ドラゴンクエストXで価値のある土地を転売すれば、多額のゴールド(or日本円)を稼ぐことが可能。ヤフオクではDQ10の土地が出品中。ただし、RMT(リアルマネートレード)は禁止行為。絶対におやめください。BANされるよ。
目次でサクッと理解
空いた土地にプレイヤーが殺到
ドラクエ10がバージョン2.1になりましたね。新職業の「どうぐ使い」や「釣り」、「調理職人」などの新要素が追加され、さらにドラクエ10が面白くなりそうです。
『ドラゴンクエストX』大型アップデート予告映像「version2.1 始動」 – YouTube
ってそんなことはどうでもいい!
今、ドラクエ10で起きている祭り。それは「土地転売」です。
バージョン2.1になると同時に土地が追加されました。
そして、ドラクエ10の中でも人気のあるエリア「グレン住宅村・草原地区」の土地に、多くのプレイヤーがその土地を購入しようと殺到したのです。中には転売目的で土地を購入した人も数多くいた模様。
土地があると何ができるの?
ドラクエ10には住宅村というものがあって、そこでプレイヤーは土地を買って家を建てることができます。家を持つことのメリットとしては「アイテムを保管できる」「ガーデニングができる」などが挙げられます。
普通にプレイしていれば特典アイテムや各職業ごとの装備が増えて、アイテム欄が一杯になってしまいます。アイテムとゴールドを預けられる「銀行」もあるのですが、ここもアイテムで一杯になってしまう。
つまり、家はアイテム保管庫として非常に重要な資産なんです。
土地は高値で取り引きされることも
ドラクエ10の世界「アストルティア」は複数の大陸で成り立っています。その中でもオーガという種族が住むオーグリード大陸にある、グレン住宅村・草原地区の土地は高値で売買されています。
なぜグレン住宅村・草原地区の土地が高値で売買されているのかというと、オーグリード大陸のバザーは活気があるからです。
バザーって何?
ここで、「バザー」について説明します。
バザー担当のNPCに話しかけると、値段をつけてアイテムを販売することができます。バザーに出品されたアイテムは全プレイヤーが購入することが可能。
一度アイテムを出品すれば、ログアウトした状態でもアイテムは売れていく。つまりバザーというのは、ヤフオクからオークション機能を取り除いたようなものです(取り引き成立するのは即決価格だけ)。
薬草がオーグリード大陸では100ゴールド、別の大陸では30ゴールドで売られているとします。この場合、30ゴールドで薬草を仕入れてオーグリード大陸で出品すれば差額分稼げます(実際は出品手数料がかかる)。
2014年2月28日現在オーグリード大陸のバザーではアイテムが頻繁に出品されていて、大陸の中で一番活気がある。
価格競争が起きているので、ほとんどの場合オーグリード大陸のバザーを利用すれば最安値でアイテムを購入できます。
土地が高額で転売される原因は、大陸ごとにバザーが分かれていることにあります。
多くのプレイヤーがオーグリード大陸の土地を欲しがる理由
今のドラクエ10の現状を簡潔に言うと、オーグリードの大陸のバザーは人気があるので、多くのプレイヤーがオーグリード大陸の土地を求めるようになっているのです。
オーグリード大陸の土地(グレン住宅村・草原地区)に家を建てれば、歩いてすぐバザーを利用できる。特にグレン住宅村・草原地区の土地は利便性が高い。
住宅村というのは、プレイヤーにとって重要な場所です。なぜなら、手紙の受け取り、アイテムやゴールドの出し入れ、バザー出品・購入をまとめて行えるからです(それらができない地区もありますが)。
大きな街でもそういうことは可能なのですが、街には自分の家を建てられません。よって、自分の家からアイテムを取り出したりできる住宅村は、大変便利なマップなのです。
しかも自分の家を持てば、自分の家にルーラ(瞬間移動)できる「ルーラストーン」という大変貴重で便利なアイテムも獲得できます。
ちなみに、ドラクエ10では従来のドラゴンクエストシリーズのようなルーラは使えません。ルーラストーンに場所を記録して、ルーラストーンを使えば記録した場所に瞬間移動できる形式になっています。
要するに、活気のあるバザーが存在するオーグリード大陸・グレン住宅村の土地は、とんでもない需要があるわけです。オーグリード大陸の土地は常に完売状態。
その反面、ドワーフの故郷であるドワチャッカ大陸・ガタラ住宅村の土地はいつもガラッガラ。RMT業者の巣窟になっていたぐらい。
土地はゴールドや日本円を稼ぐために転売されている
需要のあるものは転売されるのが常で、例えば攻略サイト「極限攻略データベース」の掲示板では土地が取り引きされている。
ドラクエ10の中で最も価値のある土地はグレン住宅村・草原地区の土地。安くて80万ゴールド、高くて400万ゴールド以上で売買されています。
400万ゴールドというのは、休日にちょろっと遊ぶ程度では絶対に貯まらない金額。毎日職人として装備を作ったり、毎日同じボスを倒し続けたりしないと到達しません。
かくいう私も半年でようやく100万ゴールド突破しました(この期間の間にカジノで数回破産した)。
また、ヤフオク!では1〜2万円でグレン住宅村の土地が出品されています。
土地を転売すれば儲かる!稼げる!
土地を購入するにはそれなりのゴールドが必要なのですが、キャンペーン中なのもあって新規プレイヤーには「タダ土地チケット」というアイテムが配布されています(2014年4月30日まで)。このアイテムを使えば、土地購入時に土地代が無料になります。
3800円でドラクエ10を購入してタダ土地チケットを手に入れ、ヤフオクで1万円ほどで土地を売れば儲かることになります。
ただしこの行為は完全にRMT(リアルマネートレード)なので、運営にバレたら一発BANでしょう。
最後に:転売したかった。(もちろんゴールドで)
今回の騒動というのは、ずっと完売状態だったグレン住宅村にようやく土地が追加され、転売目的のプレイヤーが土地を買い占めたことにあります。
もちろん、他の住宅村にも土地は追加されたのですが、プレイヤーたちは不人気な土地にはそっちのけで、高く売れる土地に群がったわけです。
2014年2月27日の昼12時にアップデートが完了してサーバーがスタートする予定だったのですが、実際には12時前にサーバーに入れた人が多くいたらしい。その結果、12時前にはグレン住宅村・草原地区の土地は完売していたとか。
「12時になったらすぐに土地を買うぞ!」と意気込んでいた人にとっては本当に残念な結果になりましたね。私も買いに行く予定でした。「1週間経っても完売はしないだろうな〜」という予想は超甘かった。甘すぎだった。
ドラクエは今日のパッチと同時に追加された9001丁目から10000丁目のグレン草原地区がお昼を待たずに完売みたいですね。土地無料チケットがあるとはいえ、すごいですねわ、
— Sarut Yerna (@SarutYerna) 2014, 2月 27
タダ土地チケットが土地転売を加速させたのは言うまでもありません。
ただ、実際には不具合の嵐でまともにプレイできる状態ではありませんでした。強制終了・切断の連続。アップデート直後だし、これは仕方ないか。というより、転売よりも不具合の方が祭りになってる。こんなに荒れているドラクエ10を体験したのは初めて。
あー悔しい。グレン住宅村・草原地区の土地を買って優越感に浸りたかったなあ〜。転売したかった。ちくしょー。
Windows(PC)版ドラクエ10を購入する前に絶対注意すべきこと