iPadのデータが消えた。なぜデータが消えたのか、なぜ消えなかったデータもあったのか、その過程を書きました。
目次でサクッと理解
問題はちょっとした好奇心で起きた
iPadやiPhoneを、PCやMacと同期することは日常的にある。いつものようにiPadとiTunesを同期した。
iTunesにはアプリが25GB以上あって、iPadも同様にありました。ここで寄り道し、デバイスからiPadを選んでAppのところまで移動し「App を同期」のチェックを外しました。すると、
「iPad”iPadの名前”に対してAppが同期されなくなりました。iPadにインストールされている既存のAppを残しますか、それとも削除しますか?」
と出たので、 「Appを残す」を選びました。これでiPadにインストールされているAppはiPadに残るはず。そう思ったんです。
このとき好奇心で、「同期を途中でキャンセルしたらどうなるだろう?」と思い、同期をキャンセルしてみました。
iPadを確認してみると、100以上あったアプリがなぜか消えていました。この時はまだ、何の危機感も持っていませんでした。ちなみに、少しハマっていたけど飽きつつあったゲーム「ゾンビカフェ」のアプリは消えていませんでした。
「その他」がiPadの大半を占めていた
その後、iPadとiTunesをつなげ、「App を同期」にチェックを入れて元の状態に戻しました。アプリがほとんど消えてしまっていたので、iTunesからiPadへデータを転送するのに時間がかかるだろうと思っていました。しかし、同期はおどろくほどはやく終了しました。
このとき印象的だったのは、iPadの容量の緑色の「App」が極端に少なく、黄色の「その他」が容量の大半を占めていたことです。恐らく、「その他」のデータは途中でキャンセルされた「App」のデータだったのでしょう。
セーブデータが消えた
なにごともなく同期が終わり、iPadが元の状態に戻ったのか確認してみると、アプリは元に戻っていたのですが、アプリの位置が全て変わっていました。
ゾンビカフェを起動してみると、いつも通りゾンビたちは働いていました。しかし、「League of Evil」や「Dead Space」を確認してみると、なんとセーブデータが消えていたのです!
League of Evilにはけっこうハマっていて、ステージもけっこう進んでいたのでショックは大きかった。ただ、セーブデータが消えていなかったゲームもありました。
なぜか無事だったセーブデータ
「Infinity Blade 2」と「Pocket Planes」のセーブデータは消えていませんでした。この二つのアプリだけはiCloudでセーブデータが保存されていました。セーブデータはiCloudとiPadの間で同期されていたようです。
「ゾンビカフェ」はアプリがほとんど消えた時点でiPadに残っていました。ゾンビカフェが消える前に同期をキャンセルしたらしく、そのおかげでセーブデータが消えることはなかったのでしょう。
セーブデータ以外のデータも消えていた
消えたのはゲームアプリのデータだけではなく、普通のアプリのデータも消えていました。「Facebook」アプリのログイン記録や、アプリの通知設定はほとんど初期化されていました。
教訓その1「同期中にキャンセルするな」
iCloudで保存していたデータ、偶然消されなかったアプリのデータは無事でした。
アプリを消せばセーブデータも消えるということは前から知っていた。しかし、同期をキャンセルしたらセーブデータが消えるということは知らなかった。
教訓その2「バックアップを取ろう」
何か実験的なことをする前にバックアップを取るべきでした。以下の方法でセーブデータをバックアップすることができるみたいです。
iPhoneにセーブデータを残したままゲームアプリを削除する方法|R14
iPhoneのアプリ設定やセーブデータをバックアップ・復元する方法 – 仮
とにかく、ゾンビカフェのセーブデータが消えていなくてよかった…。