタンを押すと一定時間無敵になり、特技や呪文はMPを消費せずに使い放題となる。テンションが切れた時に自動的に必殺技を繰り出せるところにドラクエ的な親切さがある。

テンションがたまってからAボタンを押すと一定時間無敵になり、特技や呪文はMPを消費せずに使い放題となる。テンションが切れた時に自動的に必殺技を繰り出せるところにドラクエ的な親切さがある。
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

「操作は単純だけど、大ボスやRPG要素の調整が絶妙」と言うのが正しいのでしょうか。非常に芸術的な作品と言いますか、大ボスとの戦闘だけを見れば確実に良作の範囲内には入っています。

ボストロールみたいな大ボスとだけ戦いたいんや!

ボストロールみたいな大ボスとだけ戦いたいんや!
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

最後に:PS4版かPC版を買おう

ニンテンドースイッチ版には『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』と『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』が同梱されていますが、第一作目が終わってからそのまま第二作目に進むのはちょっと考えものです。第一作目を半分ほど進めてから第二作目をやってみましたが、熟練度やオンラインマルチプレイなどのシステムが追加されてはいるものの、無双アクションは根本的に変わっていません。

なので第一作目『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』をクリアしたら、1ヶ月くらい寝かせてから第二作目の『ドラゴンクエストヒーローズII 双子の王と予言の終わり』をプレイするのが良いかと。ただそもそもニンテンドースイッチ版は買うべきではないので、あまり関係のない話かもしれませんが。

これからも任天堂には頑張って欲しいです。ドラゴンクエストヒーローズのようなアクションゲームが少なくとも常時30fpsで動作するくらいにニンテンドースイッチがアップグレードしたら、僕はそれだけでも本当に嬉しい。

ムービーは綺麗でした。テリーがかっこいい!

ムービーは綺麗でした。テリーがかっこいい!
引用:スクウェア・エニックス『ドラゴンクエストヒーローズI・II for Nintendo Switch』

僕は任天堂を応援しています! スクウェア・エニックスも今後は画質を落としてもいいので、滑らかな動作を優先的に最適化よろしくな! HAHAHA!!

(以下、アフィリエイトと関連記事)

▼遊べないわけではないけど、買うべきではない商品

▼どうせならPS4版かPC版が良い

残念ながらPC版の日本語は吹き替え音声にしか対応してないです……。

参考:Steam:DRAGON QUEST HEROES Slime Edition

▼ニンテンドースイッチ版とPS4版の画質を比較した動画

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ABOUTこの記事をかいた人

19歳の時から頭部が全体的にスカり始めた、毎日無職のような生活を送っている自宅警備員系PCゲーマー。ゲームの作品性よりも純粋なオモシロ度を重視。現時点で最高に面白いと感じたFPSは「レインボーシックス シージ」。「かまいたちの夜」の新作発売を誰よりも願っている。鍵屋推進派ではなく「とにかく安く買いたい派」です。