何も言えねぇ。ブレイキングバッド:シーズン5最終話まで観た感想(ネタバレ注意)

米国で面白いと評判で、評価の高いドラマ”Breaking Bad”の最終回が嗚呼…。感想をネタバレ有りで。ジェシーの”BITCH!(ビッチ!)”をもっと聴きたかった。スピンオフのベター・コール・ソウルがhuluじゃなくてNetflix(ネットフリックス)で観られるように!

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何も言えねぇけど、感想を無理矢理書いた

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Photo | jaroh

海外ドラマのブレイキング・バッドをシーズン5の最終回まで観ました。吹き替え無しの日本語字幕で。もちろんDVDレンタルじゃなくてhuluの動画で。

何て言えばいいんでしょう。

悲しい、切ない、プライド、劣等感、承認欲求、嫉妬、痛快・・・到底一言では表現できないドラマでした。

シーズン1の段階では、そこそこ面白い米国ドラマだと思ってた。シーズン2から面白さが跳ね上がり、シーズン3、シーズン4と進むにつれ面白さ爆発。シーズン5でなんとも言えない気持ちになった。

ただ言えるのは、面白かったということ。ボキャブラリーのなさを露呈してしまって申し訳ない。でも、本当に面白かった。演技・脚本も良かったし、登場人物のキャラも立ってた。ウォーキング・デッドよりも比較的テンポも良かった方だし、演出(表現方法)も良かった。「つまらない」とは決して言えないドラマだった。

悲しくもあり、切なくもある。爆笑してしまった場面もありました。ハンク(ディーン・ノリス)の妻であるマリー(ベッツィ・ブラント)が、ハンクを自宅に連れ戻そうとするシーン(ハンクのアソコをアレする場面)は最高に笑えました。

そういえば、ブレイキング・バッドウォーキング・デッドって名前が似てますね。

ウォルターに対して思ったこと

結局のところ主人公のウォルター・ホワイト(ブライアン・クランストン)は、家族を守ることよりも自分の才能を誇示したかっただけなんじゃないでしょうか。

「家族の将来のためにドラッグ密造に手を出した」というのは言い訳で、「自分の才能を誇示したかったから、”家族のため”という言い訳を後から作り出した」のだと思います。

もしもウォルターが家族のことを第一に考えていたら、メタンフェタミン(ドラッグ、覚せい剤、通称:クリスタル・メス)の製造なんかに手を出さなかったはず。

それでもウォルターはドラッグ密造に手を出した。

一緒に会社を立ち上げた元同僚(エリオット)が、才能を活かして幸せに暮らしている。それに比べて自分は高校教師。洗車場でバイトもしないと家計がきつい。しかも、自分の肺には癌(がん)が。自分は優秀な科学者だったのに。幸せに暮らしていけるはずだったのに。

ウォルターの立場になって考えてみると、ウォルターの辛さが分かる。

学生時代は皆からチヤホヤされてたのに、社会に出る頃には昔の友達が大企業に就職していて幸せそうに暮らしている。それに比べて自分は・・・みたいな人生になってしまった人や、自分と他人を比較してしまう人、劣等感を持っている人はウォルターに共感したのではないでしょうか。ウォルターの場合は、そこからさらに癌になって余命宣告を受けてしまいましたが。

もちろん癌になったことがないので分かりませんが、余命宣告を受けるのは相当キツイ。いつ自分が死ぬか知ってしまったら、残りの人生は自分のしたいことを第一に優先する。ウォルターの場合は、それがメス製造だった。自分の才能を活かすことだった。

ウォルターのしたことを責められません。余命宣告を受けたら、私も何をしでかすか分かったもんじゃない。

ウォルターは大体、自分のプライドや承認欲求のせいでトラブルを引き起こしてきた。父親の威厳がハンクに取られそうになった時には、息子のジュニア(RJ・ミッテ)に無理矢理お酒を飲ませたりしてましたし。

ウォルターは賢かった。いや、天才でした。なのに重要なところでプライドが炸裂してしまう。自分の感情をもう少しコントロールできていたら、妻のスカイラー(アンナ・ガン)に裏切られることもなかったんじゃないでしょうか。本当に惜しい。

いや感情のコントロールが出来なかったからこそ、同僚と何らかのトラブルを起こし、グレーマター社を去り、後に莫大な金を生み出す特許を家賃数カ月分で手放したのでしょう。コミュ障というわけではなく、頑固。ただただ頑固。自分のプライドは絶対。悲しいかな、自分の知り合いにそんな人が居ます。

ブレイキング・バッドの教訓を生かせるか?

ブレイキング・バッドから得られる教訓はたくさんあります。

ブレイキング・バッドにおける一番大きな教訓は「プライドを捨てること」だと思います。

もしもウォルターがエリオット&グレッチェン夫妻から治療費を受け取っていたら、そもそも悲惨なことにはなっていなかったはず。

ラストはウォルターが出血で倒れて警官に見つかる場面で終わりましたが、あの時点ではウォルターは死んでません。でも、その後は警官に助けられて病院で治療を受けて助かったのかも。ただ、そうだとしても結局のところ肺がんで死亡したんでしょうね。たぶん。

自分で稼いだ大金をジュニアに渡す算段もついたし、ジェシー・ピンクマン(アーロン・ポール)も助けたし、ウォルターは自分の使命を全うできたんだと思う。

安らかに眠れ、ハイゼンベルグ。

安らかに眠れ、ウォルター。

ブレイキング・バッドのスピンオフが来るよ!

そういえば、他にもたくさんの登場人物が死にました。

  • 麻薬配給のトップ兼ロスポジョスオーナーのグスタボ・ガス・フリング(ジャンカルロ・エスポジート)
  • ガスの手下のマイク・エルマントラウト(ジョナサン・バンクス)
  • DEA(麻薬取締局)のハンク・シュレイダー
  • 麻薬カルテルのサラマンカファミリーの皆(トゥコとか)
  • ジェシーの元彼女ジェーン(クリステン・リッター)とアンドレア(エミリー)
  • ジェシーの親友コンボ
  • ガスのラボに居た変人ゲイル・ベティカー(デイビッド)
  • その他大勢

みんな、安らかに眠れ・・・。

あれ、悪徳弁護士のソウル・グッドマンはどうしたんでしょう?

確か死んではいなかったような。なんと、スピンオフが決まってたみたいです。主役はソウル・グッドマン。

米人気ドラマ「ブレイキング・バッド」のスピンオフ番組の制作が正式決定したと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。

「ブレイキング・バッド」に登場する犯罪弁護士ソウル・グッドマンを主人公にしたドラマで、同作と同様、AMCで全米放送されることになる。グッドマンはシーズン2から登場した弁護士で、派手なスーツを着たうさん臭いルックスとは裏腹に、問題解決の達人。雇用主である主人公ウォルター・ホワイトを、手段を問わず手助けしてきた。

「Better Call Saul」という仮題が付けられた新ドラマは、グッドマンがホワイトに出会う前の時代が舞台。「ブレイキング・バッド」の脚本家で、グッドマンの生みの親であるピーター・グールドが企画・製作総指揮を務め、「ブレイキング・バッド」のビンス・ギリガンも製作総指揮として参加する。グッドマン役のボブ・オーデンカークが主演を務める。

引用:「ブレイキング・バッド」スピンオフにGOサイン : 映画ニュース – 映画.com

どうやら、ウォルターと会う前が舞台らしい。変更もあるかもしれませんが。

ブレイキング・バッドは終わったけど、ソウル・グッドマンのスピンオフ「ベターコールソウル(仮題)」がアメリカでは2015年ぐらいから始まる予定です。huluで日本語字幕で観られるのは2016年あたりでしょうか。ウォルターもちらっと登場してくれたら嬉しい。

参考:Better Call Saul – AMC

ちなみに、ソウルのサイトがけっこう面白いです。サイトを開いた直後にソウルが出てきてべちゃくちゃ喋り始めます。あの名台詞「Better call saul!(ソウルに電話しよう!)」も聴けます。

参考:DUI? Dealing Drugs? Better Call Saul!

ブレイキング・バッドみたいな世界観のゲームが出たら絶対に買うのになあ。メスを作って縄張りを広げていくゲーム。配給組織や麻薬カルテルと組むこともできるが、裏切られることもあるし、裏切れる。DEAや敵対勢力に麻薬帝国を滅亡させられたら負け。アメリカ全土のシェアを独り占めできたら勝利。みたいな。

追記:ブレイキング・バッドみたいなゲームがSteamでプレイできます。
麻薬工場経営ゲーム”Basement”レビュー。麻薬王になってみませんか

ブレイキング・バッドメンバーのウォルター、ジェシー、ジュニア、マリーがボーリングしてます。

BREAKING BAD: Bryan Cranston & Aaron Paul Take on Nerdist – All Star Celebrity Bowling – YouTube

こういうのを見ると、良い雰囲気でみんな仲良く撮影してたんだろうなーって思う。なんというか、ホッとする。

ちなみに、シーズン5の最終回のラストで流れた曲はバッドフィンガー(Badfinger)の「Baby Blue」です。

ああ。「ソウルに電話しよう!」と聴けるようになる日が待ち遠しい。

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追記:Netflix(ネットフリックス)でついにベター・コール・ソウルが観られるようになりました!
あくび出た。Netflixでベターコールソールを観た感想(ネタバレ無し)